マリーミー! 第2巻

著:夕希実久 先生

マリーミー!2-1

和歌が、陽茉梨さんと
話をしにやってきました。
その内容は、別れて欲しい
という内容だった。でも
その理由は、秋保では
あなたを幸せにできない
という話だったのだが…。

過去の自分の経験を元に
話をしにきたようにも
確かに聞こえた。もし
まだ秋保を好きなのかも
という可能性を考えれば
私情もあって…なんて予想も
出来てしまうのだけれど。

まあそんなこんなで結局は
別れることを進められた
陽茉梨さんは、予想外の
所で怒りだしたんですよねw

和歌と付き合っていた頃の
秋保の対応やら何やら…
結果的に和歌を傷つけた。

どっちもどっちな所もきっと
あるんだろうなと思うけど、
確かに秋保は冷めてるなって
感じる所が多いのは事実。

付き合っていた女性を傷つけた
…その事実に怒っているようでw
1番びっくりしていたのは話を
ふった和歌自身だったかもねw

マリーミー!2-2

陽茉梨さんから、和歌と和解
するようにと言われた秋保。
話をするにあたり、陽茉梨さん
に隠し事はしたくないから…そう
言って3人で話をすることに。

「絶対に離婚はしない。」

そこで、最初は陽茉梨さんの
意見を尊重したいと言っていた
けれど、言葉を改めた秋保。

少し前に比べて、よく笑いよく
喋るようになった、格段に
明るくなった陽茉梨さんを、
きっと誰かがそばにいれば
最初からこういう人なんだと
考えた秋保。きっと誰でも。

そう思っていたけれど、誰でも
いいなら自分がなんて考える
ようになった…同僚(山田)から
見た秋保は、もう陽茉梨さんを
好きになっているように見えた。

今まで恋なんてしたことが
なかったのかもってくらい、
確かに和歌に対しては冷めてる
なーって感じたけれど、そういう
冷めた一面が、陽茉梨さんに
対しては全然感じられない。

慣れないながらも、一生懸命
幸せにしてあげたいって努力
しているのが伝わってくるくらい。

迎え火をして、それを拝む2人。
そこで陽茉梨さんは言葉にする。

「じーちゃんばーちゃん、陽茉梨
は元気です。今とても幸せです。」

その言葉を聞いて、秋保は
無意識に涙を流していた。

好きっていう気持ちだという自覚は
まだ持てていないかもしれない。
それでも、すごく大切でかけがえの
ない存在にはなっていると思う。
気付いていないだけで、きっと
もう好きになってるんだろうね。

マリーミー!2-3

秋保実家から、1度帰って
来るようにと突然の連絡。

「家族含めてお前なんだよ。
それを受け入れてもらうのが
結婚なの。見え張ったって
どーせそのうちボロがでんだよ。」

あまりいい家族と思っていない
らしい秋保は、陽茉梨さんを
家族に合わせたがらなかったけど、
山田にこう言われて、ちゃんと
決心がついたのかもしれない。

家族に紹介したいと話す
秋保に対し、自分に自信の
ない陽茉梨さんは嫌われたり
しないかと不安を漏らすが、
秋保はそんな心配は全然
していない様子だった。

絶対緊張するだろうし、
少し怖いかもしれないけど
陽茉梨さんならきっと大丈夫。
そう思えるくらい、彼女は
嫁として魅力的な女性だよ。
心から、素敵な人だと思う。

頑張れ、陽茉梨さん!!

マリーミー!2-4

秋保家にやってきました。
祖父母とは難なく打ち解け、
最初は反対されていた母も
少しずつ彼女を認めてくれて
いるように感じました。

秋保と反りが合わないのか、
一方的に嫌っているのかは
定かではないが、そんな父とも
知らぬ間に挨拶を済ませていた。

そんな中、部屋から出てこない
弟の翔(しょう)に陽茉梨さんを
紹介しようと声をかけるが…
なぜか陽茉梨さんを部屋に
引きずり込み鍵をかけてしまう。

とはいえ、翔くん別に悪い子
ってわけではなく、どちらか
というと優しい子だと感じた。

まあ…そんな状況に秋保は今まで
にないくらい闇をまとって怖い
顔をしていたのだけれども…w

翔の部屋の中では、少し
お話をしただけだった。
陽茉梨さんがここに来るのを
とても楽しみにしていたこと。

想像していた通り、とても
素敵な家族だったこと。
翔も、すごく優しい人だと
感じているということ。

秋保と一緒にいるようになって
から、素敵な人に出会えたり
楽しいことばかりだということ。

楽しみすぎて前日眠れなかった
陽茉梨は途中で寝てしまった
のだけれど、目を覚ましたら
すぐ近くで翔も眠っていた。

自分が苦手に思っていたり
嫌だと感じていたものの、
いいと事ばかりを見つける
陽茉梨さんの言葉に、翔は
とても安心してしまった
のかもしれないなと思った。

マリーミー!2-5

翔は眠っているままだけど、
陽茉梨さんも起きてきて
豪華なご飯も出来上がって…
なぜか全く統一感がない食卓。

それに対して母親から出た
言葉は、お父さんも一緒
ですからというものだった。

秋保の記憶に残る家族は、
兄弟2人の寂しい食卓。
祖父母は別室での食事。
父親はほとんど家におらず
食事を一緒に取ることも
なかったのだという。
そんな父親を嫌っていた。

でも事実は違ったようで…
父は胃が弱くて和食中心じゃ
ないといけなかった…でも
子供たちは洋食の方が好き
だろうと、洋食をずっと
作ってもらっていたらしい。

祖父母が別室で食事をしていた
のだって、子供の教育に悪いと
思っていたからのようだしw

勘違いして、受け入れることを
周りを知ることを拒んできた
秋保だから気が付けなかった。
きっとそれだけのことだったんだ。

マリーミー!2-6

家の中には、色んな所に
家族や兄弟の写真があった。
父が選んで、母が飾ってくれた。

その中に映る翔は、いつも
カメラではなく秋保を見て
いて…それを見た陽茉梨さんは
翔くんは秋保さんのことが
大好きなんですねと話した。

今まで気が付かなかった、
知ろうとしなかった家族の
思いにようやく気付かされた
秋保は、引きこもって高校も
休んでいるという翔に対して
一つの決心をした。

今までの彼ならきっと
そんなふうに思えなかった。
陽茉梨さんがいたらか思えた。

翔も、陽茉梨さんがいたら
何か変われるのかもと思う。
翔も、陽茉梨酸のおかげで
変われた秋保も…これから
どう変化していくのだろう。

~ひとこと~

2巻でした~。
和歌とのことも解決し、
和歌とはお友達みたいに
なって終わった陽茉梨さん。

そこから家族のもとで
多くのことに気付く秋保。

試験で結婚し、本来は陽茉梨さんを
救うためのものだったろうけど、
ちゃんと秋保も変わっていく。
いい方向に変化していってる。

きっとこれが、夫婦の形だ。

今後、秋保・陽茉梨を中心に
彼らの生活がどうなっていくか、
どんな心境の変化が訪れるか
とても楽しみな作品です!!