著:タアモ 先生

陽菜は、家に馴染めていない
様子だった。その上、基達の
所に戻る気はないっていう。
一人暮らしをするって。
何を思ってるのか、何を
抱えてるのかわからない。
陽菜はどんな子なんだろ。
昔はとっても明るくて可愛い
女の子のイメージだった。
いろいろあっただろうし、
変わってしまうのは分かる。
でも、ほんと何を抱えてる?
時間かかっても仕方ない。
ちゃんと1人じゃない居場所を
作ってあげられたらと思う。

旅行中は、結局いろいろと
タイミングが合わずに離せず
終いで終わってしまったけれど、
後になってメールが来る。
…隠してること何も話さず
気持ちだけメールで…
いや~それはどうなんだよ。
いやぁ…なんかすごく嫌だ。

陽菜のことを聞いて、自分なら
何かできるかもしれないと考えた
真魚は陽菜にメールしてみることに。
基のために、中村家のために、
陽菜の居場所を返してあげなきゃ
なんて複雑な思いもきっとある。
それでもこうやって行動できる
真魚はすごいなってほんと思う。
真魚の思いが陽菜に届くといいな。

修旅の自由行動で、ちーちゃんが
勇気を出して2人での行動を提案。
それに乗ってくれた織田くん。
喧嘩ばかりだったけれど、それでも
そうやって関わってこられた今までの
関係が終わってしまうのを怖がって
どうしたらいいのかわからなくなってた
ちーちゃんだけど、織田くんの中でも
大切な存在だって思われていたことに
ここになって気が付く。付き合うとか、
そういうのではないかもしれない。
でも、友達としてでも大切に思って
貰えるのってやっぱすごい嬉しいよね。
彼らにこの先進展はあるのかないのか。
わからないけれど一先ずは良かった。

「ごめんなさい。でも
大事な人がいます。」
ラジカルさんからのメールの
告白から、話す時間を作りたい
と思うのに避けられてしまう基。
なんとか時間を作ってもらって、
やっとのことで答えを出した。
今の状況になってもなお、
かっこつけで何も出来なく
なっている基だけど、心は
完璧に決まっているんだよね。

ラジカルさんに返事をして、
真魚達も修旅から帰ってきて。
いろいろとぶっ飛んだか基。
ちょ、さすがに焦ったよw
きっと基もやらかしたとか
思ったんだろうな~って。
「…寝る!ごめん!」
やった後にやべってなって、
謝って逃げたんだろうと‥
これってね…あわわわわ!!!!
~ひとこと~
修旅中、ラジカルさんと
基が付き合うことになったら…
なんて不安になって、でも
本当にそうなったら応援
したいなんて話す真魚に、
大樹はある提案をする。
「真魚、俺と本当に
付き合うって選択は?」
結局真魚のよくわからない
反応に冗談だよなんて言って
ごまかしておわったんだけど。
真魚にその真意は全く
伝わっていなかった様子。
心配で出た言葉じゃないもの。
どちらかって言えば俺を
選べばいいのにみたいなのが
あったんじゃないかと思うけど。
真魚は、心配でそんな風に
言わせてしまうくらいに
自分が落ち込んで見えたんだ
って勘違いをしていたので…
大樹の思いは、ほんと届かないな。
それに比べ基の大暴走~!!!
…びっくりしたよwほんとにw
いろいろ中途半端なままで、
これからどうなるんだろうか。