花君と恋する私 第3巻

著:熊岡冬夕 先生

花君と恋する私3-1

花君の告白、失恋から、
気まずさもあってか、花君は
学校に来ない日々が続いた。

心配してプリントを届ける
ことを口実に会いに来た七世。

迷惑かけたからお礼したい
という花君に七世は答える。

・学校に来て欲しい

お礼としては却下されたけど、
ちゃんと来ると言ってくれた。

・アド交換 (七世の今月の目標)

お礼はまた別にって話に
なったけれど、アド交換達成。

何というか、異性としての好き
にはまだ距離があるのかもと
思うけれど、花君基本的に
七世のこと好きだよね人として?

だから、七世としては諦める
ことも出来なくてついつい
期待したくなるような態度を
取ってくることが多いと感じる。

まだこまりちゃんへの思いには
遠いのかもしれないけれど、
少しずつ、七世に気持ちが動き
出してるんじゃないかなって思う。

…頑張れ、七世。

花君と恋する私3-2

結局お礼として、花火
大会に誘うことにした七世。

花君の家からの帰り道。
駅でメールを打ってから
送信するまで5分悩んで、
なんとか送ったお誘いメール。

送った直後花君から
電話が…ずーっと七世を
観察していたらしいw

電車が来てしまって、
結局お誘いの返事は聞き
そびれたと思った矢先…

花君も、なんかこっ恥ずかし
かったのかな…?でも、七世
的にはめちゃくちゃ嬉しい
だろうって思う…これやばい←

『花君、うれしくなっても
いいかな。思ってもいいかな。

ちょっとずつでも
近づけてるんだって。』

あぁ、なんというか、
見ていて温かいような、
少し懐かしいような…
そんな気持ちになった。

青春だねぇ~ (*人´Å`)

花君と恋する私3-3

「今はべつに彼女とか
つきあうとか考えて
ない。めんどくさいし。」

「オレいいんちょーしか
ともだちいないし(この
学校)だからいいんちょー
に嫌われたらへこむ。」

「オレ正直、まだこまりのこと
好き。全然ふっきれてない。」

下げて上げて下げてくる花君。
そんな彼に対して七世はいつも
まっすぐに自分の思いを伝える。

いつも言った後に恥ずかしく
なって段々小声になって終いに
言い逃げするわけですが…w

こんなふうにまっすぐに
向かってきてくれるのって、
やっぱ嬉しいものなのかな。

「――――・・・うわ
すげえなあいつ。」

このままで、この調子で
良い気がする。ほんとに
少しずつかもしれないけど
花君の心が動き始める予感。

でも、ほんとそうだったよね。
こまりちゃんに真剣に恋する
花君をずっと見てきて、そんな
彼に恋をしたんだろうな七世は。

いつか自分と…って。

花君と恋する私3-4

少し前の、七世の言葉から
様子がおかしい気がする花君。

そんな状態のままの花火大会で
偶然会った花君の友達から
間違えてお酒を飲んでしまった
七世はいつも異常に大暴走…w

自分から逃げまわる七世に

「いいんちょ…」

「七世、こっち来い」

一見とてもめんどくさい感じの
子になっていた七世だけれど、
嫌いになんてならないって。
花君は七世を抱きしめてくれた。

酔っ払って、寝てしまった
彼女を肩に寄っかからせて、
ようやく目を覚ました七世に…

「よっかかっていいよ。
…まだ調子わりーだろ。」

少し照れたようにそう言った。

花君と恋する私3-5

夏休みも終わり投稿日…
休み最終日に気を抜いて
風呂あがりに花君に会いに
外に出たのが原因か、七世は
風邪をひいて学校を休んだ。

七世のお友達sに声をかけ、
一緒にお見舞いに来た花君。
なんか1人だけ取り残され…

「あ…あと3分。
いてほしい、な…。」

花君的にも、なんか嬉しかった
のかもなって反応な気がした。

オンチな子守唄をご披露…w
笑顔になる七世に、花君も
すごく優しい笑顔を見せる。

それにドキッとして、逆に
安心も出来たんだろうか、
眠りについた七世に花君。

これで付き合ってないっていう。
こんなんで、お互い好きになる
だろって思ってしまうけれど、
花君の心中はまだこまりちゃん
が居座ってるわけで…難しいね。

時間の問題かなって思う。
だって、そう思えるくらい、
異性としてってのとはまた
少し違うのかもしれないけれど
花君は七世のこと大事に思ってる
ってものすごい伝わってくるから。

花君と恋する私3-6

『花君の気持ちわからなくて
傷つくかもってこわくても、
もしこの先応えてもらえなく
てもやっぱり恋してよかった。』

七世がまっすぐに気持ちを
持ち続けてるうちに、花君も
どんどん七世が気になってる。

気持ち持ってかれてる気がする。
まだ時間はかかるかもしれない。
でも、七世を見てる時の彼の
頭には七世しかいない気がする。

~ひとこと~

はい3巻でしたぁ~!!
なんかね、小さな心の動きが
すっごい伝わってきてしまうの。

こっちまですっごいドキドキする。
ほんとこの話好きだな…花君も
七世も、私すっごい好きなんだ。

こまりちゃんは、大人特有の
ずるさを持ってるよねって思う。
それが悪いとかではなくってね。

もう20代後半な私ですが(←)
こまりちゃんみたいに上手く
立ち回れる出来た大人には
なれていないなと感じます。

人って、いつまで経っても
ガキなもんですよね…ハイ。

これからも、七世と花君の
気持ちの変化、関係の変化?
どうなっていくか見ていきたい。

この2人を見ていると、ドキドキ
するだけでなく、なんだかすごく
穏やかな気持ちになれる気がする。

番外編で、花君とこまりちゃんの
少し昔話が描かれています。
花君sideの、まだ中学生の
頃のお話。こちらもなんだか
心が温まりました、オススメ!