著:種村有菜 先生

どうやらノインとまろんは
15世紀のヨーロッパにタイム
スリップしてしまったらしい。
それも、ジャンヌが処刑される
前日、ノインが悪魔に憑かれる
前日でもある日にやってきた。
まろんはなんとかしてジャンヌを
助けたいと話す、それによって、
自分が消えてしまったとしても。
そんなこと…どれだけ多くの
人が悲しむことになるだろう。
それでも、きっと今のまろんには
ノインとジャンヌしか見えてない
のかもだね・・・2人の幸せしか。
一体どうなってしまうんだろう。

結局、ジャンヌ・ダルクは
まろんに自分の力を託して
亡くなってしまった。諦めて
しまった自分の代わりに、
悪魔を封印して欲しいと。
大切な人達を思って、今なら
何でも出来てしまいそう…そんな、
強い勇気を持った時、ロザリオは
剣に形を変え悪魔を封印した。
その後無事現在に戻ったのだけれど
・・・ノインの本当の目的って、
もしかして今まで本人も忘れて
しまっていたのかってくらいで。
ジャンヌを愛した男は、最終的に
まろんを愛してしまったのかw
でもきっとこの愛は、我が子を
愛する気持ちに似ている気がする。
ほんとのとこはわからないけど、
なんだかそんな気がした。

「もしもしお父さん?
まろんです、あのね…」
ずっと怖かった、おまえなんて
いらないとか言われてしまうのが
怖くて出来なかった親への電話。
いろんなことがあって後悔なんて
もうしたくないって気持ちと稚空が
そばに居てくれるからという安心感
があったから、やっと出来たんだろう。
留守電だったらしいけど、それでも
ほんとよく頑張ったよね、まろん。
お返事が、いい返事が来るといいね。

「まろんさんが好きです。」
水無月くんからの突然の告白。
まあ、フラれてしまったのだけど、
かっこよかったよ、水無月くん。
最期は稚空にまだ好きだと言えない
まろんの背中まで押してやってさ。
最初の頃に比べたら、水無月くんは
どんどんかっこよくなってってる。
いろんな人と関わって、いろんな
経験をして…だからきっとこれから
もっと素敵な人になれると思う。
これからの水無月くんに期待だね。
あとはまろん…なんだけれど、
ここは意を決して稚空に好きだと
伝えようと思った矢先だった。
稚空が待っていると言った場所に
着くとそこには都が一緒にいて…
「まろんにはまだ言って
なかったっけ。つきあう
ことにしたんだ、俺たち。」
マンションの7階から落ちた
まろんの意識が戻った時、
実は都に危険なことがあった。
フィンが都を攫っていったのだ。
その後都が全然出てこないから
心配していたら、なんだか妙な
ことになってるんだけれど…
都がおかしくなっただけならわかる。
稚空まで一体どうしたっていうんだ。

やっとフィンを見つけたアクセス。
でもフィンは大きいのに自分は
小さいままで、ここで出ていっても
叩かれて終わるのが目に見えている。
そう思ったアクセスが叫ぶ。
「あーっもう、準天使なら
おっきくなれるのに!なんとか
してくれよ神様ーーっ!!」
「わかりました」
「ヘ?」
なんかそんな感じで突然準天使に
なれたアクセスなのでしたww
この様子を見てるとやはり思う。
そうすることしか出来なかった
から魔王の手先となっただけで、
自分の居場所は魔王の元しか
ないと思っているから従う。
きっとフィンのこと、大好きだし
出来ることなら一緒に仲良くして
いたかったんだろうなって思う。
天使は聖気ゼロの堕天使の体に
触れれば聖気を吸い取られて
しまうらしい。だから、今の
状態ではアクセスはフィンに
触れることすら出来ないんだと。
フィンを、なんとかして魔王の
元から救い出すことができたら…
アクセス、諦めないで頑張れ。
「もう…あなたにふれること
すら許されないわ…。」
1人で泣いているフィンを
救ってあげて欲しい。

「あんたがジャンヌだって
ことぐらい、あたしには最初
からばればれだったのよ!」
マジかwwwwwww
これはさすがに驚いたよ。
最初ってのは本当か微妙だけど、
確かに追っかけてる間に正体に
気付いて、それでも尚追いかけ
続けている理由はこれだって
言われたら都らしいって思える。
都に取り付いた悪魔が稚空を
誘惑して、おかしくなってた
らしく、都についた悪魔を封印
するにあたり正体をバラすことに
なったんだけれど…この際って
ことで全部説明をしたまろん。
都の反応は予想以上だった。
そしてもう1つの秘密、稚空に
気持ちをいつまでも言えなかった
のは都を傷つけるのが嫌だった
からだとようやく気付いたらしい。
ほんと、都もまろんもお互いが
大事で大好きで仕方ないんだな。
これで今度こそ上手くいくよね?

「日下部まろんを傷つける
人はそれがたとえ東大寺都
でも許さないのよあたし!」
笑顔でそう言った都に対して…
「好きです!」
なんて顔を真赤にして言った
のは実はこっそり都とまろんの
話を隠れて聞いていた水無月w
ジャンヌの話は聞こえてなかった
用で一安心の都さんでしたが、
そんなことより予想外な出来事に
しどろもどろなのでございましたw
水無月くんのくせにwwww
水も滴るいい男になっとるぞ←
結局弾き飛ばされちゃったけど、
都はこの後ドキドキが止まらず
大変なようでございましたww
今後が楽しみですね!!
~ひとこと~
いろいろな方面で少しずつ
いい方向に話が向かって来てる
気がしつつ…そう簡単には解決
出来なそうな問題もあったり…
毎度毎度続きが気になるとこで
終わらせてくれる作品ですよw
まろんが向かった先には、まろんと
待ち合わせをした公園にいた時から
記憶が無い稚空がいて、抱きついた
まろんだったけれどそこから突如と
して稚空の姿は消えたのだった。
「名古屋稚空は消滅
したわ。死んだのよ。」
そう言って現れたフィン。
その頃別のところでは、死んで
しまったと思われていた準天使
達をアクセスが発見していた。
その2人はフィンが人間界に来た
時に一緒に来ていたセルシアと
トキ。相模に殺されたのだと
思われていた2人だったけど…
的な感じでいろいろ謎な所で
終わっちゃってるんですよね。
気になるったらありゃしない←
では、次巻最終巻です!!