著:熊岡冬夕 先生

花君の告白、失恋から、
気まずさもあってか、花君は
学校に来ない日々が続いた。
心配してプリントを届ける
ことを口実に会いに来た七世。
迷惑かけたからお礼したい
という花君に七世は答える。
・学校に来て欲しい
お礼としては却下されたけど、
ちゃんと来ると言ってくれた。
・アド交換 (七世の今月の目標)
お礼はまた別にって話に
なったけれど、アド交換達成。
何というか、異性としての好き
にはまだ距離があるのかもと
思うけれど、花君基本的に
七世のこと好きだよね人として?
だから、七世としては諦める
ことも出来なくてついつい
期待したくなるような態度を
取ってくることが多いと感じる。
まだこまりちゃんへの思いには
遠いのかもしれないけれど、
少しずつ、七世に気持ちが動き
出してるんじゃないかなって思う。
…頑張れ、七世。

結局お礼として、花火
大会に誘うことにした七世。
花君の家からの帰り道。
駅でメールを打ってから
送信するまで5分悩んで、
なんとか送ったお誘いメール。
送った直後花君から
電話が…ずーっと七世を
観察していたらしいw
電車が来てしまって、
結局お誘いの返事は聞き
そびれたと思った矢先…
花君も、なんかこっ恥ずかし
かったのかな…?でも、七世
的にはめちゃくちゃ嬉しい
だろうって思う…これやばい←
『花君、うれしくなっても
いいかな。思ってもいいかな。
ちょっとずつでも
近づけてるんだって。』
あぁ、なんというか、
見ていて温かいような、
少し懐かしいような…
そんな気持ちになった。
青春だねぇ~ (*人´Å`)♡

「今はべつに彼女とか
つきあうとか考えて
ない。めんどくさいし。」
「オレいいんちょーしか
ともだちいないし(この
学校)だからいいんちょー
に嫌われたらへこむ。」
「オレ正直、まだこまりのこと
好き。全然ふっきれてない。」
下げて上げて下げてくる花君。
そんな彼に対して七世はいつも
まっすぐに自分の思いを伝える。
いつも言った後に恥ずかしく
なって段々小声になって終いに
言い逃げするわけですが…w
こんなふうにまっすぐに
向かってきてくれるのって、
やっぱ嬉しいものなのかな。
「――――・・・うわ
すげえなあいつ。」
このままで、この調子で
良い気がする。ほんとに
少しずつかもしれないけど
花君の心が動き始める予感。
でも、ほんとそうだったよね。
こまりちゃんに真剣に恋する
花君をずっと見てきて、そんな
彼に恋をしたんだろうな七世は。
いつか自分と…って。

少し前の、七世の言葉から
様子がおかしい気がする花君。
そんな状態のままの花火大会で
偶然会った花君の友達から
間違えてお酒を飲んでしまった
七世はいつも異常に大暴走…w
自分から逃げまわる七世に
「いいんちょ…」
「七世、こっち来い」
一見とてもめんどくさい感じの
子になっていた七世だけれど、
嫌いになんてならないって。
花君は七世を抱きしめてくれた。
酔っ払って、寝てしまった
彼女を肩に寄っかからせて、
ようやく目を覚ました七世に…
「よっかかっていいよ。
…まだ調子わりーだろ。」
少し照れたようにそう言った。

夏休みも終わり投稿日…
休み最終日に気を抜いて
風呂あがりに花君に会いに
外に出たのが原因か、七世は
風邪をひいて学校を休んだ。
七世のお友達sに声をかけ、
一緒にお見舞いに来た花君。
なんか1人だけ取り残され…
「あ…あと3分。
いてほしい、な…。」
花君的にも、なんか嬉しかった
のかもなって反応な気がした。
オンチな子守唄をご披露…w
笑顔になる七世に、花君も
すごく優しい笑顔を見せる。
それにドキッとして、逆に
安心も出来たんだろうか、
眠りについた七世に花君。
これで付き合ってないっていう。
こんなんで、お互い好きになる
だろって思ってしまうけれど、
花君の心中はまだこまりちゃん
が居座ってるわけで…難しいね。
時間の問題かなって思う。
だって、そう思えるくらい、
異性としてってのとはまた
少し違うのかもしれないけれど
花君は七世のこと大事に思ってる
ってものすごい伝わってくるから。

『花君の気持ちわからなくて
傷つくかもってこわくても、
もしこの先応えてもらえなく
てもやっぱり恋してよかった。』
七世がまっすぐに気持ちを
持ち続けてるうちに、花君も
どんどん七世が気になってる。
気持ち持ってかれてる気がする。
まだ時間はかかるかもしれない。
でも、七世を見てる時の彼の
頭には七世しかいない気がする。
~ひとこと~
はい3巻でしたぁ~!!
なんかね、小さな心の動きが
すっごい伝わってきてしまうの。
こっちまですっごいドキドキする。
ほんとこの話好きだな…花君も
七世も、私すっごい好きなんだ。
こまりちゃんは、大人特有の
ずるさを持ってるよねって思う。
それが悪いとかではなくってね。
もう20代後半な私ですが(←)
こまりちゃんみたいに上手く
立ち回れる出来た大人には
なれていないなと感じます。
人って、いつまで経っても
ガキなもんですよね…ハイ。
これからも、七世と花君の
気持ちの変化、関係の変化?
どうなっていくか見ていきたい。
この2人を見ていると、ドキドキ
するだけでなく、なんだかすごく
穏やかな気持ちになれる気がする。
番外編で、花君とこまりちゃんの
少し昔話が描かれています。
花君sideの、まだ中学生の
頃のお話。こちらもなんだか
心が温まりました、オススメ!