著:椎名軽穂 先生

ここで龍を紹介!!
普段はなんだかボーッとしてて
野球やってる時だけは真剣…
みたいなイメージの龍ですが、
ちづに関することやちづに対して
は結構「男」の顔をするんだ。
にぶくて単純…お前のことだよって
言ってやりたい衝動にかられますw
周りになんか興味を示していない
ように見えがちだけど、実は結構
見ていて気付くんですよね。
ちづに関しては特にかもだけど、
そういうの龍のすごい所だと思う。
しばらくは恋ネタは爽子と風早を
中心に話が進むけど、そのうち…
龍って実はすごくかっこいいの。
読み進めていくうちに、そんな
彼の良さに気付いて貰えたら嬉しい。

気がついたら目で負っている。
あぁ、恋ですね。でも爽子は
これが恋だなんてきっとまだ
自覚していないんだろうなぁ…。
ただ、最初の頃に抱いていた憧れ
とかの思いよりもずっとずっと強い
大好きって気持ちを持ち始めたって
きっとそれくらいにしか自分の気持ち
理解できてないんじゃないかと思う。
周りから見たら丸分かりなんだけどねw
自覚がない分、制御もできないだろう。
本人はどうしてだろうって思ってそう
だけど、爽子の思いに本人よりも早く
気付くだろうちづやあやねは、爽子を
とても温かい眼差しで見ているんじゃ
ないかな…ほんと応援したくなるよね。

爽子が風早を目で追うように、風早も
爽子を目で追ってるんですよね…。
ほんと、この2人はわかりやすいな。
まぁ、分かりやすすぎるから風早を
ずっと大好きだったくるみが邪魔を
する原因にもなってる気がするけど。
今の状態のままでも付き合ってるの?
って誤解されるくらい仲良しだけど、
お互いがお互いに好意を向けてるのに
それに2人とも気付いていないのが
また2人のある意味すごい所だよねw
そして、2人の恋の難しい所です。

いつもと少し違う空気。
きっとドキドキして、上手く
笑うことも出来なかくなった。
だからその代わりに…
「風早くんに届け」
そう願って気持ちごと蹴った
ボールは見事風早の元へ届いた。
届いたのはボールなんだけど、
なんだか気持ちごと届いてくれた
ように感じて妙に気恥ずかしい、
でも嬉しい気持ちになったシーン。
こういうシーンを見ていると、
なんだか心がポカポカしてくるよ。

『くるみ』ってのが名前だと思って
風早に名前で呼ばれるくるみがすごく
羨ましくって、特別…なのかななんて
思ったらなぜか胸がチクッと痛くて。
それは嫉妬だよwきっと爽子は
嫉妬という気持ちにも気付いてない。
そんな思いには気付かない風早だけど
黒沼でなく『爽子』って名前を呼び
たい気持ちはあったんだろうな~。
これ絶対名前呼ぼうとしてたよね。
くるみが邪魔して言えなかったけど…

爽子の風早への気持ち、そしてきっと
風早の爽子への気持ちにも気付いて、
これ以上先に進ませないためのくるみ
の行動とは、爽子に自分が風早を好き
だと話し、応援して貰おうということ。
今まで、自分のことを犠牲にしてでも
誰かのために出来ることをしてきた
爽子が断るわけないと思ったのかも。
爽子だって、相手が風早でなければ
喜んで応援したかもしれないけれど、
今回ばかりは譲れなかったみたい。
それくらい、大きな存在になって
いることに、くるみのこのお願いを
きっかけとして気付くことになった。
~ひとこと~
3巻でした。
とっても周囲に分かりやすいくらい
風早や爽子の気持ちが表に出てきた。
そして、何かとても温かい気持ちを
抱えていそうな龍にも期待です。
そして、ここから本格的にライバル
くるみが登場してきましたね。
確かにすごく可愛いんです。
けど、この頃のくるみはまだ
好きにはなれないなぁ…。
けど、最新刊の辺のくるみは
私結構好きなんですよね。
決して悪い子じゃないのだが
今はやり方が少し歪んでる。
世の中こんな子だっています。
けどそれが爽子と関わることで
どう変化していくのか…ほんと
大きな見所になっていきます!!