著:椎名軽穂 先生

あれから…いろいろあって風早に
くるみはピンが好きとか変な誤解
をされてしまっていた…偶然それを
風早に突っ込まれたくるみは…
「わたしがすきなのは
……風早だよ。」
本当は言うつもりなんてなかった
のかもしれないけれど、誤解を
解きたい一心で告げた思い。
誤解されて、もう何を言っても
きっと信じてもらえないなんて
思っていたのだけれど、爽子が
正直に話したら信じてくれると
言った言葉を思い出して、勇気を
出して本当のことを言ったくるみ。
本当に分かってくれた。
そして、真剣に答えてくれた。
不本意だったかもしれないけど、
ちゃんと誤解も解けて、気持ち
を嬉しいと感じてくれて…。
そう簡単に諦めることは出来ない
と思うけど、これでくるみはまた
一歩前に進める、そんな気がした。

くるみと本当は友達になりたかった
爽子だったけど、同じ人を好きに
なって、友達なんて関係では
いられないと言われてしまった。
でも、『ライバル』だって。
フラれてしまったけど、宣戦布告。
今までは地味にひどい嫌がらせ
みたいなことをしていたけれど、
これからは正々堂々と戦える。
そんな気がした一言でした。

体育祭が終わって打ち上げ。
この日はいろいろあったね。
風早のことや、今日あったいろんな
出来事を振り返りながら火照りを
冷ましに言ってた爽子だけど…
気が抜けたら寝ちゃったのかな。
そこに近づいた風早は、寝てる
のをいいことに名前を呼んで、
返事が帰ってきてしまって大焦り。
きっと寝言だったんだろうけどねw
いつから恋をしていたんだろう。
きっと、憧れとか尊敬とか、そんな
思いだと思っていたこの気持ちは
ずっと前から恋心だったんだろう。

「しらねーよ!あのね!
次したらほんとに
わかんねーから!
ほんっっっとに
わかんねーーから!!」
ピンから、風早が喜ぶからと言われ
喜ばせるためにしたことだったが…
なんて無防備な…w危ないわこの子w
あぁあーw風早可哀想に…ww
もうね、見てるこっちがニヤけたw
ピン、風早にとって碌でもねー
ハプニングを起こさせる所だったw
何も分かってない爽子、
なんて小悪魔なんだww

ちづの好きな人が判明した。
爽子にとっては微妙な心境よね。
前から知っていた。龍はちづの
ことを好きなんだってことをね。
けどそのちづは龍の兄貴を…。
龍とちづがすごくお似合いだと
素直に思って応援したかった
爽子としては複雑極まりない。
けど、こうやって話してくれたら
ちづの恋を応援しようと思うよな。

予期せずして、帰ってきた徹。
大好きなのは知ってるけど、
こんなにも嬉しそうにして…。
それを目の前で見せつけられる
龍はどんなに切ない思いを
しているんだろうか…。
あぁ…とんでもなく切ないっす。
~ひとこと~
くるみの恋。ライバル。
風早の苦悩。ちづと徹。
5巻は結構いろいろ詰まってた。
紹介できていない所でも、
面白い所だったり気になる
シーンだったりはいろいろ
あったんですけどキリがないw
普通に本気になれる恋がしたい
あやねは、見た目のせいかな?
どーにも碌でもない相手に
好かれてしまったりして…。
ピンの勘違いはいつもいつも
おもしろいくらい空回ってて
最高に面白いのも見所ですが、
ピンが風邪で寝込んだ時の
風早が何よりも面白かったw
見所びっしりの5巻でした。
6巻からはちづの恋の話もちまこま
出てくることになりそうですね。