ぴんとこな 第4巻

著:嶋木あこ 先生

ぴんとこな4-1

あやめを好きなままで、
歌舞伎役者として這い上がる
ためだけに優奈を利用してる
ようにしか見えない状況。

(僕は…どんどんズルくなる…)

きっと彼自身その自覚はある。
優奈の好意を利用している。

ほんと…ごたついてて胃が痛い←

ぴんとこな4-2

あやめに接触してきた優奈は、
ヒロくんとの関係性を明かそう
としていたように思えた。

でも、優奈のことを友達だと言って
あの時だけではなくまた金をタカり
に来た奴らから優奈を守った。

その結果、勉強教えてくれない?
なーんてその場は終わったわけ
だが…そしてこの状態に至る。

優奈も思っていた程の悪女では
なくて少し安心しております。

いざ優奈が本当のことを話した
としても、あやめは決して優奈を
責めることはしない気がしてる。

悲しむだろうけど…あやめに対して
それをぶつけることはないだろうな。
ほんと、自分を犠牲にしてでもすごく
優しい女の子だなって思うから。

ぴんとこな4-3

河村のあの一見から、少なからず
心が揺れている様子のあやめ。

それでも、あやめにとってヒロくんは
ずっと特別で、きっとこの先も特別な
ことに変わりはないのかもしれない。

好きっていう気持ちもきっとあるけど、
それ以前に責任のようなものなのかな。

これを聞いた優奈は、あやめに
何も言うことができなかった。

ぴんとこな4-4

今回のことには裏で手回ししている
存在がいたことが少し後に明らかに。

名前は梢六という名の歌舞伎役者。
少し前に、偶然電車で会ったと河村
が話していた男。(画像右上の人。)

河村を…もしくはヒロキを潰しに
かかる準備をしているように
思えてならないんだけど…彼は
一体何をしようとしてるのか。

嫌だわ…。

それとはまた別のお話。
ヒロくんは稽古を終えると
大急ぎてあやめのもとへ。

そして…

ヒロくんのやり方は正直
納得いかない点が多すぎる。

ずるい…んだよねすごく。
確かに生まれた時からいろいろ
有利な河村に対抗しようとする
ならこれくらいのずるさを覚え
ないと無理なのかもとは思うけど。

それでも、彼のずるさは優奈を、
あやめを、そして何より自分を
苦しめるだけな気がするから。

ぴんとこな4-5

相も変わらず頻繁にあやめと会う
時間を作っているらしいヒロくん。
そして、あやめと一緒にいたかった
けどいられなかった時間…一緒に
大人になっていきたかったけど
自分だけ大人になってしまったこと。
あやめは…本当にあの頃のままだった。

悔しくて、辛くて‥それでも誰
よりあやめのことが愛おしくて…。

きっとそう簡単にはいかない。
轟屋の期待の星…簡単にそこを
抜けられるなんてことはない。

それに、梢六の存在もある…彼は
優奈に何をさせようとしてくるか
わからない危険人物な気がする。

…最後に決めるのはあやめだ。
きっと今少なからずあやめも
迷って混乱していると思う。

このゴタゴタが解決するには
まだ随分時間がかかりそうだ。

ぴんとこな4-6

ヒロくん、少し舞い上がってたんだ。
そして周りが見えていなかったんだ。

優奈からの連絡で、梢六が動いた。
偶然を装ってあやめに接触して、

師匠の娘とのあれこれを話した。
最初は信じられない風のあやめ
だったけど…結局は信じざるを
得ない何かを言われたんだろうか。

…今に至ります。
まあ…自業自得なんだけどね。
ちょっとだけ可哀想だったかな。

ほんとに、あやめのためだけを
思ってしてきたことだったから。

あ、いや、最初はそうだった。
途中からはまあ…それだけでは
なくなっていたのかもしれない。

気持ちの揺れがあるままで
行動まで揺れているとこう
痛い目みるよって話だな。

ここはまあ…どうなるかわからない
けど、あやめはまだその娘さんが
優奈だということを知らないから、
それを知った時が余計に不安だ。

とうの優奈…彼女に媚を売って
いい役を貰おうって魂胆で
言うことを聞いてるらしい梢六。

こいつも妙なことをいい出した。
彼は優奈に取り入るために言う
ことを聞いているけど、ヒロキの
ことはすごく嫌いな様子だった。

「お嬢さんがほしいな。今日の
コト言いつけたら、嫌われちゃう
かもしれないですね?一弥さんに…。」

とんでもなく厄介な男を
頼ってしまったらしい優奈。

あーおっかな。
いろいろ怖い。

ぴんとこな4-7

優奈に話をできないまま、あやめ
には突き放され、貰った大きな役も
実は自分の実力ではなく優奈との
婚約を条件としての話だったと知る。

せっかく頂いた役、しっかり演じ
ないと…そう思うも、もうヒロキの
メンタルはボロボロだったらしい。

公演中に涙を流し…あの公演は
失敗に終わってしまったのかな?
まあ、成功はしないだろうな。

もろもろの噂を聞いた河村。
あやめを心配して行ってみれば
後悔と悔しさで涙を流す。

「あの目、まるで歌舞伎に恋してる
みたいな、そんな彼から歌舞伎を
取り上げるなんてできない。私と
いたらヒロくんの望むような役は
出来ないんですよ。だから私…ひどい
言葉で突き放してしまいました。」

師匠の娘さんとのどうこうは
もちろんすごくつらかったろう。
でもそれよりもあやめにとっては、
これが本音だったのかもしれない。

あやめの涙を見てヒロキの家を
訪れた河村の目に映ったのは…

わーなんかもう、おっさんかw

やる気を全て喪失したかの
ようなヒロキの姿だった。

~ひとこと~

わわわわわ…これ、どーすんのw
ちょっと、最後笑っちゃったよw
そうか~生きる意味見失うと
ずっと頑張ってきた人はこうなる。
なるほど、よくわかったわ←

いろいろありましたね。
優奈の身がちょっと心配です。

あとあやめは…なんとかなる
気がしてる。あやめを何より
大事に思ってる河村がいるから。

ヒロくんも…きっと大丈夫と思う。
河村がいればヒロくんを引っ張り
上げるには十分すぎると思うから。

まあ…何にせよ時間はかかるねw
さ~まずこの腑抜けどうしようかw

4巻は最後に「うたからの未来」
という短編が描かれています。
なんというか…怖かったわ~w
ホラーじゃありませんよ。でも
なんつーか恐ろしかったですw

では5巻で!!