君に届け 第20巻

著:椎名軽穂 先生

君に届け20-1

爽子が地元就職を考えなおし
始めた頃、風早は家を継ぐと
考えていたことで父親と揉める。

家に帰ってくるなと怒鳴られ、
一時的に爽子の家に行くことに。

爽子と2人で話すことで、考えが
だいぶまとまったみたいだった。

爽子も、将来を考えなおし…

「……私、教師になりたい!」

定まったみたいですね。
風早のやりたいことは
まだわからないけれど、
本当にやりたいことを
考えなおす、少しの間
時間がかかりそうだね。

頑張れ風早。
頑張れ爽子。

そんな感じで落ち着いて、
家に帰ろうとした風早との
やりとりが上のシーンです。

風早ってさ、いろいろ
ずるいよなタイミングw
悪戯っ子みたいな顔ww

君に届け20-2

ちづの進路希望はずっと
ラーメンとかだったんだけど
面談で新たな可能性を指摘。

物凄く努力することが必要に
なってくるんだろうけど、
こういう可能性だってある
と背中を押してくれる人の
存在はすごく大きいと思う。

ピンみたいに、本当の意味で
親身になってくれる先生に
出会ってみたかったと思う。

君に届け20-3

器用な子ほど、安全な所で
止まることを覚えてしまう
のかもしれないね。でも、
本当にやりたい何かがもし
あるのだとしたら…努力して
上を目指すことだって出来る。

自分の身の丈にあった大学。
それも1つの未来だろうけど、
あくまでやりたいことが特に
定まっていないって場合よね。

あやねは…どうしたいのかな。

君に届け20-4

バレンタインです。
爽子・あやね・ちづの3人で
手作りケーキを作った。

感謝の気持ちってことで
ピンにも持ってきたのだけど
…この調子でございます。

なんかさ、こーやって見てると、
あやねがピンを変に意識してる
ように見えて仕方ないんだよ。

今だけじゃない、他にもそれ
っぽいシーンはたくさんあった。
本人も気が付かないほどの
状況だとは思うけどね。

でもいつかもしかしたら、
あやねはピンを好きになる
かもしれないなって思った←

君に届け20-5

千鶴は龍とはずっと地元で
一緒に入られるって思ってた。
けど、龍は大学進学考えてて、
これからも野球を続けようと
してるとここで初めて知る。

急に、龍が離れていくって
怖くなったんじゃないかな。

ちづ、大丈夫だろうか…。

君に届け20-6

いろいろタイミングが
合わなすぎて、学校にいる
間にバレンタインチョコを
渡せなかった爽子は、風早の
家まで会いに来たのだけれど、
風早ママに通された風早の
部屋にはたくさんのチョコ。

ケントが受け取らなきゃ
ダメだよって風早に言った
ことは知っていたけれど、
嫉妬はしていたようです。

でも、風早もちゃんといろいろ
考えてくれていたんだって。

「断ったよ。『お返しも出来
ない』って。『黒沼のこと
すきでつきあってる』って。」

「でも用意してくれたチョコレート
をもらわないのは告白もなかった
事にするみたいで出来なかった。

気持ちも否定するみたいで、俺が
相手だったらすごい嫌だと思った。」

嫉妬はするよね、それは。
でも風早がこんなふうに
まっすぐな気持ちをぶつけて
くれたら、何も言えないな。

爽子も、風早も、ほんと
どこまでも真っ直ぐだよね。

タイミングを逃し続けて、
今年こそ1番に渡すなんて
ことも出来なかったけれど、
最終的にちゃんと渡せた。

すごく喜んでもらえた。
これからも、2人のペースで
いい関係を築いてほしいな。

~ひとこと~

あやねは、大事にされていると
感じる度にケントを大事にしたい
と強く感じるようになってきた。

ちづは、龍とのこれからを
どうしたらいいのか悩み
始めているのかもしれない。

爽子は、ベストな感じには
まだまだ出来ていないかも
しれないけど、自分のペースで
精一杯に生きてるなって感じる。

問題は山積みだけど、少し
でも後悔がないように、
まっすぐに生きてほしいね。