著:タアモ 先生

大樹の告白で、どうして
いいかわからずに実家に
逃げ帰った真魚だけれど、
逃げてちゃダメだと思い
中村家に戻る途中の神社。
偶然にも陽菜を発見した。
中村家に来る気はないという
陽菜だけれど、別に兄たちが
嫌いとかそういうのではない。
基も大樹も大好きだっていう。
そしてきっと真魚のことも
好きだろうなって思う。
何かしら、理由があるんだろう。
この時は、陽菜を連れて行く
ことは出来なかったけれど、
きっと帰るのが嫌なわけでは
ないんだろうなって感じた。
何か抱えてるものがあるなら、
解決できたらいいなって思う。

基が好き。
でも、大樹のことだって
すごく大事な存在で…。
一生懸命考えて出した
応えに、大樹も真魚も
見守っていこうって
決心したんだろうな。
「基兄の所へ帰ろう。」
切ないな。ほんと。
いつか幸せになれたら‥
そして、家族としてでも
いつまでも大切な存在で
入られたらいいとも思った。

ラジカルさんが、またもや
居酒屋に絡み酒しに来ました。
最初はうわっ、めんどくさって
顔してた大樹だったけれど、
大人だよな…大樹ってほんと。
絶対モテるのにね、大樹。
本当に好きな人に振り向いて
もらえないと、意味ないよね。
ラジカルさんは、大樹の言葉で
少しは変われるんだろうか…?

クリスマスに、陽菜から
電話が来た。そして、
基には嬉しすぎる言葉。
家族旅行の行き先を仙台に
したら、陽菜が来てくれる。
基には何より嬉しい
クリスマスプレゼント
だったかもしれないね。
『もう少し、もう
少しで全部揃う』
少しずつだけど、
いい方に変化してる。

「寂しいぞコロッケ。」
大樹はバイト、真魚は実家。
1人寂しいクリスマスだと
嘆く基のもとに…大急ぎで
帰ってきた真魚と大樹。
大樹は真魚が帰ってきたことで
気を遣って立ち去ろうとするけど、
出ていった大樹は後々迎えに
来た基と真魚と一緒に帰った。
家族で過ごすクリスマス。
基にとっても真魚にとっても
とても幸せな時間だったろう。
温かい家族、いいな、すごく。

この2人を見ていたら、
2人がいつか恋人になれたら
恋人で、親子で、兄妹で…
みたいになるのかなって思った。
それくらい強い絆を感じた。
真魚は本宮家の子だけれど、
中村家のみんなにとっても
大事な家族なんだものね。
~ひとこと~
恋愛のお話を除いても、
たいようのいえはとっても
温かくて優しいお話だ。
これからまたいろんなことが
変化していくと思う。きっと
いい方向に…簡単じゃないこと
だってたくさんあるけど、でも
きっと上手くいくんじゃないかな。
完結まであと3巻。お付き合い
いただけたら嬉しいです。