僕が僕であるために。 第1巻

著:葉月抹茶 先生

紗奈の瞳にうつるのは、
駿か、それとも歩か。

人を気遣うあまり自分の思いを
伝えられない主人公・浅倉駿は、
幼い頃から若槻紗奈が好きだった。

告白もせず転校したことを
後悔し続けて七年、また紗奈
のいる街に戻ってくることに。

「せめて恋心だけは」本心を伝え
たい駿は、今度こそ紗奈に自分の
気持ちを伝えようと決意するが――。

そこには自分とそっくりで素直に自分を
表現できる「理想の自分」藤崎歩がいた…
この青春は「嘘」を孕んで綴られる。

☆キャラクター紹介☆


浅倉 駿(あさくら しゅん)

主人公。自分の本音が言えない性格。
自分と正反対の歩と入れ替わることで
徐々に本音を隠さずに言えるように。

若槻 紗奈(わかつき さな)

幼い頃から駿が自分を抑えてしまうこと
を無意識に感じ取っていた。明るく
優しい性格。友達との絆が何より大切。

藤崎 歩(ふじさき あゆむ)

駿と反対で何でもこなせる、
天真爛漫なキャラ。どこか
何かを諦めているような素振りも。

左から順に…

茜屋 康平(あかねや こうへい)

昔は陸上をやっていた。
お調子者でみんなをからかったり
思ったことをずばっというタイプ。

菜嶋 美雪(なしま みゆき)

背の高いカッコイイ女子。真面目で
面倒見が良い。実は康平のことが好き。

柿原 千尋(かきはら ちひろ)

大人しくて、いろいろ遅めな性格。そんな
自分をいつも待ってくれてた駿が気になる。

空井 優(そらい ゆう)

進学校に通う秀才。だけど昔からはしゃぎ
キャラ。歩のことが嫌いみたいだが…。