たいようのいえ 第10巻

著:タアモ 先生

たいようのいえ10-1

大樹の告白で、どうして
いいかわからずに実家に
逃げ帰った真魚だけれど、
逃げてちゃダメだと思い
中村家に戻る途中の神社。
偶然にも陽菜を発見した。

中村家に来る気はないという
陽菜だけれど、別に兄たちが
嫌いとかそういうのではない。

基も大樹も大好きだっていう。
そしてきっと真魚のことも
好きだろうなって思う。

何かしら、理由があるんだろう。
この時は、陽菜を連れて行く
ことは出来なかったけれど、
きっと帰るのが嫌なわけでは
ないんだろうなって感じた。

何か抱えてるものがあるなら、
解決できたらいいなって思う。

たいようのいえ10-2

基が好き。
でも、大樹のことだって
すごく大事な存在で…。

一生懸命考えて出した
応えに、大樹も真魚も
見守っていこうって
決心したんだろうな。

「基兄の所へ帰ろう。」

切ないな。ほんと。
いつか幸せになれたら‥
そして、家族としてでも
いつまでも大切な存在で
入られたらいいとも思った。

たいようのいえ10-3

ラジカルさんが、またもや
居酒屋に絡み酒しに来ました。
最初はうわっ、めんどくさって
顔してた大樹だったけれど、
大人だよな…大樹ってほんと。

絶対モテるのにね、大樹。
本当に好きな人に振り向いて
もらえないと、意味ないよね。

ラジカルさんは、大樹の言葉で
少しは変われるんだろうか…?

たいようのいえ10-4

クリスマスに、陽菜から
電話が来た。そして、
基には嬉しすぎる言葉。
家族旅行の行き先を仙台に
したら、陽菜が来てくれる。

基には何より嬉しい
クリスマスプレゼント
だったかもしれないね。

『もう少し、もう
少しで全部揃う』

少しずつだけど、
いい方に変化してる。

たいようのいえ10-5

「寂しいぞコロッケ。」

大樹はバイト、真魚は実家。
1人寂しいクリスマスだと
嘆く基のもとに…大急ぎで
帰ってきた真魚と大樹。

大樹は真魚が帰ってきたことで
気を遣って立ち去ろうとするけど、
出ていった大樹は後々迎えに
来た基と真魚と一緒に帰った。

家族で過ごすクリスマス。
基にとっても真魚にとっても
とても幸せな時間だったろう。

温かい家族、いいな、すごく。

たいようのいえ10-6

この2人を見ていたら、
2人がいつか恋人になれたら
恋人で、親子で、兄妹で…
みたいになるのかなって思った。

それくらい強い絆を感じた。
真魚は本宮家の子だけれど、
中村家のみんなにとっても
大事な家族なんだものね。

~ひとこと~

恋愛のお話を除いても、
たいようのいえはとっても
温かくて優しいお話だ。

これからまたいろんなことが
変化していくと思う。きっと
いい方向に…簡単じゃないこと
だってたくさんあるけど、でも
きっと上手くいくんじゃないかな。

完結まであと3巻。お付き合い
いただけたら嬉しいです。