著者
作画:斎夏生 先生
脚本:後藤みどり 先生

1~3巻で起きていた事件とその
繋がりを、4巻で改めて狡噛さんが
ギノさんに説明しておりました。
まあそんでも1巻からちゃんと
読まないといろいろわからない
所はあるけれど…私の説明よりは
かなりわかりやすい説明でした←
その途中なんですが、和久さん
すごい踏み込むな~まるで成長
し始めてからの朱ちゃん(アニメ
:1期 or 漫画:監視官常守朱参照)
みたいだなとか思って見ていたが、
確実に似ている点はあったようだ。
朱ちゃんも、おもしろいくらい
いつも色相がクリアな子です。
そして、ギノさんのこの心配性。
ある事柄から色相に関してはきっと
人一倍敏感になってしまった彼。
同期の狡噛さんが色相を濁らせて
潜在犯になってしまったら…と
心配で仕方がなかったのだろう。
これから何年か後を思うといろいろ
悲しい…でも更にその何年か先を
思うと逆に晴れ晴れした気分になる←
この時点では…いろいろ複雑ですわ。

これまでの操作内容を明かすと、
ギノさんからもあかい花事件に
関係するかもしれない情報を得る。
赤い花に関する掲示板の書き込みは
シビュラシステム導入前まで遡れば
かなりの量の書き込みがあった。
その中で、赤という色への固執が
動機となって事件が発生していた。
196件のうち16件に『納然 桐花
(のうぜん きりか = 芸名)』と
言う人物が関与していたという。
本物にこだわった磯城の部屋で、
赤いはずの花が白く描かれた
ホロがあったことに狡噛さんは
疑問を抱いていた。今回の一連の
事件と納然に何かしらの繋がりが
ある可能性は大きいかもしれない。

「特区の地下だけではそれを
賄えるだけの米は作れません。」
「持ち込む必要はない。
都内(ここ)で作るんだ。」
狡噛さんの発言から、調べてみれば
都内でも地下に施設を設ければ
消費されているクリアパスタの量を
生産できるだけの米を作れる施設を
つくることは可能なことだと分かる。
船での搬入経路だと思われる地下水路
と米の育成現場を押さえることになり、
特区内の再調査も必要ということで
1係2係との合同捜査が始まるが…
「人工臓器の責任者である東金博士
と特区内にいる鴇峰は同一人物です。」
和久監視官の言葉です。
彼は一人で、きっと今一番
危険と思われる人物の所へ
行こうとしているんだろう。
「怪物と戦う者はその過程で自分
自身も怪物になる事のないように
気をつけなくてはならない。」
「深淵を覗く時、深淵も
またこちらを覗いている。」
犯人が何を考え何をしようと
しているか考えるということは
自分も犯人(潜在犯)になり得る
行動だ…ということだろうか。
今から深淵を覗きに行こうという
和久さんは、征陸さんに自分に
ドミネーターを向けるよう言う。
「犯罪係数・24、
刑事課登録監視官。」
あまりにクリアな色相だった。
前に、少し朱ちゃんの話をした
と思いますが…ほんと似てるわ。
だから信じたいですね。
とても危ない橋だけれど、
和久さんは色相を濁らせる
ことも負傷することもなく
無事帰ってきてくれると。
彼はドミネーターではなくてナイフを
武器として持っていくようですね。
…彼のナイフ、めっさ強いですよ。
ナイフなくてもかなり強いだろうが。
無事を祈ろう。でも、どうにも
嫌な予感ばかりがよぎって辛い。
朱ちゃんに似ているとは言ったが、
比べて和久さんは人に頼らなすぎる。
だからそれが、不安で仕方がない。

「狡噛君、君の勘は当たったよう
ですよ。彼女はここにいる。」
東金博士(鴇峰)の元を訪れた
和久さん。そこにはホロではない
紙の本がたくさん存在していた。
そこから不自然に消された『赤』
不自然なのに、全てがそれを
当たり前に受け入れている様子。
特区内に、確実にいるのだろう。
そして今から会うのは彼の本当の
父親ってことで合ってるだろうか。
和久家に養子に出される前の、
本当の肉親ということだ。
和久さん…いろいろ心配です。

水路の先にショッピングモール。
その先には精米機のあるスペース。
その先の先にあった更に地下空間。
そこでは米が育成されており、
登志 実(とし みのる)博士がいた。
・ハイパーオーツの疫病対策である
ウカノミタマウイルスの開発責任者
である管巻 宣明(くだま のりあき)
博士の恩師にあたる存在
・研究分野は米
「管巻はよくやった自慢の弟子だ。
だが…ハイパーオーツを食べねば色相
が濁る…食べ物で善悪を決めるような
風潮の広がりは受け入れ難かった。」
米のせいではない。色相を
濁らせるのはこの食物システム
であり、個人の思い込みである。
「私達はただ、あの子達が苦しま
ないよう一つでもいい、シビュラ
の提示した以外の選択肢がある
事を知って欲しかったのだ…。」
そんなふうに話す登志博士には、
悪意なんてものきっとなかったろう。
ただ、それらのシステムによって
苦しんでいる者たちを救いたい。
それだけのことだったんだろう。

何やら…クリアパスタに関しても
人工臓器の使い回しに関しても、彼ら
ご老人達のしてきたことを結果的に
若者たちが悪用する形になってる。
悪用するつもりなんてきっと誰も
なかったのかもしれない。それが
いいことだと思ってしてきたろう。
でもそれでは上手く行かないことも
たくさんあって、失敗して、後戻り
出来ない所まで来てしまって…もう
先駆者達は手を貸すしかなかった。
止めてももう手遅れになって
しまっていたなら、彼らの希望に
乗ってみるのもいいんじゃないかと。
それらの話を全て終えた時、登志
博士は何者かからの銃撃を受けた。

登志博士の治療は急を要する。
だが、ホロを消したその空間には
一連の情報が管理されているPC
が出てきた。その情報を抜き取る
ため、その補佐のために花表と
昏田はその場に残ると言い出した。
この場にいるのは監視官は狡噛さん
1人。他は執行官の征陸さん、天利、
そして花表と昏田の4人だけだった。
執行官はあくまで監視官に監視、
管理されることで動ける存在で、
執行官だけでの単独行動は違反。
そんな規則がある世の中なのだ。
「最善を尽くさずに事件の解決は
ない。昏田、花表、頼んだぞ。」
狡噛さんは彼らを信じて別
行動を取ることを選んだ。
規則違反。それでも、本当に
大切なことを守るためには
今最善の選択だろうと思う。
狡噛さん、この頃は特にいろいろ
不器用なんだよなって思う。
見てて何だか心配になるもの。
これ以上悪いことがないと
いい・・・みんな、頑張れ!!
~ひとこと~
和久さんの方も、狡噛さんsideも
いろいろやばいとこに首突っ込んでる
感じがひしひしと…続きが気になる
ところですが、今現在手元にある
のはここまでなんです…5巻発売は
まだ大分先のことになるでしょう。
あー続き気になりますね(汗)
今後もよろしくお願いします!!