君に届け 第5巻

著:椎名軽穂 先生

君に届け5-1

あれから…いろいろあって風早に
くるみはピンが好きとか変な誤解
をされてしまっていた…偶然それを
風早に突っ込まれたくるみは…

「わたしがすきなのは
……風早だよ。」

本当は言うつもりなんてなかった
のかもしれないけれど、誤解を
解きたい一心で告げた思い。

誤解されて、もう何を言っても
きっと信じてもらえないなんて
思っていたのだけれど、爽子が
正直に話したら信じてくれると
言った言葉を思い出して、勇気を
出して本当のことを言ったくるみ。

本当に分かってくれた。
そして、真剣に答えてくれた。
不本意だったかもしれないけど、
ちゃんと誤解も解けて、気持ち
を嬉しいと感じてくれて…。

そう簡単に諦めることは出来ない
と思うけど、これでくるみはまた
一歩前に進める、そんな気がした。

君に届け5-2

くるみと本当は友達になりたかった
爽子だったけど、同じ人を好きに
なって、友達なんて関係では
いられないと言われてしまった。

でも、『ライバル』だって。
フラれてしまったけど、宣戦布告。

今までは地味にひどい嫌がらせ
みたいなことをしていたけれど、
これからは正々堂々と戦える。
そんな気がした一言でした。

君に届け5-3

体育祭が終わって打ち上げ。
この日はいろいろあったね。
風早のことや、今日あったいろんな
出来事を振り返りながら火照りを
冷ましに言ってた爽子だけど…
気が抜けたら寝ちゃったのかな。

そこに近づいた風早は、寝てる
のをいいことに名前を呼んで、
返事が帰ってきてしまって大焦り。

きっと寝言だったんだろうけどねw
いつから恋をしていたんだろう。
きっと、憧れとか尊敬とか、そんな
思いだと思っていたこの気持ちは
ずっと前から恋心だったんだろう。

君に届け5-4

「しらねーよ!あのね!
次したらほんとに
わかんねーから!

ほんっっっとに
わかんねーーから!!」

ピンから、風早が喜ぶからと言われ
喜ばせるためにしたことだったが…
なんて無防備な…w危ないわこの子w

あぁあーw風早可哀想に…ww
もうね、見てるこっちがニヤけたw
ピン、風早にとって碌でもねー
ハプニングを起こさせる所だったw

何も分かってない爽子、
なんて小悪魔なんだww

君に届け5-5

ちづの好きな人が判明した。
爽子にとっては微妙な心境よね。
前から知っていた。龍はちづの
ことを好きなんだってことをね。
けどそのちづは龍の兄貴を…。

龍とちづがすごくお似合いだと
素直に思って応援したかった
爽子としては複雑極まりない。

けど、こうやって話してくれたら
ちづの恋を応援しようと思うよな。

君に届け5-6

予期せずして、帰ってきた徹。
大好きなのは知ってるけど、
こんなにも嬉しそうにして…。

それを目の前で見せつけられる
龍はどんなに切ない思いを
しているんだろうか…。

あぁ…とんでもなく切ないっす。

~ひとこと~

くるみの恋。ライバル。
風早の苦悩。ちづと徹。

5巻は結構いろいろ詰まってた。
紹介できていない所でも、
面白い所だったり気になる
シーンだったりはいろいろ
あったんですけどキリがないw

普通に本気になれる恋がしたい
あやねは、見た目のせいかな?
どーにも碌でもない相手に
好かれてしまったりして…。

ピンの勘違いはいつもいつも
おもしろいくらい空回ってて
最高に面白いのも見所ですが、
ピンが風邪で寝込んだ時の
風早が何よりも面白かったw

見所びっしりの5巻でした。
6巻からはちづの恋の話もちまこま
出てくることになりそうですね。