君に届け 第19巻

著:椎名軽穂 先生

君に届け19-1

なんつーか、風早を好きな
子って風早とは真逆というか
おっかない子達が多かった
けど、ケントガールズって
すっごいいい子達ばっかw

まぁね、好きの本気度が
違うんだろうとは思うけど…
それでもやっぱいい子達だw

あやね、大事にされてるな。
ほんと、本気なんだと感じる。
あやね、少しずつでいいから
信じられるようになればいい。
ちゃんと愛されてるんだって。

君に届け19-2

人と人の繋がり…ね。
そうなんだよね。大事な
友達だって、結婚したり
子供出来たりしたら少し
ずつ疎遠気味になっていく。

ちづと龍は男と女だし、
いくらちづが姉弟だって
考えていたって、そのまま
の関係をずっと続けるのは
ほんと難しいんだと思う。

男と女の繋がり、付き合って
別れてなんてそこら中にいる。
別れてしまったら終わっちゃう
って思うけど…龍とちづなら
付き合ったら別れずにずっと
一緒に入られるんじゃないかな。

今までだって、お互いを特別
大事に思ってたような仲だ。
この2人だからこそ、恋人って
関係なら大丈夫かもとも思う。

決断するのはちづだけど…もう
答え出てるんじゃないかな?

君に届け19-3

ピンが教師になった理由。
確かに、なんだかんだ教師
らしいとこもあるなとは
すごく思うけれど、普段の
様子を見ていたらなんで?
って普通に疑問ですよね。

野球でプロからスカウト
が来てたのを断ってまで
教師になったというし。

でも、ピンはちゃんと自分の
やりたいことをまっすぐに
選んできた結果がこれみたい。

やっぱすげぇなピンって。
完璧な人間なんていないし、
一件碌でなしに見えるけど
内側っていうか、深いとこ
ではほんとすごいなって思う。

あやねは、無難に無難にって
生きようとしているとこがある。

そういう人のが多いのかな?
けどまだ高校生、将来なんて
いくらでも選べる時だ。

やりたいこと、気になること
があるんなら、まっすぐそこに
向かってみることだって出来る。

無難に…なんて考えるには
まだ勿体ない次期だよね。

君に届け19-4

将来のことを本気で
考えだす時期になった。

爽子は進路調査票には
地元での就職と書いた。
けどピンの言葉を聞いて
頭に浮かぶ物があった。

「自分には無理だとか向いて
ないとか、つまんない理由で
はずした選択肢はなかったか?」

テスト前、爽子が先生になって
勉強会を開いた時のこと。

「向いてると思う」

風早が言ってくれた言葉。
自分でも気が付かないうちに、
先生になりたいって気持ちを
無理だって諦めてたのかも。

そんな気持ちに気付けたんだ、
考えなおしてもいいだろう。
ちゃんとやりたいことを。

君に届け19-5

「尊敬されるより、
うらやましがられてーな。」

「お前ら見てんの面白いよ。」

「3年でどう変わっていくのか
どう考えて何をすんのか。」

自分が本当に面白いと思う
ことをやってきた、やろうと
それに向かって頑張ってきた。

教師になった理由、詳しく話す
とこういうことだったのかな。
ピンが1番面白いって感じる
ことだったってことだろうね。

やっぱ…すごいな。

~ひとこと~

学生ならではのお話に
なってきましたね。

将来…高校生の頃はもう
夢なんていろいろあった
気がします。私の場合は
結局碌な選択が出来ず今も
グダグダな感じですが…w

本当にやりたかったこと、
あったんですよね今思うと。
けど、反対されることも多く
それを理由に諦めてしまった。

無茶苦茶出来たのはきっと
あの頃だけだったのにと思うと、
反対されてでも出来るとこまで
やってみれば良かったと思います。

心残りがあるとね、日常は
やはりただの日常なんです。
面白いと感じられるような、
毎日がそうでなくたってそう
感じられることを、仕事じゃ
なくても見つけていきたいね。

なんて、考えさせられましたw