君に届け 第6巻

著:椎名軽穂 先生

君に届け6-1

前巻のラストから、思いの外
悲しいこの下り…まじかって
なりましたよほんとにね。

ちづがずっと大好きだった徹は
結婚する彼女を連れて来ました。
いや…つらいから!!つらすぎる!!

ちづはどんな気持ちだったろ…
信じたくない気持ちとか、悔しい
気持ちとか…きっといろいろあった
と思うけど…一先ずつらいよね…

君に届け6-2

友達がつらそうな時に、自分に
何がしてあげられるかわからず、
それでも何かしてあげたいって
思うのに結局は何も出来なくて…

ちづが、明らかに落ちてたり
わかりやすくすねてくれたら、
そしたらまた何か違ったのかも
しれんけど、空元気なのか、
それともまた何か違うのか
わからないけど、ちづがそう
いう態度出してなかったのなら
あやねも爽子も普通にしてなきゃ
ってなるよな…難しいよな…。

友達って、こういう時に
何もしてあげられないなんて
それで苦しんでくれる友達が
いるって、ちづはすごく幸せだ。

でも、やっぱ爽子、あやねsideで
考えたら辛くて仕方がないわ。

君に届け6-3

「吉田は大丈夫だよ。
矢野や黒沼がいるから。」

確かに、実際何かしてくれる
わけではなくたって、自分の
ことを必死に心配してくれる
友達がいて、自分のいない
所でまで自分のことで悩んで
くれて…こんな人の存在は
嬉しすぎると思うよ。

それでさ、愚痴でもなんでも
話した時には思い切り聞いて
くれるなら…それでいいのかも。

結果的に何も出来なくても、
そんな時に傍にいてくれたり
心配してくれたりする存在は
とっても嬉しいものだから。

なんでかね、風早が言うと
ほんとにそうだなってなるわw

君に届け6-4

若干八つ当たりで龍と喧嘩して
(ちづを心配する気持ちが)我慢の
限界になった爽子が大泣きしたのに
つられて…ちづがようやく拗ねた。

良かった。ちづは、最終的には
何もかも上手く出来なかった自分に
腹が立って拗ねることも出来ずに
いたのかもしれないね…そこで
若干喧嘩を売るようなことを
言った龍、まぁ本心かもだけど。

「俺は、ようやくこうなって
ほっとしてる。これで千鶴が
兄ちゃんを諦められるから。」

まぁ怒るよな、この時は徹でなく
龍に誕生日プレゼントを渡しに
言っただけだったんだもん余計に。

けど、龍は何を思って行ったのか。
ただの本気の言葉だったのか、
ちづに気持ちをぶつける対象を
作ってやろうとしたのか、はたまた
何にも考えてなかったかもしれない。

でも、龍と爽子のおかげで
ちづもスイッチ入ったよね。
これで良かったんだろうな。
ちづが、ちゃんと拗ねれて、
愚痴れて、良かったと思うよ。

世の中、こんないい子いない。
こんな自分が辛い状態でそれを
自分が悪いんだなんて思って
泣くのも我慢してさ…ちづって
バカだけどすごいいい子よね。

大丈夫、たまには愚痴っていい。
泣いたっていい。そうやって、
話聞いてくれる、心配してくれる
いい友達がいるんだからさ。

君に届け6-5

「とおる、すきだよ。」
「……オレもだよ。」

ずっと見せたかったスカート。
制服だけど見せることが出来て、
ゆっくり話すことが出来て…
ずっと心にあった思いも伝えて。

徹が言ってくれたのは、妹と
しての気持ちだったかもしれない。
それでも、良かったんじゃないかな。

徹はもうじき結婚する。
ちづはどうやったって諦める
ことしか出来ない状態になった。

最後に、ちゃんと自分の気持ちを
伝えることが出来たんだからね。
これから先はまだわからないけど、
きっとこれでちづも前に進める。
今はまだ無理でも、きっとその
うち前に進めるようになる。

龍もいるしね、大丈夫だよ。

君に届け6-6

徹、きっとちづの気持ちに
ちゃんと気付いてたんだろうな。
その上であんなふうに答えた。
これが徹なりの優しさというか、
そういうのもあったんだろうな。
でなくとも、妹的な意味では
きっと好きだったんだとも思う。

あと、龍のちづへの気持ちにも
気付いてるんだろうし…なんか
ほんと出来た兄貴だと思ったよ。
人として、すげぇって思った。

そして龍。徹と別れてからまっすぐ
家に帰ってはいないだろうって
龍にはお見通しだったみたいです。

ちづを慰めに行ったよ。
ほんと、かっこいいんだから。
龍ってほんとかっこいいよな!!

なんか、ちづを思う、
大事にしてる龍に泣ける←
これから先、頑張れ龍!!

~ひとこと~

6巻はちづのお話が大半でした。
特にepisode23.初雪が好き。
画像で言うと5枚目と6枚目です。

なんか切ないのもひっくるめて
すごくいい話だったなと思います。

その次のepisode24はまた爽子
と風早の話に戻るんだけど、なんか
もう私はちづの話で胸がいっぱいw

ぜひ、泣いてくれ!って感じの
6巻でした。ほんと読んで!!w