著:相川ヒロ 先生

理事長先生の入院‥なんて
ことが起きたらしく代理で
やってきたのはまさかの…
「三神宗一理事長です。」
しゅういち、いっちゃん。
惣ちゃんのお兄様でしたw
突然やって来た彼ですが、
なつめいわく昔から厳しく
なつめを教育してきた人
なのだとか言うお話ですww
そして惣ちゃんとはずっと
仲が悪いとか…響と惣ちゃんも
仲が悪いように思えたけれど、
兄2人は更にかもしれないです。
いやはや…大丈夫かしらね。
一先ずなつめと惣ちゃんの
関係は隠しておくらしかった。
話しちゃったら反対されるのは
目に見えているような人だわね。
…いろいろ不安でございますw

学力や私生活、いっちゃんが
なつめのそばにいなくなって
からは惣ちゃんが散々甘やかして
育ててきたんだろう…頭のいい学校で
ひどい成績を収めるなつめだった。
それがいっちゃんにバレてしまって…
「今日から私がなつめの
生活指導をする。」
おかげで惣ちゃんとなつめは
思っていた以上に会えなくなった。
それが寂しくて、惣ちゃんも少々
やりすぎてしまったことが原因で
2人の関係がいっちゃんにバレて…
「惣にはこの学校を辞めてもらう」
また厄介な…でもね、うん。
本来先生と生徒ってこうだ。
今まで許されてたほうがおかしい。
どう見ても堅物そうないっちゃん。
バレたらこうなるのは目に見えてた。
…どうなりますやら。

文化祭…なんやかんやあって
セットが崩れる事故が発生。
そこで、身体を張ってなつめを
守ったのは惣ちゃんだった。
それを見て、いっちゃんは少し
考え方を変えてくれたのかな?
「なつめにはおまえが必要な
ようだ。しばらく様子を見る。」
なつめ、惣ちゃん、良かったね!!

惣ちゃんが見つけた兄の弱み。
実は兄弟の中で1番ひどいかも…w
想像はしていたが…三神家の兄弟達は
みんななつめのことが好きなのねw
そしていっちゃん、少々妄想癖が…w
弟にバレてしまったことで、それを
なつめにバラそうとする惣ちゃんを
引き止めた結果…交渉でもしたのか?
いっちゃんは理事長を辞めていったw
また響のように、何かしらの理由を
つけて帰ってきそうではあるけれど…
さてさて…まあ一件落着かな??w

いっちゃんのせいでずっと
なつめ不足に苦しんでいた
惣ちゃんは、強行手段に出た。
バレたら大変だと反対する
なつめに惣ちゃんは押す…
「もう買っちゃいました。
デート用の変装道具☆」
というわけで変装して初デートw
もう誰だよってレベルだけど、
超可愛いからもう何でもい…←

「それでもあなたと
一緒にいたいです。」
「そんなの…あたしだってそうだよ。」
好きになってはいけない人を
好きになってしまった?バレたら
いけない、隠さなければいけない。
そんな関係の中での初めてのデート。
同じ学校の子達を見かけて、なつめは
途中で逃げ出してしまった…少しして
なつめを探し追いかけてきた惣ちゃん。
初めてのデート記念だと、なつめが
見ていたネックレスを買ってきた。
これからだってきっと障害は大きい。
それでも…本気の気持ちなんだったら
諦めないで欲しい…決して手放さないで。
なんか…そう願いたくなってしまった。

惣ちゃんが隣県への出張らしく日帰りの
予定が大雪で帰れない…そう連絡が来た。
学校で、保健室に行っても出迎えて
くれる惣ちゃんはいない、夜ご飯も
一人でレンチンのお弁当を食べる。
そんな時間に耐えて惣ちゃんの帰りを
待っていたのに、帰れなくなったと
いう連絡で寂しさが溢れたようだった。
自分の代わりに…なんて冗談みたいな
惣ちゃん等身大抱きまくらを置いて
いった彼だったけど、その日なつめは
それを抱いて眠っていたのだけど…
電車もバスもタクシーも、大雪のせい
で帰る手段がないようなニュースも
やっていたらしいのに、惣ちゃんは
夜遅い時間、帰ってきたようだった。
なつめのため?それとも惣ちゃんが
なつめに会いたくて…?どちらにせよ、
彼は帰ってきた。たった1日だけだと
平気だろうと思っていたなつめだけど
随分寂しい思いをすることになって、
やっと会えた惣ちゃんと一緒に眠る。
とっても、幸せな時間だったろう。
…この後少し可哀想な出来事もあった
のだけれど…幸せになってほしいな。
~ひとこと~
4巻でした!!
最初はね、なんだろうこのぽわぽわ
した子達は…って思ってました←
でも、やっぱりあるんですよね。
なつめのそばにいたいがために
先生になるという選択肢をとった
んだとしたらそれが今障害になって
しまっているのは失敗だったんじゃ
なんて思えてしまってならないけど、
好きになる人なんて選べないものね。
好きになりたくて、好きになろうと
して隠さなきゃいけない人を好きに
なるわけじゃないから…だからこそ
障害は多い、それでも好きだから、
まだまだなつめは若い、辛い思い
だってきっとすることも多いだろう。
それでも2人で乗り越えてってほしい。
頑張れ、なつめ、惣ちゃん。
幸せに、なって欲しいな。