著:中原アヤ 先生

純太に貸したお金はそのまま
になっていたミチコだったが、
それを晶さんに話すときっと
ミチコは考えもしなかったで
あろう言葉が返ってきた。
やっぱ、すごいちゃんとした
いい人なんだよね晶さん。
こんな友達、すごく心強い。
友達面していい顔してくれる
人なんていくらでもいるだろう
と思うけど、悪いことは悪いと
はっきり言ってくれる人こそ
本当の友達だって思うので、
ミチコ、男見る目ないくせに
黒沢さんとかテリーさんとか
含め、友達に恵まれてるよね。

純太から金を返してもらうと
主任に話すと、心配…というか
そんなこと出来んのと言われたw
まぁ、そこまでは案の定です。
そこで晶さんが手伝ってくれる
ことを伝えたら、今度は安心
したような返事が返ってくる。
別れてしまった、それを主任は
リセットだと言っていたけれど、
この時のミチコには本当に謎な
ことだらけだったんだろうと思う。
主任の晶さんに対する信頼は
結構厚い。こんな言い方してる
けど、信頼してるんだと感じる。
主任が抱える思いに気付く
のは、もう少し先のお話…。
最終的に、晶さん+テリーさんも
来てくれて、100万円は無事
返してもらうことが出来ました。
これで、詐欺師大学生との
関係も完璧に切れただろう。
ほんと、もうこれ以上変なの
には引っかからないといいね。

「主任て酔うとどうなるんですか?」
「あんまり酔わないっスね。
酒強いっス。でも、たまに
調子悪いと酔って寝ます。」
詐欺師から返ってきた100万円を
主任に返すと、歓迎会だと言って
焼肉に連れて行ってくれました。
そこでテリーさんが教えてくれた
その日に、主任は爆睡しました。
家より近いと言って、店に主任を
運んでベッドに寝かせたテリーさん。
メガネくらい外してやろうと
近付いた瞬間…事故った←
「……………春子。」
寝ぼけた主任が口にしたのは
『春子』という女性の名前。
そして、キスされてしまった!!?
少し前にね、晶さんから
聞いたことがあった話。
主任にはずっと好きな人がいるって。
寝ぼけて名前を呼んでキスをした。
まぁ…そういうことだよな~…。
次の日、目を覚ました主任は
焼肉屋で寝てしまう少し前からの
記憶が残っていませんでした。
春子という人について問いただそう
としても、かわされてしまう始末。
「…聞き間違いだろ。
玉子とか大根とか。」
なんだそのおでんの具みたいな
間違いは…wドラマの方では
ファルコンとか言ってたなぁw

ある時、前の同僚の子から映画の
ペアチケットを貰ったミチコ。
一緒にいく相手もおらず、疲れてる
様子の息抜きに…とそのチケットを
譲ろうとするが…まさかの!!主任と
ミチコが2人で映画に行くことに!!
その構図は、まるでデートそのもので…
「女子はそんなことしなくても
黙って待ってりゃいんだよ。」
当たり前のように飲み物を
買いに行ってくれたり…
肉クッションをUFOキャッチャーで
取って、それをミチコにくれたり…
カップルが行くようなスポットに
連れて行かれたり…←
寒がっていたら、主任が着ていた
上着を無言でかけてくれたり…
どう見てもデートにしか見えない。
私もこんなデートしてみたい!!←私情
明らかに女の子扱いをされて、
いつも怖かった主任が優しくて…
「やめてくださいよもう~~~。」
『かんべんしてください』
ミチコは気持ちを止めることが
出来なくなってしまいそうです。
最初の印象は最悪だったかも
しれないけれど、本当の彼を
知れば知るほど、好きになるよ。
主任、めっちゃいい男だもの。
まぁ、口悪いけど、その分
態度に優しさが溢れてるの。
…それから先、ミチコの目には
主任がキラキラして見えてしまって、
ズキュン…と胸が痛む日々を送ったw
でも、あの優しさはみんなにも
同じように向けられたもので…
「私だって、次こそは
報われる恋がしたいよ。」
「好きな人に好きに
なってほしいよ。」

新しい職場では、若い子ばかり
採っていたらしくミチコのように
根性があってしっかり働く人は
全くいない環境だった…そんな中
真面目に働くミチコには他の人の
仕事も任されたりしてしまって…
残業代も付かないのに日々残業。
そんな毎日を送っていたある日…
主任には全部見ぬかれていた。
「そんなの関係なく、ハート
掴まれちゃうんですよ。だって
こんなの、どうしようもない。
恋に落ちろと言われてる
ようなもんじゃないですか。」
ミチコが自分の抱える思いから
逃げ出せなくなっていく感じが、
ほんとじわじわ伝わってくる。
あの怖い主任だよって自分に
言い聞かせても、きっともう
そう思っていた頃には戻れない。
好きな人がいる人を好きに
なるって、絶対つらいよな…。

そんな中、ミチコの会社も
給料日。何か買っていこうと
…貢ぎ癖が発動しそうになるのを
抑えてケーキを買って帰るミチコ。
…そこで目にしたのは主任と、
『春子さん』と呼ばれた女性。
~ひとこと~
主任と再会して、喫茶ひまわりで
バイトを初めて、詐欺師との縁も
切れて、住む場所まで貸してくれて
そのうち就職先も無事決まって…
思いがけない再会から、少しずつ
環境も、思いも変化していくミチコ。
…そんな時に目の前に立ちはだかる
『春子さん』という女性の存在。
さて、どう転びますか…
どうもこの漫画は数ページを
またぐことでジワジワ来る感じが
多くて、レビュー書こうとすると
文字だらけになってしまいます。
‥申し訳ない。では3巻で!!