虹色デイズ 第13巻

著:水野美波 先生

「だから…オレ…オレは…
一年の時からずっと、ずっと
小早川さんが好きでした!!」

きっとすごく勇気も出した。
きっとすごく怖かったろう。

それでもやっと伝えた思いに、
杏奈は涙を流しながら答えた。

「私も…好きです……。」

杏奈の嬉し涙…無事キスの話の誤解も
解けて、改めて…なんて思っていた
所に、巻いたはずのメンツがゾロゾロ
見ている事に気づいてそこで終了ww

いい所までは待ってくれなかった。
でも…ほんとやっとだったなぁ…♡
2人とも、ほんとおめでとう!!

衣装があって制服を着ていない希美に
頼んで制服を貸してもらうことにした
つよぽん…ゆきりんに着せるためだった。

同じ学校だったら…そんな気持ちを
味わえる数少ない機会だったね。
ほんと…この2人すごくいいなぁ…♡

杏奈と夏樹の元を離れてから
涙が止まらないまりちゃんww

「…杏奈、幸せになれるかな…。」

杏奈もまりも、きっと幸せになれる。
夏樹とまっつんが幸せにするから。

まりの杏奈への思いはきっと、
親友への思いに変わってく。
ここまで大切に思える存在に
出会えたことは誇りに思える。

そしてきっとまっつん達だってそう。
改まってそんなことを言うことは
しないけど、お互いを信頼してて
とてもいい友人なんだろうと思う。

…いい友といい恋人を持って、
みんな幸せものだな…♡♡

付き合うことになってから
初めてのデートは、まさかの
夏樹のおうちデートになった。

ずっとテンパってばかりだし、
2人とも緊張して寝不足だったり、
結果2人で寝落ちちゃったりした
初デートだったけど、これもこの
2人の素敵な始まりのデートだろう。

(次はもっとしっかりしなきゃ。)

なんて思った杏奈だったけど、夏樹
幸せそうだし杏奈もなんだかんだと
幸せそうに見えたし…お互いこんな
感じで自分達のペースでいけばいい♡
ほんと、のほほんカップルだな~w

部活も引退した3年生部長組の話。
たいぞーと千葉ちゃんのお話です!

たいぞーの少々曖昧な態度には、
ここでは明かされてない本音が
あったりするんでしょうか…??

もしかしたら千葉ちゃんのこと
好きだったりするんじゃない
かな~とか思いたくなったw

たいぞーのお前とならっていう
言葉に対して、少し考えた千葉
ちゃんだったけど最終的には…

「たいぞーとだったらアリかもね。」

この2人の、とても信頼しあってるのに
恋愛には発展しない感じも結構好き
だったけど、この2人が恋をするなら
それはそれで見てみたいなと思った☆

夏休みです。いつもの8人+片倉先生+
まーくん(まり兄)の10人でコテージを
借りてのバーベキューにやってきた。

そんな楽しい時間を送っている中で
つよぽんはふと、未来を考えなきゃ
いけないと強く思い始めたらしい。

ゆきりんとお散歩してて、親子連れ
を見て、子供いいねなんて話してて…
それの影響もあったりしたのかな?

「大人にならないと。」

3年の8月に進路を考え出すには
少々遅すぎるような気もする。
でも、今を全力で楽しみたいって
気持ちもわかる。事実私が高校生の
頃なんて、将来なんて結構漠然と
したものでしかなかったからね。

未来への希望もあれば、不安も大きい。
つよぽんは、何を悩んでいるんだろう。

~ひとこと~

恋に勉強に運動に…いろんな経験を
してきた高校生活も残り半年くらい。
未来への不安を抱えつつも成長してく。
彼らは、どんな未来を見てるんだろう。

ただ一つ、今と全く同じような
生活は出来なくなってしまうだろう。
いつまでも高校に居座るわけには
いかないんだからね…不安と寂しさ。

どうやって、乗り越えていくだろう。
…少々不安な思いもあった13巻です。

すっきりした気持ちで卒業に向かえる
よう、気持ちを定められたらいいね。