著:三好輝 先生

槙島を追って向かった
ノナタワーでのお話です。
縢1人だし、相手は4人。
外部との連絡が取れない状況
になった空間に入った縢と
槙島についているチェ・グソン
のやりとりのシーンです。
縢は過去に色々あったろう。
そこら中にいる健康な市民サマ
なんてどうだってよくても、
こういう気持ちはちゃんとある。
だから、執行官になれたんじゃ
ないかなー?なんて思った。

この選択は正しかったのか否か。
けど、朱ちゃんはこうある
べき人なんだろうなとは思う。
でもこのままじゃこの
世は救えない。一体、
何が正しい? 何が正義?
ほんと、わかんなくなるね。

「……やってらんねーよ、クソが」
やっと辿り着いた最下層で
縢が見たシビュラの招待とは?
そして縢は・・・すみません
上手く言葉になりません。
私大泣きしてしまいまして、
嘘だろって、信じたくない
光景でした・・・。ぜひ、
自分で見ていただきたい。
縢の最後を――。

世間では”僕ら”のことを
“シビュラシステム”と呼んでいる
今までシビュラシステムとして
人々に絶対を信じさせ、都市を
守っているように思えたものは、
所詮は人の脳の集合体だった。
過去にあった、例の佐々山の
事件で出てきていた藤間幸三郎
がこんな形で出てくるとはね。
いやー、勘弁して下さい…。

ほんと、刑事でいて欲しかった。
朱ちゃんにはこのあと
狡噛さんがどんな行動に
出るか予想できたのかもね。
狡噛さんは自分が犯罪者に
なってでも槙島を
殺すことを選ぶだろう。
刑事でいてほしい。
ほんと、刑事でいられる
世界なら良かったのに。

これによって、疾走されたと
言われている縢の件、故障した
縢のドミネーターが見つかった
ことの理由に、禾生局長が深く
関わっているのは予想がつく話。
このままだったらギノさんは
狡噛さんを殺すところだった。
朱ちゃんが冷静な判断をして
パラライザーモードで打った
ことで、この場は収まった。
ほんと、刑事課は朱ちゃんに
支えられてるなって思う。
~ひとこと~
狡噛さんは、朱ちゃんに手紙
だけ残して、ヘルメットを
被り公安局から出て行った。
槙島を殺すためだけに。
どうなるのか…不安しか無い。
次に会ったら、朱ちゃんは
狡噛さんを裁かなければ
いけない立場になったのだ。
ほんと、どうなってしまうのか。
次巻、最終巻です。