はしたなくてごめん 第4巻

著:石田拓実 先生

そんなこんなで、大きな変化も
ないまま中途半端な関係を続ける
2人の間に突然の変化が出るか!?

桃花にゴムを見つけられたことで
用心のためにと隠し場所を変えた。
それを偶然にも今度は真奈緒が
見つけてしまったようです…(汗)

与倉の家に来ていた真奈緒は
大慌てで帰宅してしまった。
与倉が持っていたということで
突然生々しく感じて混乱した‥
という感じだと思うんだけどw

ほんと、落ち着かないなこの人達w

彼は園芸部元部長・木嶋先輩。
園芸部には、与倉のいとこがいる。
名前は小路芽衣。真奈緒が好きな
サディメロっていう漫画のメロちゃん
てキャラに似てるということで、
既に1巻から出てきたはいましたw
そんな芽衣ちゃんに恋をしている
彼、木嶋先輩。ほわ~んとしてるw

芽衣ちゃんに似た子が表紙だったと
いう理由で漫画を買い、サディメロ
の存在を知っていたという彼でした。

すっかり真奈緒の妄想材料にされる
木嶋先輩でしたが…これがまた厄介w

一見友好的に見える木嶋先輩。
彼と真奈緒がこんなふうに会って
しまったことで、波乱の始まり~w

ある日、いつもなら雑誌の新刊を
買って与倉の家に行っていた日。
例の一件から与倉の家に行くのが
気まずくなってしまっていたため
久々に以前通っていた公園で一服
しながら漫画を読んでいた真奈緒。

そこに…シャッター音??

煙草を吸っている写真を撮られた。
真奈緒はまだ気付いていないけど、
それを撮ったのは木嶋先輩だった。

次の日それを見せられて、秘密に
する代わりにと条件を出された。

「西さんが与倉くんから
離れてさえくれればね。」

芽衣ちゃんが不安がるから、安心
させてあげたいんだ~なんて話す。
うわ~、すっごく厄介だこの人…。

最悪自分が処分を受けるだけなら
自業自得だと、吸っているのを
知って見過ごしていた与倉が
責任を感じてしまうかもと思い
一先ず彼を巻き込まずに済む
方法を取ろうとした真奈緒。

でも、そんな真奈緒の異変に
与倉は気付いて引き止めた。

「……………もしかして、
何かあった…………?」

彼女の態度が、真奈緒っぽくない。
それで気になって心配で、きっと
今気まずかったのは与倉も一緒
だったと思うのに…ほんと愛だw

その言葉で、真奈緒は戦うことを
選んだようだった…どうなるかね。

でもね、木嶋先輩のやり方はほんと
気に食わないし、真奈緒の喫煙は
問題ではあるけど…負けたくないね!

…これからどうするんだろうか。

芽衣ちゃん、めっちゃ口悪いww
まだ芽衣ちゃんのほわほわを紹介
してなかったのでいきなりこれは
ただの性格悪い子ですが、ほんと
仮面被った状態の芽衣ちゃんは
随分と可愛らしいほわほわ女子。
男の子にモテるタイプの子でした。

でも実はこっちが本性かな~。
で、人がいると態度が変わる…
その肥料?さっき担いでたやんw

さて…この子はただの猫かぶり
二重人格ちゃんなんだろうか?

一先ず、木嶋先輩の行動を把握
してキモがってることには賛同w

ここで少し、芽衣ちゃんが幼稚園
だった頃から今に至るまでのお話が
紹介されたんですがね‥芽衣ちゃん、
確かに、口悪い方が本性でした。

口が悪く、すぐに手や足が出る。
昔から見た目は可愛らしくて、
母親にも随分と可愛らしい服を
着せられていたものだから周りは
可愛い、お姫様みたいと連呼。

でも動き、話してしまえば印象は簡単
にぶち壊された。保育園では問題児。

でも、芽衣ちゃんが手を出すのは
自分より上の人達ばかりだった。

誰かのおもちゃを取り返したり、
誰かが意地悪されたからだったり、
理由はいつも自分以外の誰かだ。

昔から正義感が強くて、それが暴力と
いう形になっていたから周りにそれを
理解してくれる人の存在はいなかった。
園の先生も、母親も、友達も…誰一人。

そのうち、よく身体をはった喧嘩に
なっていたヒロシくん(デブヒロ)に
大怪我をさせてしまったことで、
芽衣ちゃんは酷く凹むことになる。

(デブヒロがしんだ…………!!
…メイがころした…………
あんないっぱいちだして…
……いくらデブヒロでも
しぬことはなかった……。)

そんな凹んでいた大人しい様子が
最近はいい子でなんて評判になる。
試しに自分から挨拶をしてみたら、
がっかりも怒りもされなかった。

今まで自分が何を望まれているか
さえわからなかったんだろうね。

でもそんな様子に喜んでくれるなら
…その日から芽衣ちゃんは日々研究
して可愛い女の子を極めていった。

その…最終形態が今のぶりっ子w
男子にはモテる、女子には陰口を
言われる‥それでも、周りにがっかり
されるようなことはなくなっていた。

でもね、根っこは変わっていない。
そんな彼女もいろんなイライラを
抱えながら頑張って生きていた。

そこにね、与倉=ユキ兄のこの言葉。
こら、惚れるわ~って思いました。

「一切お咎めなし。
晴れて無罪放免。」

木嶋先輩は、例の真奈緒の写真
を校内に何枚も張り出した。
頑張って剥がしたり何だりと
行動する与倉‥でも最終的に
真奈緒は先生に呼び出された。

でもそこで真奈緒が出た行動は
自分ではないと言い張ること。

普段の行いがいい優等生だもの、
この言い張りが通用したらしい。

それに初めに木嶋先輩が真奈緒に
見せてきた、どう見ても真奈緒と
はっきりわかってしまう写真とは
別の、ごまかせる可能性が0では
なさそうな写真をバラ撒かれてた。

木嶋先輩の意図は一体どこにある?
芽衣ちゃんのためと言いつつ、
芽衣ちゃんに引かれてることは
重々承知と言った様子だった。

その上、芽衣ちゃんの邪魔と言った
真奈緒の存在を完璧に排除する気も
実はないように感じて取れるし…謎。

木嶋先輩の嫌がらせはエスカレート?
これ以上余計なことをしないようにと
釘を刺しに行った芽衣ちゃんに対し、
彼はまだまだ気持ち悪い行動に出る。

学校のHPに写真を送っただの何だの。
取り消せないだの何だの…何としてでも
真奈緒を退学にさせてみせるだの何だの。

芽衣ちゃん、ブチ切れました。
昔みたいな暴力は奮ってない。
乱暴な口調に少し手荒な真似。

そんな彼女を見て木嶋先輩は、
心底嬉しそうな表情をして爆笑w

「あはははははは、いやでも、
それでこそかいぶつおんな!」

かいぶつおんな…こんな呼び方を
していたやつが過去に一人いた。
同じ園の2つ上だったデブヒロ。
木嶋ヒロシくんだった…www

いやはや…まさかだったよこれはw
この学校で再開したのは偶然だった。
同じ園芸部ってのも、後から入って
来たのは芽衣ちゃんだし偶然だった。

久々に再会したらえらい気持ち悪い
感じになってるなと感じた木嶋先輩。
でもその中にも昔の片鱗が見え隠れ。

だから、昔と変わってないのかを
確かめるためにあえて芽衣ちゃんを
キレさせるようなことを繰り返した。
そこに巻き込まれたのが真奈緒ww

そんなことを暴露されてファイティング
ポーズを取る芽衣ちゃんに対して謝罪。

ダンゴ虫…デブヒロが大量にシチューに
ダンゴ虫をダイブさせて、おかげで
何の罪もないダンゴ虫が大量に死んで
しまったとブチ切れた当時の芽衣ちゃん。
そのケンカで、デブヒロが大怪我をした。

その後転園してった彼だったけど、
いろいろ思うことがあったのかな。
決して悪い子じゃなかったのかな。

「かいぶつ女が変わらないでいてくれて
俺、ほんとに今けっこ嬉しいんだよ。」

そんなふうに話した木嶋先輩だった。
いや~、いろいろ引っ掻き回して
くれたものだね…w でも、良かった。

ここでこの厄介だった木嶋先輩との
話も終わるかに思われた…けれど、
この後彼は与倉の住むマンション?
の隣の部屋に越してくるのであった。

恐らく偶然ではなく、作為的にww
また何かやらかす気だろうか…不安w

~ひとこと~

気まずかった与倉と真奈緒。
最終的に2人で与倉の部屋に行って
例のゴムの話を謝罪された真奈緒…
気まずさは最終的に落ち着いたけど、
そのゴムの使用期限は3年後…それを
見て真奈緒は「ちょうどいいね」と
言った…これから3年…2人の関係は
どうなっていくんでしょうか??

一先ず、芽衣ちゃんはもう正々堂々
と与倉を真奈緒に取られないように
邪魔しに来ることを宣言していたw

真奈緒も、芽衣ちゃんも好きだけど、
やっぱり与倉の気持ち的に真奈緒を
応援したいなと感じているこの頃☆