三神先生の愛し方 第2巻

著:相川ヒロ 先生

ある時、惣ちゃんが記憶喪失に?
頭を打ったことでの一時的な
ものだと診断されたものの…

「見た目は大人、中身は5歳児です。」

いろいろと前途多難?w
なつめ、頑張れ~ww
しばしおっきな子供を
育てなきゃいけなそう…?

次の日、朝気付くと惣ちゃんが
家にいない!?記憶が無いはずなのに
いつもの癖か、学校に行っていた。

自分のことも覚えていなかった彼。
今この人は自分のことを好きじゃない。
もしずっとこのままだったら…
なんて思ってしまったなつめは。

「誰にも負けないっ、あたしが一番
惣ちゃんのこと好きなんだから。」

その言葉をきっかけとして、
どう見てもいつもの惣ちゃん…
いつから記憶戻っていた…?w

なつめは今回随分と振り回され
まくっていたようだけれど幸せ
そうだからね、結果オーライ?w

惣ちゃんの弟、響がやってきた。

「わが社は高校を対象にしたイベント
ビジネスを検討しており今回は社長
の三神響自ら視察に参りました。」

という名目でやってきたらしい…
一先ず、惣ちゃんとは仲が悪そう。
というより犬猿の仲みたいな空気w

何をしに…視察は本当の目的
ではないような訊き方だね。

兄弟なんだから仲良くすればいい
なんて話すなつめに対して響は…

「無理だな。欲しい
ものが同じだから。」

じゃんけんしたら?なんて簡単に
答えてしまうなつめだけど、その
ほしいもの、きっとなつめだよね?

人の気も知らないで随分と簡単に
いいと言ってしまったものだw
そう言われて彼は何を思ったろう。

なつめの発言がきっかけになった
のか、それとは関係なくこんなふう
になるものなのか…響は惣ちゃんに
対して決闘を申し込んだのだ。

「どちらがなつめにふさわしいか!
負けた方は潔く引く。いいな。」

「いいでしょう。望むところです。」

なつめの誕生日を目前にして、
どちらと一緒に過ごしたいか。
なつめが選んだほうが勝者。

そんな決闘を企てているとは全く
知らないでいるなつめ。響のことを
兄弟のような存在に見ているのか、
距離感が随分近いことを当たり前に
思ってる様子で、それに嫉妬した
惣ちゃんは一人でつらそうだった。

「…少しは危機感を持ってください。」

でも少々きついことを言い過ぎた
のかもしれないな…好きな人から
言われるこんな言葉は、随分と
心に痛く響いたんじゃないかな?
そんなふうに思っていたの?って。

そんなタイミングで響のお誘い。

「明日の誕生日、俺と過ごすか。」

「そうする。」

決闘の勝者は、響…でもこれは、
なつめの恋心とはまた別の話。
このままでいいわけないだろうな。

翌日、響と一緒に誕生日を過ごし
お祝いをしてもらうなつめだけど、
度々口にする。惣ちゃんも来れば
良かったのに、といった言葉を。

それでも響はまっすぐになつめを
思い続けているんだろう…すごいね。

「俺とアメリカに行かないか。」

そう、言葉をかけた直後、そこに
現れた惣ちゃんになつめは拐われた。
決闘の意味…なかったみたいですわw

「結局、今も昔も兄貴
しか見えてないんだな。」

そう響が口にしたのをなつめは
聞こえていたのかいないのか…
ほんと、当て馬もいいところだw

惣ちゃんには惣ちゃんの良さが、
響には響の良さがあるんだろう。
それでも異性として恋してる
相手はいつだって惣ちゃんで、
きっとこれからも変わらない。

切ないけど…そんなふうに思い
合える2人を少し羨ましく思った。
でもね、なつめにとって響は響で
きっと幼なじみや兄弟の感覚で
だけど、とても大切な存在である
ことに変わりはないんだろう。

すぐ嫉妬しちゃう惣ちゃん、
恋し続けてしまいそうな響。

そんな2人の間で違う意味だけど
どちらも大切にしたがるなつめ。
これからも、まだまだなつめの
取り合いは終わらないのかもw

響はアメリカに戻ることになった。
でも…寂しくなるねなんて思ったのも
束の間…ほんと束の間で彼はまた…

「ただいま。」

気持ちの面ではまだまだ決着の
つかないまま程度に思っていた
けど、ついに同じ学校に居座る
ことになってしまったらしい…

響、社長さんだよね?
臨時教師とかありなの?w
なぞが多いけれど、また
学校が騒がしくなりそうw

~ひとこと~

2巻でした~!!この漫画を読み始めた
のは、イラストが好きだったことが
きっかけで、そこは今も変わりません。

でも、読み進めてくと少しずつキャラに
愛着沸いてくるんですよね…特に響w

当て馬で終わってしまうのかな…と
思えて仕方ない上切ないんですが、
響ほんっと可愛いなと思って…w

兄にすぐ騙される。暗い所や
人参が苦手。幼いころの描写が
少しだけありましたが、頼り
ない男の子だった響はきっと
なつめのためにかっこよくなって
帰ってきたんだろうなと思います。

そんな彼のこれからの頑張り、
見守って行きたくなりました。
良かったら、お付き合い下さい☆