君に届け 第2巻

君に届け2

著:椎名軽穂 先生

君に届け2-1

今までは、友達という存在が
ほとんど居なかった爽子にとって
こんなふうに一緒に過ごせる
彼女らの存在はとてもとても
大きくて、大切なものだったろう。

表面上だけの友達なんて集まりは
きっとそこら中に溢れてるけど、
ちづ・あやねとの関係はそんなの
より余程親密だったと思う…。

ただ『友達』って存在に慣れない
爽子からしたらこの人達と友達に
なれたらいいなって、そういう存在。
まだ友達になれたと思えていない。
ほんと、謙虚すぎるのも問題だw

でも、こんなに素敵な関係になれた
のは紛れも無い爽子だったから。
彼女の真っ直ぐさや努力、優しさ。

そんな彼女の魅力を知ったからこそ
一緒にいたいと思ってもらえて今
この状況があるんだよね。憧れだ。

君に届け2-2

「…『私と喋らないで』……
ってやっぱり言えません~~
やっぱり思ってもいないことは
言えないよ~~~~~~。」

そう言って泣き出してしまった爽子。

校内での噂を聞いて、自分と関わると
その人の株を下げてしまうと思った
爽子は風早やちづやあやねと極力
関わらないよう努力し続けていた…

そんな時のお話です。

ほんとはそんなことしたくないけど、
みんなに迷惑を掛けたくない…爽子は
ほんとその一心だったんだろうな…。

そんな気持ちを知ってか知らずか、
風早は若干無理矢理入り込んでくw

俺はこんなの嫌だっ!!って気持ちで。
けど多分これぐらいで良かったんだ。

爽子は今まで誰かに迷惑をかけて
しまうとなれば自分を犠牲にしてでも
一歩退くのが癖になっていたろうし、
そんな状態で、爽子を大好きなちづや
あやねは事実を知るのが怖くて途中で
逃げたくなる気持ちも分かるし…。

そんな中ここまで踏み込んではっきり
聞いてくれた風早がいたから、爽子は
やっとみんなの気持ちに気付けた。

勇気を出して進むのは爽子自身だけど
その勇気をくれるのはいつも風早だ。

君に届け2-3

ピンは、結構碌でもないけど
それでもやっぱり大人だなと
感じることはちょいちょいある。

碌でもないのに言われて、ツッコミ
入れたくなる時も地味ぃにあるけど、
ピンの言うことは正論で、その度に
自分がまだまだ子供であることに
気付かされるのかもしれないね。

まだ高校生だもの。いろんな人と
関わって、いろんなこと学んで、
そうやって少しずつ成長してけば
いいんだと思うんだよね。だから
今はいくらでも間違えばいい。

たくさん間違えてたくさん失敗して
そうやって生き方を覚えていく。
まぁ、その結果として正しい道に
進めているかどうかってのはやっぱ
人それぞれ違ってくるものだけど、
こういう成長過程にピンみたいに
言ってくれる人の存在があるのは
かなり幸せなことだと思ったよ。

君に届け2-4


「なにも…しらないから…。
…私がどれだけ、矢野さんと
吉田さんを…すきよりもっと
………だいすきか………。」

風早に背中を押され、ちゃんと
ちづとあやねと話そうと決意した日。
偶然にも噂をしている人達に遭遇し、
必死に誤解をとこうとする爽子。

騒ぎになってしまってそこにちづと
あやねが辿り着いた時、やっと爽子の
聞きたかった気持ちを聞けた2人。

ちづやあやねは自分達の噂なんて
全然気にしていなくて、ただそれを
流しているのが爽子って噂と、爽子の
変な態度に不安になっていただけで…

ちゃんとわかりあえてよかった。
1番とかなきゃいけなかった誤解は、
本当は噂の方ではなくてちづと
あやねの方だったんだよね…w

君に届け2-5

今まではそうやって諦めてしまって
いたことも、ちづとあやねに関しては
諦めることが出来なかった。それほど
爽子の中で大切な存在になっていた。

そんなふうに思える存在に出会えた
ことはどれだけ幸せなことか。
そこまで思える存在、中々出逢える
もんじゃないと思うんだよね…。

羨ましい、なんて思ってしまうけど、
それもこれも爽子の人間性あっての
ものであることは言うまでもない。

爽子ってわかりにくいけれど、
知ってしまえばほんと最高に
魅力のある女の子だよねw

そんな彼女に出逢えて、こんな
ふうに思ってもらえたちづやあやね
も本当に幸せものだなって思う。

君に届け2-6

ここは個人的に凄く大きな
名シーンだと思ってます!!

そうなんだよね、友達ってさ。
なりたいと思ったらなれるもの
ではないけれど、逆に関わってく
うちに気付いたらなっているもの。

爽子は気付かなかったけど、
ちづもあやねも爽子とはもう
友達になっていたんだよね。

中でも、こんなふうにまで強く
思える存在って特別だと思う。
けど、知れば知るほどみんな
爽子を好きになるだろうとは
心から思っていますよ。

私も爽子が大好きだ!!
そして、ちづとあやねも見た目は
ギャルとヤンキーみたいだけど、
中身はとってもいい子達なんだ。

それだってきっと、爽子と関わり
始める前は知らないけれど、
関わることでより良い子達に
なったんだろうと感じている。

爽子って、すごいな。

~ひとこと~

2巻は噂のお話が大半でした。
いや、全体的にそうだったかw

噂が原因でいろんな人が不安に
なったり傷付いたりしたけれど、
それがきっかけとなって3人の絆は
今まで以上に強いものになった。

『君に届け』は、恋のお話でも
あるけれど、何よりも人間として、
人と人との関わりの強さや温かさ、
人の気持ちってものをすごく丁寧に
表現してくれてる漫画だと思います。

今は昔、学生時代でもこんなに
真っ直ぐな気持ちで生きては
来れなかったんじゃないだろうか…

心が洗われる思いですねw
これから先の恋や友情、そういうの
ひっくるめて、爽子はもちろん、
周りの変化もとても楽しみです。