著:熊岡冬夕 先生

真剣な顔で、話したいことが
あるなんて言うから、すごく
気になっていたのに有耶無耶な
状態になってしまってその話は
聞けないまま、なんだか少し
気まずい感じになっていた2人。
そんなこんなでまともに話が
出来ないまま、文化祭準備に
日々忙しく動きまわる校内。
不審者に合いそうになったり、
文化祭準備でもいろいろと
ハプニングにあっていたり…
そんな時に助けてくれるのは
いつも花君で…七世としては
嬉しいけれど複雑な気持ち。
花君の、気持ちが知りたい
って、なるよねきっと…。

文化祭準備中のハプニングから
助けてくれた花君、有耶無耶に
なっていた話の続きをしたいと
立ち去ろうとする花君を呼び
止めようとした七世だけれど…
「花君あたしのこと
好きなんですか!?」
随分勢余ったことを言ったw
突然の七世の言葉にポカンと
した顔をする花君を見て、
つい走って逃げていく七世。
追いかけて花君が伝えた
返事は、肯定だった。
「そーだよ。
聞こえた?」
「花君、さっきの聞こえた。
ばっちり聞こえたから!」
うぉおお!!!
すごく熱い展開なのだけれど…
バタバタして、そこから話す
タイミングを作れない2人。
そのまま文化祭突入…

文化祭中、こまりちゃんを
拉致って結婚おめでとうパーティ
みたいなのをやろうって企画が
あったらしく、生徒たちから祝辞。
「わたし、あんたのことなにが
あってもずっと見てるから。」
きっと家族みたいな、弟みたいな、
そういう目線での言葉だったろう。
こまりちゃんに告白した時は、
きっと強がりな感じがすごく
強くあった気がするけれど、
今度はほんきで祝福できた
んでないかなって思う。

おめでとうパーティも終わり、
花君の気持ちの整理もしっかり
ついたってところだろうか。
「もーおわり。」
「もっと大切なやつ
できたから。」
あぁ…なんだか
泣きたくなってきたよ。
「好き。」
「…オレも。」
「つきあう?……七世、
オレとつきあって。」
うあぁあああ!!!
良かったね七世ぇ!!!!
貰い泣きなう…w
なんか、すっごい
私まで幸せな気持ちw

付き合うことになって、
なんだか実感がわかず、
あれ?今日花君と目が
合わなすぎる気がするー
なんて不安になったりして。
でも、夢でも何でもなく
ちゃんと、花君の彼女に
なれていたわけでして…
「―あのさ、おれ
もおなじだよ。」
いろいろ混乱したりして
上手く出来なかったのは
実は花君も同じだったって。
これから、少しずつ、
ゆっくり時間をかけて
お互いをもっともっと
知っていけたら良いね。

この2人の、この感じが
すっごい好きだったりする。
ああ…微笑ましくてニヤけるw
~ひとこと~
祝!!ですね。
なんかドキドキとふわふわと
なんかすっごい愛情を感じた
4巻。優しい気持ちになれた。
これからお付き合いしていく
2人はいろんなことを知って、
きっと合わないところとかも
出てくるんだろうなって思う。
関係が変わっても、お互いの
いい所がそのままであるように。
七世はズバッと言うこと言って、
花君はぶっきらぼうだけど
本当はすごく優しい彼のままで。