著:椎名軽穂 先生

なんつーか、風早を好きな
子って風早とは真逆というか
おっかない子達が多かった
けど、ケントガールズって
すっごいいい子達ばっかw
まぁね、好きの本気度が
違うんだろうとは思うけど…
それでもやっぱいい子達だw
あやね、大事にされてるな。
ほんと、本気なんだと感じる。
あやね、少しずつでいいから
信じられるようになればいい。
ちゃんと愛されてるんだって。

人と人の繋がり…ね。
そうなんだよね。大事な
友達だって、結婚したり
子供出来たりしたら少し
ずつ疎遠気味になっていく。
ちづと龍は男と女だし、
いくらちづが姉弟だって
考えていたって、そのまま
の関係をずっと続けるのは
ほんと難しいんだと思う。
男と女の繋がり、付き合って
別れてなんてそこら中にいる。
別れてしまったら終わっちゃう
って思うけど…龍とちづなら
付き合ったら別れずにずっと
一緒に入られるんじゃないかな。
今までだって、お互いを特別
大事に思ってたような仲だ。
この2人だからこそ、恋人って
関係なら大丈夫かもとも思う。
決断するのはちづだけど…もう
答え出てるんじゃないかな?

ピンが教師になった理由。
確かに、なんだかんだ教師
らしいとこもあるなとは
すごく思うけれど、普段の
様子を見ていたらなんで?
って普通に疑問ですよね。
野球でプロからスカウト
が来てたのを断ってまで
教師になったというし。
でも、ピンはちゃんと自分の
やりたいことをまっすぐに
選んできた結果がこれみたい。
やっぱすげぇなピンって。
完璧な人間なんていないし、
一件碌でなしに見えるけど
内側っていうか、深いとこ
ではほんとすごいなって思う。
あやねは、無難に無難にって
生きようとしているとこがある。
そういう人のが多いのかな?
けどまだ高校生、将来なんて
いくらでも選べる時だ。
やりたいこと、気になること
があるんなら、まっすぐそこに
向かってみることだって出来る。
無難に…なんて考えるには
まだ勿体ない次期だよね。

将来のことを本気で
考えだす時期になった。
爽子は進路調査票には
地元での就職と書いた。
けどピンの言葉を聞いて
頭に浮かぶ物があった。
「自分には無理だとか向いて
ないとか、つまんない理由で
はずした選択肢はなかったか?」
テスト前、爽子が先生になって
勉強会を開いた時のこと。
「向いてると思う」
風早が言ってくれた言葉。
自分でも気が付かないうちに、
先生になりたいって気持ちを
無理だって諦めてたのかも。
そんな気持ちに気付けたんだ、
考えなおしてもいいだろう。
ちゃんとやりたいことを。

「尊敬されるより、
うらやましがられてーな。」
「お前ら見てんの面白いよ。」
「3年でどう変わっていくのか
どう考えて何をすんのか。」
自分が本当に面白いと思う
ことをやってきた、やろうと
それに向かって頑張ってきた。
教師になった理由、詳しく話す
とこういうことだったのかな。
ピンが1番面白いって感じる
ことだったってことだろうね。
やっぱ…すごいな。
~ひとこと~
学生ならではのお話に
なってきましたね。
将来…高校生の頃はもう
夢なんていろいろあった
気がします。私の場合は
結局碌な選択が出来ず今も
グダグダな感じですが…w
本当にやりたかったこと、
あったんですよね今思うと。
けど、反対されることも多く
それを理由に諦めてしまった。
無茶苦茶出来たのはきっと
あの頃だけだったのにと思うと、
反対されてでも出来るとこまで
やってみれば良かったと思います。
心残りがあるとね、日常は
やはりただの日常なんです。
面白いと感じられるような、
毎日がそうでなくたってそう
感じられることを、仕事じゃ
なくても見つけていきたいね。
なんて、考えさせられましたw