著:小畑友紀 先生

ちょいちょい矢野と山本さんの
描写が入ってきてる。
これは、きっと、昔の回想
なんだろうね、矢野が抱える
矢野と山本さんの過去。
まだ全然わからない。
けど、2人とも確実に何か
大事なことを隠してて、
いつまでも引きずっていて…
ナナちゃんはまだ何も知らない。
どうか、2人の幸せな時間が
壊れてしまいませんように。

ナナちゃんの知らない過去。
本当なら、知らないままのほうが
幸せな気持ちでいられたかもね。
でも、これから先もずっと矢野と
一緒にいて、支えていくなら
知らなければいけない過去。
矢野からも、山本さんからも
決して話してくれることはない。
ナナちゃん、負けないで。
負けずに立ち向かってあげて。
どんな過去があっても、どんな
ことをしてきた矢野だとしても。
今、矢野はナナちゃんをすごく
大切にしてくれてるんだから。
ナナちゃんを好きなんだから。

勇気を出して、
山本さんとの過去を聞いた。
矢野は、何もないと答えた。
「ごめん、高橋」
けど、それは嘘で、何があった
のか分からないけど、隠しごと
なしだよって言ってるのに、
本当のこと言えなかったんだ。
こんなんで、2人は大丈夫なのか。
………大丈夫なのかな。

竹内くんは、矢野から
聞いたわけではないけど、
いろいろ知っていた。
知っていたから、だからこそ
ナナちゃんを傷付けまいと
優しくしたかったのかもしれない。
そういう気持ちは、この先が心配。
でも、ほんと、知れば
知るほど矢野がわからない。
きっと本当のこと知っても、ナナは
傷付くだけなのかもしれない。
けど、これ以上矢野が1人で
背負い込むのは絶対に良くない
と思う…何が、最善なんだろう。

矢野は、いつも笑うんだよ。
ナナちゃんはたくさんの
不安を抱えている。けど、
矢野の一言で安心するの。
それが例え嘘でもね。
矢野は、ナナの笑顔が見たい
だけなのかもしれない。
もちろん、自分の過去に
立ち向かう勇気もない…
のかもしれないけど、
ちゃんとナナちゃんのこと
大好きなんだよな。
あぁ…上手く行かない。
~ひとこと~
矢野と山本さんの過去には
何かすっごいごちゃついた
物があったのかもしれない。
山本さんが言ってたことと
竹内くんが言ってたこと
そこらへんから考えたら、
矢野は奈々さんへのあてつけ
みたいな理由で山本さんと
やった…って感じですかね。
そんな単純でもない気がする。
やったかどうかは微妙。
やろうとしたのは多分事実。
その時に泣いた矢野。
その時の気持ちは?
矢野も山本さんも。
ほんと、わからない
ことが多すぎるよ。
早くすっきりしないものか…
では次巻で!!