著:嶋木あこ 先生

いろいろありましたが、初日の
惨事はまるでなかったかのように
落日まで毎日公表を得ることに。
まあ、しっかり頭にたんこぶ
作ってたけど、2人ともねww
そしてヒロキの気持ちを再確認
した河村だった。ついでにヒロキ
の言葉にまだキュンとしたww
その場を立ち去ったヒロキは、
恋心と決別するかのように幼き頃
のあやめとの写真を切り捨てた。
その後、ヒロキへのキュンが
止まらなくて自分はおかしく
なってしまったのかと大急ぎで
学校…あやめのもとへ走る。
抱きしめようとして、理性が
働いて止まったが先手を取られ
ビンタを食らうがそれすらも…
(やっぱりあやめが一番だぜ)
正気を取り戻したきもするが、
いつの間にかドMに目覚めているw

あやめに意識してもらいたいと
いろいろ行動に出てみるも、
全くもって相手にされない河村。
そんな時、女ゴコロが知りたいか?
そう言ってある演目を勧めて
きた河村の父親。「野崎村」
のお光という女形。それを
演じて女ゴコロを学べという父。
先代(河村の祖父)が以前これを演じ、
女以上に女ゴコロを理解したような
素晴らしい演技をしていたのだという。
先代の頃からのご贔屓さんからの
小向井さんからのお願いで、今回
の配役が回ってきたらしかった。
「死ぬ前に、もう一度木嶋屋
のお光を見たくてさ…。」
彼女の話を聞いて、自分もそう
思わせるような舞台を作ると
決意した河村だった。ほんと、
こいつも歌舞伎大好きだよなw
そんな頃、河村の父親は病院にいた。
ずっと、胃が痛むと言っていたんだ。
…もしかしたら、病気なのか?
治らない病気じゃないといいけど、
こういう流れの話は大体ガンとか
そういうのな気がしてならない。

優奈とヒロキの婚約が正式に
決まり、会うのはやめたいと
梢六の所に伝えに来たようだ。
梢六は、実は本当に優奈のことが
好きなんだろうなって感じだね。
ヒロキが本当に優奈を好きで
婚約するわけではないだろうと
優奈自身きっとわかっている。
それでもいい。一緒にいたいと
話す優奈に梢六の口から出た言葉は
きっと優奈には予想外だったろうが、
ごまかしてるけどきっと本当の気持ち
なんじゃないかなって…彼の表情が
それを語っているようにすら思える。
なんか…いろいろ不憫だな。

この日はあまりにひどい河村の
お光にドS指導をしてきた帰りw
梢六と優奈の一件の日なのかな。
遅い時間に帰ったのにまだ部屋の
明かりがついていることを知り、
優奈の部屋に入ってくると…優奈
の首元にあざ?あれはキスマーク。
優奈は気付いてないようだけど、
これは梢六がつけたものだろう。
それを見て倉庫に閉じ込められた
時の犯人が彼女だと感じてること、
でも独断は考えられない…誰かが
裏で手を引いていた…?そんなことを
考えた結果出てきた言葉がこれだ。
優奈にとっては安心できる
言葉だったろうと思う。
梢六の言葉を思い出して
ぼ~っとしていたしね。
いい意味でも悪い意味でも。

でも…優奈にとっては良くても、
ヒロキが少しずつ壊れてくんじゃ
ないかななんて思えて少し怖い。
まずこの表情が怖い…悪人面!!←
そんなことないならいいんだけど、
なんかもう…自分を縛って前に進む
ためにいろいろ無理してるような
気がしてならない…この2人は何か
一緒にいちゃダメになる気がする。

舞台当日になってもいまだ
お光の演技が定まらない河村。
そこに結果的に答えを見つける
手助けをした春彦とあやめ。
あやめのヒロキへの思いや行動が
お光ととても似ていると気付く。
…これでどんなお光が出来るのか。
河村に招待されていい席を用意する
と言われたので服装もいいものをと
頑張ったあやめだったけど、その
お金もいろいろあってなくなって
しまい、春彦にここまで連れて
こられても帰ろうとするあやめを
強引に舞台袖まで連れて行く河村。
ほんと、たまに急にかっこいいよなw
どんな舞台になったかはまた次巻かな。
…早く読みたいわw
~ひとこと~
5巻でした。
舞台稽古でのお話もいろいろ
あったんですが、まあほんと
初期のひどい状況からよくぞ
頑張ったなと思いますよw
共演者にもなんだか軽んじた
発言を受けたりもしてね。
ついに本番…成功を祈りたい。