著:タアモ 先生

基にキスされて、これは
基の気持ちを期待しても
いいのか!??それとも好きじゃ
なくてもしたくなるものなのか?
なんて大混乱した後の真魚…
なんかとっても大樹が不憫。
大樹へのこの質問は、何の
答えにもなってないよね。
真魚のことすきなんだからw
結局、基の気持ちがわからない
まま、今はそれどころでは
なかった、陽菜のこととか、
自分の家族のこととか、
もっと考えなきゃ…って。
頭を切り替えてしまった。
…なんだかんだ気まずくなっても
次の日には元通りになってそうw
…案の定、キスのことを
問い詰めようとした所に
殺気とともに大樹が現れ
曖昧なまま登校するはめに。
…いろいろ大丈夫かしら。

「そんなの一つしか
理由はないだろバカ。」
大樹はバイトで、帰ってきた
基の2人になった真魚は、
キスのことを問い詰める。
こんなふうに言われたら、
待つしかないよな…。
ああもう、ほんと大樹不憫。

真っ赤に泣き腫らした目をして
職場に来たラジカルさんを見て
当然のごとくみんな心配した。
その帰り、大樹のバイト先の
居酒屋に行って酔った彼女は
ひどく絡み酒で…バイトの後に
少し話をしてから別れた2人。
ラジカルさんも大樹も、今
抱えてる思いに大差ないんだ。
思いを告げたか告げてないか。
ましてや、ずっと見せつけ
られてる状況の大樹は、
余計につらいと思うけど。
漫画だって現実だって、
叶う恋があれば敗れる恋
だってあるわけで、影で
泣いてる人だっている。
そういう方の思い、タアモ先生の
作品はよく伝わってくるなと思う。
ラジカルさんみたいに泣き叫べば
いいけれど、大樹みたいに心の
中に押しこんでる人を見ると、
なんだかこっちが泣きたくなる。

「真魚って俺のこと
どう思ってるわけ?」
勢い余ってそんなことを聞いた
大樹に、返ってきた応えは
思いもよらないものだった。
「家族。」
真魚の中では家族が1番で
次に基、じゃあ俺は…?って
思ってしまっての発言だった。
だから、嬉しいけど複雑
だったろうなって思う。
真魚にとって大樹は今、
異性としては範囲外って
ことだよね、家族ってのは。
…すごく複雑だわ。
基より上なのに基より下w

真魚を好きな織田くんを
好きなちーちゃんと、基を
好きな真魚を好きな大樹。
似たような境遇からか、
お互いの話をすることも
あった2人。ちーちゃんが
相談して、ちーちゃんが
アドバイスしてって
感じで大樹は受け身だけど。
そんな感じで一緒にいる
2人を見ている織田くん。
なんかすっごい気にしてる?
それに気付いたんだろうな大樹。
「いつまで余裕でいる
つもり?とっちゃうよ。」
あえてそういうことを言って、
大樹ほんといい性格してるわw
そんなこんなもあってだろう。
織田くんがようやく素直に。
次の日、付き合うことに
なったという報告を
ちーちゃんから聞くことに。
ほんと、良かったなぁ!!!
大樹いい性格すぎて好きw
大樹って基本優しいよな~。

「私大樹が自分のこと好き
だったらどうしようって
勘違いしてたみたいだ。」
「勘違いじゃないよ。好き
だよ。いつもみたいに冗談
なんて言って流さないから。」
修旅の頃から、いつも冗談
なんてごまかしていたけれど
それでも様子がおかしい大樹。
その理由をようやく知ることに
なった真魚、つらいだろうな。
今までしてきたこととかも、
申し訳ないとか思うのかも。
今まで表立ってこういうことを
伝えたりしなかった大樹が、
こんなふうに伝えようと思う
きっかけはちーちゃんだった。
明らかに真魚は困ってるけど、
ほんと…どうしたことか。
~ひとこと~
え~一先ず、ちーちゃんと
織田くんはおめでとぉおお!!
大樹は、基は…
近々家族旅行したいね
って話になっております。
中村家と本宮家のみんなで。
本宮家の方は、真魚が頑張って
義母と義妹の言葉もあって
一緒に行ける話になった。
あとは…陽菜なんだけれど…
みんなで旅行ができたら、
大きなきっかけになる。
いろいろ複雑な思いがある。
さあ、どうなるんだろう。