著:種村有菜 先生

稚空の父親が買った絵画に
悪魔がついていたらしく、
豹変してしまった稚空父。
そして稚空も父親に誘拐され…
悪魔の回収も勿論だけど、今は
それだけじゃなく稚空にちゃんと
伝えたい事がある…だからちゃんと
悪魔を回収して稚空には戻って
来てもらわないといけない。
シンドバッドは敵だけど、それでも
自分に芽生えてしまった大切な
想いはそう簡単に消せないよね。
反対するフィンだったけど、まろんの
思いを聞いて許してくれたのだった。
敵けど、信じる…何とも不思議な…w
でも稚空を信じたい…信じてみようと
する勇気を持たせてくれたのは稚空だ。
まだ2人は敵対する存在でいなければ
いけないのかもしれない、それでも
いつかはそんな立場じゃなく素直に
お互いを思い会えたらいいって思う。

ずっと稚空は父親を嫌っていた。
稚空が幼い頃に亡くなった母親。
「(人間なんてどんなに好きに
なってもどうせいなくなるんだ。
いつかは離れていくんだ。
だったら本気にならない方が楽だ。
父さんもそう思ってるの?
だから何度も再婚するの?)」
「大切にしてやらない。母さんを
忘れて大切にしてない父さんなんか
…父さんなんか大っ嫌いだ!!」
ずっとそうやって嫌っていた存在。
でも事実は全然違っていたことに
ようやく気付かされて…稚空も父親も
お互いにから回ってただけだった。
なんだ、良かったじゃないの。
まろん親子も、いつかちゃんと…
稚空達のように笑顔で再会できる
日が来ることを心から祈ってる。

アクセスはフィンのことが
好きらしい。ここでこんなこと
が明かされるとは思わなんだw
でも好きならなぜフィンが
正天使になるための悪魔回収を
邪魔する必要があるのか…だ。
いろいろ謎ばかりが増えてくね。
考えたくない疑惑まで出てくる。
フィンが言ってることは、一体
どこまでが本当なんだろうか。

「へぇ、魔王の手先でも
ロザリオ持ってるのね。」
「なに言ってるんだあいつ…。」
まろんのふとした言葉で、
違和感を覚えた稚空…
フィンはシンドバッドのことを
魔王の手先なのだと言っていた。
でも、実際は違うんじゃないか?
アニメの方ではそう思わせる
シーンは結構あったんだけど、
原作ではここまでそんな素振り
全く見せてこなかった稚空です。
勿論アクセスの方も…さてさて…
真実はいつ明らかになるのか。

都の兄が悪魔に取り憑かれた。
絵画を買ってから豹変して
しまった兄を救って欲しい。
「…あんたが絵を盗むと、悪い
人が元のいい人に戻るから!」
ジャンヌに頼んできた訳はこれ。
都、ほんとよく見てるよね。
「お願いジャンヌ!
お兄ちゃんの絵を盗んで!!」
刑事の娘で、ずっとジャンヌ
を追いかけていた存在の都。
ずっと敵対する存在への頼み。
都をすごく大切に思ってるまろんが
断れるわけがなかったよね…。
でも偵察中に大事なロザリオを
落としてしまってジャンヌに変身
出来なくなってしまったまろんは、
まろんの状態でジャンヌに変装
して悪魔を回収しに行くことに。
悪魔の罠にはめられ、まろんと
都は水の中で絶体絶命!!?
そんな所で、どこからか聞こえる声。
この声の正体は一体何だったろう。
結果、聖なる力が目覚めたらしい。
フィンやアクセスいわくです。
ロザリオがなくてもジャンヌに
変身出来るようになったまろん。
都を守りたい、きっとそんな
強い思いが彼女を覚醒させた
ってことなんだろうと思う。

ジャンヌのおかげで、無事
元の優しい人に戻った都の兄。
お礼を言いに来た都だったけど、
それでもジャンヌを追うのは
絶対にやめないと言ってくる。
そんな彼女に、どうして泥棒なんて
山程居る中で自分を追いかけるのか
という質問を投げかけたジャンヌ。
都の思いを聞いて、実は本当に
まろんがジャンヌだなんて…
こんなんじゃ全てが終わっても
決して明かせないだろうと思う。

ジャンヌのことは絶対に都に
バレてはいけない…そんなふうに
思った矢先、ジャンヌが変身を
解く瞬間を人に見られてしまう。
その人はまろん達の学校に新任
教師としてやってきた紫界堂聖
(しかいどうひじり)先生で…
学校では、まろんの父親から
手紙を預かっていて…なんて
嬉しい話しかしてこなかった
からバレてなかった!!と安心
していたのに、やはりバレてた…。
ジャンヌが仕事中に誤って
リボンが取れて変装が解けて
しまった…そんな彼女をそこから
連れだしたのは聖先生だった。
~ひとこと~
最期の危機的状況、シンドバッドは
近くの木の枝でストライキ中でした。
「アクセス!お前が魔王の
手先だっていうのは本当か?」
アクセスがその問いかけに答えない
状態が続いてストライキ中らしい。
あっちもこっちも良からぬことに…
けどここで1つ分かったことがある。
稚空はまろんの思うような理由で
ジャンヌを邪魔するわけではない。
もし事実がフィンの言う通りでも、
シンドバッドはそれを知らない。
…ややこしいことになってきた。
聖先生がひとまず恐いんだが…