虹色デイズ 第14巻

著:水野美波 先生

進路を決めなければいけなく
なってくる時期。きっと誰もが
ネガティブになりがちだろう。

(…どっか行きたいなぁ…
誰かと楽しいことだけしたい。)

そんなふうに思っていた恵ちゃんを
偶然見つけたのが、希美だった。

一緒に川辺で遊んでいた2人だけど、
まだ高校に入ったばかりで未来を
楽しみに思う希美に対して、未来に
漠然とした不安を抱えている様子の
恵ちゃんは暗い表情を見せていた。

進路希望は決まっている。でも
どこも今のままでは厳しい所。

それでも今の楽しさが終わって
しまうのかという寂しさのほうが
今の恵ちゃんの中では勝るのかも。

高3って…そういう時期だよね。
今が楽しければ楽しいほどにだ。

夏樹、恵ちゃん、まっつん、杏奈は
…多分市内の同じ大学のそれぞれに
合う学部を進路先として決めていた。
まりは…杏奈のことへのケジメって
部分もあってだけど、それ以前に
自分の将来のためにあった女子大を
進路にまっすぐ向き合っていた。

誰一人そこに迷いはない。ただ、
まっつんはまりの進路を聞いて
本気で嘆いていたけれどもww

そんな中、自分の進路が定まらない
ままのつよぽんは、きっと1人で
焦りだしているんだろうな…彼の
進路希望調査は白紙のままだった。

…頑張れ、つよぽん。
ただただ…応援しかできないけど
つよぽんがちゃんと将来を、
進路を決められることを願いたい。

「向こうかこっちか決まっ
たら言おうと思ってて…。」

「東京の大学。」

そっちかぁあああ!!!!
つよぽんが進路のことで何か
悩んでいる様子を察知した
まりが、偶然あったゆきりんに
その話をしたことでゆきりんは
つよぽんの話を聞こうとした。

ゆきりん的には、つよぽんは
夏樹達と同じ大学を志望してて
自分は被服科のある他の大学を
志望してて…でももしかしたら
自分と同じ大学も視野に入れて
くれようとしてる…?なんてことを
思って問いただそうとしたのだけど、
返ってきたのは想定外な答えだった。

まだ決めたわけじゃない、ただ
候補に入っているだけ…でもずっと
それで悩んでしまっているという。

(安心してね、私は
全てを受け止めるから。)

つよぽんから大学の話をされた
時は、平静を装おうとしたけど、
本当はかなり動揺していたゆきりん。

一人の時には結構もやもやしたり
落ち込みそうになったり…それでも
つよぽんの進路なんだから自分が
妨げちゃいけないって一生懸命だ。

それでもモヤ付きは晴れなかった
けど、偶然夏樹達もつよぽんが
大学を悩んでいることを知らない
ということを知ったゆきりん。

ほんと…いい彼女だよゆきりん。
すごくすごく素敵な女の子だよ。
つよぽんはゆきりんと出会えて
好きあえて本当に幸せと思った。

でも逆にゆきりんがつらい時には、
つよぽんが支えになれたらいいな。

(ゆきりんは何度考えても
悲しむ顔しか浮かばない。)

つよぽんが悩んでる理由…
ゆきりんの存在が大きかったのかも。
大事だからこそ、離れたくない。
悲しませたくないんだろう。

大人にならなきゃなんて言ってた
のだってこういうことだったのね。

つよぽんは、東京に行くことを決めた。
ゆきりんは、笑顔で応援すると言った。
でもゆきりんは本当はすっごく寂しい
のに自分のために頑張って寂しさを
堪えてくれてるんだって気付いてた。

だからつよぽんはゆきりんに言う。

「言っていいよ。オレの
ために我慢しないで。」

そうして流れてしまったゆきりんの
涙と言葉を受けて…つよぽんは言う。

「本当のこと言ってくれてありがとう。」

ゆきりんはすごく偉いしいい子だし
最高の彼女だと思う。それでもね、
気持ちは普通の女の子なんだよね。

そんな彼女の笑顔に隠れた本音を
ちゃんと言わせてくれるつよぽんも
ほんといい男なんだろうと思った。

これから遠距離…きっとすごくすごく
寂しいし不安になることもあるよね。
それでも…2人で乗り切ってね!!

その先にある将来はちゃんと2人
繋がってるから…2人とも頑張れ!!

~ひとこと~

今回は、つよぽんとゆきりんの話が
メインになってたかなって思います。
恵ちゃんの話とかもあったけども←

なんかほんと…つよぽんとゆきりんは
最高のカップル過ぎて涙止まんない!!
つよぽんの良さは、時には自分の弱い
部分もちゃんとゆきりんに見せるとこ。

男の人ってそういうの嫌がる人多い
気がするんだけどね、女の子的には
そういう所少しは見せてくれた方が
安心する所ってあると思うんだよね。

まあそれも、ゆきりんっていう素敵な
彼女が相手だからなんだろうと思う。

ああ…私ゆきりんとつよぽんがメイン
のお話があったら絶対読みたいのに…
なんてくらいに、2人の今後を本気で
応援して行きたい…そんな気持ちです♡

でもね、ついに次巻で最終巻です。
恋愛的な面で言えば、まとまってない
のは恵ちゃんと希美…何かしらの答えが
出た状態で完結してくれるのかどうか…
楽しみなような終わりが寂しいような。

最終巻までお付き合い
いただけたら嬉しいです。