著:水野美波 先生
虹色デイズ‥かなり久々の更新となり
ますが本編完結した記事の時、不定期
連載で『虹色日和』と軽く紹介していた
ものが16巻として発売されていることを
私最近知りましてやっと更新します(遅)
こちらで本当に最終巻となります。
ではでは、どうぞお付き合い下さい。

そういえば千葉ちゃんとたいぞー
付き合い出したって話の詳細が
なかったなと思ってたんですけど
ついにここで描かれておりました。
「いつからかはわかんねーけどずっと
スタイルいーなとは思ってたかなー。」
そんなレベルで、きっとたいぞーは
千葉ちゃんのこと好きっていうより
一緒にいて安心する存在って感じが
大きいんじゃないかなって思います。
千葉ちゃんも似た感じかもしれない。
2人が形として付き合うことになった
きっかけは確かに成り行きだった。
偶然同じ塾になって仲良いから一緒に
来たり帰ったりご飯行ったり、それを
見た周囲がつきあってるのかと噂する。
否定しても否定しても噂はやまず、
いい加減そんな受け答えも面倒に
なってきてしまった千葉ちゃんは
一緒に行くのやめる?と言い出した。
でもたいぞーは少し考えてこう返す。
「逆にいっそ付き合うのもアリ
じゃね?そしたら不自然じゃねーし
堂々とできていいと思うけど。」
今の関係から変に関係が変化することは
きっとお互いに望まない部分だったろう。
そんな不安を打ち払うようにたいぞーは
「なんも変わんねーだろ。オレも
別に束縛するタイプじゃねーしお前が
いて欲しい時にいてやるだけだよ。」
それに千葉ちゃんも乗ったって感じ。
それにしても‥すっごい千葉ちゃん
って感じの返しだ、おっとこまえ 笑
こういう2人って、実はがっつり恋愛
してお互い大好きぃって感じよりも
平和に長続きする気がするのは私だけ?
すごくいい関係だなって少し憧れます。
2人とも、じじばばになってもお幸せに。
気が早いのは分かってるけど、なんか
それくらいになっても変わらない2人で
いてくれる気がして言いたくなった 笑

筧くんに好きな人がいる‥って話は
修学旅行の時モッチーが杏奈に告白
する勇気をくれた言葉として記憶に
残ってたけどここで触れてきました。
でも、結局最後の最後までその
相手は教えてくれなかったけど‥
やっぱりモッチーなんだと思う。
なんの進展もなければ進展を目指し
頑張ることもしてないという事実に
勇気をもらったのに‥とショックを
ウケたモッチーだったけど、頑なに
相手すら教えてくれないことにやや
怒り気味のモッチー‥言えんよね。
相手は言えないし進展を目指す気も
今はない‥でもこの話を誤魔化して
モッチーを怒らせたいわけでもない。
「好きだからって必ず上手くいくわけじゃ
ないし、オレはまだ夢見てたいんだよ
なァ。お前を信用してないとかってわけ
じゃないけど夢は1人で見るもんだろ。
そんな女々しい男なんだ、オレは。」
きっとこれが彼なりの答えだった。
納得はしてなさそうなモッチーだけど
いつか夢が叶ったら教えてと言ってた。
私は異性が好きだったし、周囲にも
異性と付き合ってる人、異性が好き
だという人ばかりだったからまりや
筧くん(仮)のように同性に恋する人
と実際関わったことはほとんどない。
でも案外、気付かなかっただけで
身近にいるものなのかもと思った。
自分の思いを口にすることはせず、
でもずっと大切に思い続けるのは
苦しいんじゃないかなって思う。
でもそれがその人の選んだ愛し方
なら‥きっとそれもありなんだろう。
周りが積極的に恋に立ち向かって、
結ばれたり失恋したりをたくさん
見てきても、自分は流されない。
それが筧くんの選んだ道だった。
いつか、少し遠い未来になっても
筧くんが好きな人と結ばれる日が
来たらいいと願ってみたいです。

卒業式の後、2人でデートする約束を
した希美と恵ちゃん。映画にドンキー
カラオケにプリにボーリング、随分と
デートを満喫した様子の2人だったけど、
19時‥あまり遅くなるのもまっつんが
心配するだろうと帰ろうとした恵ちゃん
に、希美はまだ帰りたくないと涙した。
困らせてしまうと分かっているのに、
涙は止まらずつい駄々をこねてしまう。
とっても楽しい時間だったからこそ
終わってしまうのが辛かったんだろう。
「でも、焦る必要ないんじゃない?」
「遊ぶ場所だっていっぱいあるのに
たった1日じゃ終わんないよ。」
恵ちゃんにとっても楽しい時間だった。
だからこそ、ゆっくり時間をかけて
いろんなことをしていけばいいよね。
ちょっと悪い顔をして‥恵ちゃん、
相変わらず表情変わる瞬間やばい 笑
この人の色気どっから出てるんだか‥
でもほんと、こんな表情見せても
随分優しいSっ気になったなと思う。
最初は自分に夢中な希美の様子を見てる
感じだったのに、今はもう恵ちゃんは
希美のことが可愛いからわざと意地悪
っぽい態度をとってる見たく感じる。
Sっけに怖さがなくて、変わったなと。
この先少しずつおっかなくなっていく
可能性はあるのかもしれないけど 笑
希美もこんな恵ちゃんに相変わらず
夢中のようだし‥ゆーっくり時間を
かけて調教されるんだろうな‥ 笑

まっつんとまりは付き合っている。
でもごく一般的な恋人同士のように
いちゃいちゃすることは中々なくて
まっつんはちょっと寂しいみたい。
でもまりだってまっつんのことを
嫌いなわけじゃないし、男嫌いの
わりにまっつんのことは結構好き。
普段はあまりそばに寄りたがらないけど
寂しくなれば素直な言葉を言ってくれる
こともあるし、まっつんにはこういう
とこが可愛くて嬉しくて仕方ないみたい。
なんやかんやまっつんとの時間を
大事にしてくれてるんだものね。
そしてそんなまりを見るまっつんの
目がすごく優しくて私は好きです ←
まりは何かに夢中になりすぎて自分を
失ってしまうのが怖いから、まっつん
に対しても一定の距離を保とうとする
‥てことなんだろうか、不安なのかな。
「楽しいよ。今はまり
ちゃんに夢中だし。」
「お前は変なとこで考えすぎる
からな。なんつーか我慢はして
欲しくないんだよ。その方がすげぇ
嬉しいし、ふたりで夢中になろうよ。」
まりにの不安を取り除いていくように
まっつんは優しい笑顔でそう伝える。
そんな表情に、言葉に、まりは
結局ほだされてしまうみたいだ。
不安でも、嫌ではないんだよね。
きっとそれで、少しずつでいい。
嫌だったらまた引っ掻けばいい 笑
まっつんはそれで拗ねるかもだけど
それでもまりのこと大好きでずっと
そばにいてくれるんだから‥きっと
自分のペースで少しずつで大丈夫。
まっつんには、頑張ってもらおう 笑
いろいろ難しい2人だなとは思うけど
やっぱりすごく可愛くて‥ニヤけた。

つよぽんが大学進学で上京するため
ゆきりんと2人物件探しにきていた。
「ここにしようと思って…さっきの
不動産屋さんに戻ってもいい?」
いろんな物件を見ていたけど、結局
つよぽんが物件を決定した理由は
ゆきりんがすごく楽しそうにしてる
様子を見れたことだった気がする。
この商店街のすぐそばにあった、
少々駅からの距離がある以外は
好条件な物件を先程見てきた所で
あの場所に住めばゆきりんが遊びに
来た時はまたこんなふうに楽しそうな
彼女を見られることになるだろうね。
ゆきりんも、この先のこと、遊びに
来た時とかを想像しながらいろんな
物件やその周辺を満喫してたのかも。
変わっていくことに、離れてしまう
ことに不安はきっとある‥それでも
そんな楽しみがあれば頑張れるよね。
2人とも、頑張れ !!

春休み、みんなで卒業旅行‥のはず
だったんだけどいろいろと重なって
夏樹と杏奈以外はみんな遅れて来る
ことになってしまったようだった。
2人で函館に向かい、旅館に到着。
宿の部屋を決めてくれたのが多分
ゆきりんとつよぽんで、2人の意見の
違いで女子部屋だけ露天風呂付き‥
それを羨ましがった夏樹の発言で
別館にあるプールで使うはずだった
水着を着て露天風呂に入ることに 笑
最初は、以前夏に行った海みたいに
杏奈の水着が可愛すぎて見れなくて
大変そうな夏樹だったけど最終的には
2人だけの時間をたっぷり満喫した。
あとになって2人でイチャついてた
ことが首元にあったキスマークによって
バレ夏樹は男性陣からお仕置きを受けた。
うん、どんまいです 笑
幸せそうだったしよかろう。
「羽柴くんの好きにしていいよ…。」
杏奈も大胆になったものだ (´∀`*)ウフフ

卒業旅行2日目、いろんな場所を
観光している最中にまっつんが
「オレはまりちゃんの水着
が見たいだけなんだよ!!」
‥すんげー素直で笑ったけども、彼の
一声もあり別館のプールに行くことに。
でもまりは病み上がりだし服着てて結局
まりとまっつんはプールに入らなかった。
プールに入れないまりのそばにいてくれる
まっつんにも、まっつんの気持ちを知って
か中に水着着てくるまりも好きすぎた。
他6人はそれぞれ楽しそうにしてたん
だけど‥気がつくと見慣れた顔ぶれが‥
運動部の合同卒業旅行とやらで、
モッチー、筧くん、たいぞー、
千葉ちゃん、根津くん勢揃い。
随分と賑やかなことになってた 笑
春休みに入って、上京組のつよぽんは
もう彼らとは会えないと思ってたから
戻ってきたかいあったって言ってた。
これから先、またそれぞれの新しい
生活が始まる。不安あり楽しみあり、
でも高校生活の楽しい思い出達は
きっと彼らの糧になってくだろう。
いやあ‥ほんと青春だね。
~ひとこと~
‥というわけで、番外編も終わり
ほんとにほんとに完結しました~。
それぞれのお話、そして最後はみんなの
お話‥まだまだこの先大学生活とかも
眺めていたかったけどもう想像するしか
出来ないのはやっぱり少し寂しいです。
でもほんと、青春しまくってるなぁって
感じながら読ませていただきました。
私の学生時代はこんなに青春出来てない
なと思い出してしまうくらい、少し
昔を懐かしみたくなるお話です。
恋も友情も、若いうちはとことん
楽しんでおけたらいいですよね。
あっという間に大人になっちゃう
から、楽しめるうちにとことん!!笑
‥みんな幸せになってたらいいな。
かなり久々の投稿になってしまった
ので、本編をお忘れの方はぜひまた
1巻から読み直してみて下さいね。
お付き合い頂いて
ありがとうございました。