著:水野美波 先生

おでこにちゅーをしたつよぽんに
口がいいよと言うゆきりん。少々
譲らない言い合いになったけれど…
「…だからしないとは言ってないでしょ。
口は帰ってきてからゆっくりね。」
つよぽんって絶対モテるオタクだよねw
奥手なとこもあるんだろうけどさ、突然
こうゆう女の子をキュンとさすことをさw
そして、そんな少々奥手気味なつよぽんの
全てを受け入れて道筋を作ってくれるのが
ゆきりんって感じがしている。ゆきりんこそ
ほんと人に好かれる要素の塊だと思うもの。
この2人はいつ見ても温かくて、
ほんと幸せな気持ちにさせられる♡

まりに対して好きなんだとアピールして
いたまっつんなのに、遊んでいた頃の名残
で女の子が寄ってきたのを、つい今までの
ノリで受け入れようとしてしまうまっつん。
途中で「いいのか?」なんて、この状況に
疑問を持ったものの時既に遅し…最悪の事態。
まりと杏奈にその状況を見られてしまう。
この状況を見たまりの表情よww
まっつん曰くゴミを見るような目。
この少し後、杏奈にも「(まりと)適当な
つき合いをするためなら…やめてね。」と
釘をさされてしまう。好きな子とその親友
の信頼を簡単に失ってしまったまっつん。
(すっげーめんどくさいって思うのに
やっぱり、普段怒ってばっかで攻撃的で
オレに冷たいアイツが笑ってこっち向いて
隣に来てくれたらいいなぁとも思うんだ。)
(そんでそれはきっとものすごい
かわいいんだろーなー!!とか柄にもなく
ドリーム状態になったりもするわけで、
つまりあれだ!!諦めきれないっつーか、
どうしても抜け出せないらしい。)
諦めきれない気持ちなんだったら、
なんとかして挽回してかないとね。
頑張れ、まっつん!!

球技大会中に倒れたまりを保健室まで
運んだのはまっつん。軽い脳震とうらしい。
わりとすぐに意識を取り戻したものの、
それまでの間、まりが呼んだ名前があった。
「まーくん。」
まっつん大混乱でしたね…。
真相を問いただすことも出来ず、
まりは兄の迎えで帰っていった。
…まっつんのモヤモヤ、
早くとけるといいね…頑張れ!!!

帰宅したまりに自分の本気を示すため
見舞いを買ってまりを訪ねたまっつん。
締め出されてしまったけれど、そこに
少し後に来たのはまりを迎えに来ていた
まりの兄だった。まりが寝言で言っていた
まーくんの正体はまりの兄の昌臣さん…??
昔はお兄ちゃん大好きで、それが兄が結婚
したのを境に反抗期にって話。細かいこと
はわからないけど、まりの男嫌いのきっかけ
になってるのはお兄さんかもしれないね…。
それに、まっつんは勘付いたけれど
そこに対して何も触れずに済ませた
のは彼の優しさだろう…いつか、まり
から話してくれる日が来るのかな…?

まりは家の中、でもまっつんと兄の会話は
聞こえていた。それに気づかずに会話を
続けていた2人だけど、そこでまっつんは
まりに対する真剣な気持ちとか、中々上手く
出来ないことへのもどかしさだったりとか、
そういう話をお兄さんにしていたんだよね。
「本気で好きって言う事がこんなに
大変だとは思わなかったです。」
まっつんの自分に対するいろんな思いや態度
の意味、聞いてしまった後に、こんなふうに
言われて…今まで全く本気にとってなかった
まっつんの思いを、初めてわかろうとして
くれたのかもしれない。まっつんの思いが
叶うかどうかはまだわからないけど、やっと
思いがちゃんと届いたなって…第一歩よね。
この時まで、まりはまっつんの番号を
『キモ野郎』って登録してたんだけど、
この電話の後、『松永智也』って登録
し直してたんだよね…なんか嬉しかった。
ほんの小さな変化かもしれないけど、
まりの変化、まっつんの頑張りもね、
見ててすごく応援したくなるんです。

バスケ部キャプテンのたいぞー。
バレー部キャプテンの千葉ちゃん。
この2人が付き合ってるんじゃないか
なんて予想を立てた恵ちゃんだけど、
本当にそういう事実はなかったらしい。
恋ではなかったけど、確かな友情が
あって、それぞれがその立場の辛い
所も嬉しい所も知っているから支え
合える…そんな仲なんじゃないかな。
恋愛のお話が主に描かれているけど、
たまーにね、こういう男女の友情の
お話も、心が暖かくなりました。

クリスマスにデートの約束を
とりつけた夏樹だったけれど、
数日前から風邪気味だった様子。
そうしてデート当日。
最初は順調だったんだ。
でも杏奈が、突然用事が出来たと言って
しばらく夏樹から離れて帰ってこなく
なった間、運が悪く寒い中外で待って
いたら、風邪を悪化させたんだろうね。
夏樹はフラフラ、多分意識も朦朧として、
それでも告白するんだという強い意志だけ
残っていて‥結局、告白は言葉に出ずに
態度だけ先走ってキスしてしまったのかな。
自分がキスしたこと、告白出来てないこと、
もう頭で理解できるような状況ではない。
このあとすぐ、夏樹は倒れ込んでしまった。
びっくりしたのは杏奈だよね。
キスされたことも、急に倒れて
しまったことも…戸惑ったろう。
夏樹…大丈夫かよぉ…。
体調もだけど、いろいろ心配…。
~ひとこと~
6巻でした。まっつんとまりの話はほんの
少しですが進歩だったかなと思います。
すごくね、温かい気持ちで終わってます。
問題は夏樹と杏奈…せっかくのクリスマス
デート、去年は残念な元カノとの可哀想な
思い出+杏奈との素敵な出会いでしたが、
あれから1年で夏樹も進歩した…クリスマス
に告白するんだという焦りもあったのかな。
いろいろと空回ってしまった気がする。
夏樹の意識がどうであれ、杏奈はどう
思っただろうね、突然キスされたこと。
何にせよ次巻、そういう話が出てくる
んじゃないでしょうか?それではまた
気になる所…次巻でお話しましょう☆