[BL]SUPER LOVERS 第4巻

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著:あべ美幸 先生

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春子さんがやってきた!

春子と幹子さんは、ずっと
零の本当の親について調べて
いたのかもしれない。そこで
零の母親と思われる人の存在。

もう亡くなっているということ。
そして、売られたという話…
本当に零の母親なのかどうか
そこまで確証は持てないだろう。

それでも、偶然にも零はこの
話を聞いてしまっていた。

「(大人は―こわい。ひどく殴るから。
笑顔で近付く大人もこわい。嘘をつく
から。やさしい人はもっとこわい。)」

零はもしかしたら、昔のことを
少し覚えてるんだろうか…だから
こんなにも怯えているんだろうか。

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「俺に親がいないのは
俺が悪い子供だからか?」

「俺には親がいないから、こんな
変な感情を晴に持つのか?」

春子達の話をきいてしまって、とても
不安な気持ちでいっぱいになった零。
突然甘えた態度を取り出した零に、
晴は戸惑いを隠せない様子だったが、
その真相はこんな思いからだった。

自分の名前の字にも、どこから
寂しさを覚えていたのかもな。
ぜろ…何もないって意味と思って。

でもこれに関しては、晴曰くだが…
すんごく小さいという意味らしいw

今は今で不安はあるだろうが、
それは生きてるんだから当たり前。
でも、過去…自分の中ではっきりと
わからない曖昧な記憶の中の自分。

晴と違うと感じる度に、そういう
同しようもない不安がこみ上げて
来てしまうのかもしれないね。

その度、こうやって晴に甘えれば
いい。つらいなら泣いたっていい。
喚いたっていい。それでいいから、
1人で溜め込んだりしないで欲しい。

春子にも、晴は勿論他の海棠兄弟にも
みんなに愛されてるんだって気付いて。
家族だからじゃない。きっと零だから
みんな大事に思っているんだと思う。

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零のあまりにひどい作文(小学生並)
を見て、春子は一自分と緒にスイス
に来ないかといい出したのだ。

零は頭がいいけれど、国語…作文に
関してはほんとひどいものだった。
晴の言葉を借りれば、感情が発達が
乏しいままここまで成長したのが理由。

スイスに一緒に行けば、これからでも
日本では学べない多くを学べるからと。

そんな理由を並べる春子。それでも
晴がいる日本にいることを選ぼうと
する零に、幹子がこんなことを言い出す。

「春子と、スイスで一緒に
暮らしてあげる気はない?」

…春子も、実は相当不器用
なのかもしれないなと思った。

「二度も『息子』を手放して
ようやく気付いたのよね――
ああ、自分は今大事なものを
手放して寂しいんだって――。」

最終的に決めるのは零だ。
零はいつも自分より自分を思って
くれる、大切にしてくれる誰かの
気持ちを第一に考えて選択する。

初めて、零自らの気持ちで決断を
することになるからもしれない。

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タヌキ…と言う名前の犬w
こいつに関して話したことが
あったろうか。多分なかったと
思うので、ざっくり説明する。

前のボロアパートの大家のじいさん。
彼の家の軒下に突然現れたこいつを
タヌキだと勘違いしたところから
こいつの呼び名はずっとタヌキ。

春子曰く、こいつはミッテル・スピッツ
という種類に近いという…雑種だろうが。
それまではポメラニアンだと言われてた。

じいさんと零、亜樹は、晴や蒔麻から
タヌキじゃなくて犬だと言われるまで
本気でタヌキだと信じていたらしいw

そんなタヌキ。じいさんがちょっと
体調を崩し…転んで骨折だったかな?
それで入院してた時期があり、その
間は零が預かって海棠家で一緒にいた。

ようやくじいさんが退院して、タヌキを
じいさんの所へ返しに言ったときだった。

晴と、じいさんが退院するまで預かる
という約束だからと律儀に返しに来たが、
じいさんとしてはこのまま零が育てて
くれて一向にかまわないと言った様子。

それでも約束だと返して帰ろうとすると…
吠えたのを1度も聞いたことがなかった
タヌキが大きな声で吠えたのだった。

置いていくなと零に言うように。
タヌキの中で、海棠家はすっかり自分
の家、自分の家族になってたらしい。

零は晴との約束というけど、別に
絶対返せなんて言ったわけじゃない。
きっと、零がこれからも飼いたいって
言ったら喜んでそれを受けるだろう。

自分の気持ち…表現するのは犬にも
出来る。零も、出来るようになるよね?

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零は自分の気持ちをほとんど
口にしない。それに対して、
亜樹や蒔麻は気付くのに晴は
鈍感すぎて気付かないことが多い。

でもいい加減学んだようで…零を
問いただすことにした晴だった。

「それで?一体何が不安?」

「俺にどうして欲しい?」

「俺に言いたいことは?」

最初は答えることを渋っていた
零だったけど…いい出したら
今度は歯止めが効かなくなった
ように不安だったことや嫌だと
感じたことを言葉にして並べた。

そして最後に…

「何度も言うが俺はスイスには
行かない。ハルの傍にいる。」

晴の目をしっかり見てそう言った。
…この時の零、めちゃくちゃ
かっこよかったの…びっくりした。

そう感じたのは、晴も同じだった
みたいで…この後いろいろ歯止めが
効かなくなってしまった晴だった。

「ワリ、零。もー限界。
ちょっと触らせて。」

零がかっこよすぎたのが悪い←
零はさ、基本可愛い弟だろうが
それでも晴の心をぐっと掴んで
離さないめちゃくちゃかっこいい
面も兼ね備えているわけでしてね。

ほんと、魅力的な子だよほんとw
…なんつーか、エロかったわ←

いい感じに少しだけラヴい感じ
が進展した2人だったけど…
結局途中で春子に邪魔されて
(出掛けてたのに帰ってきて)
どーにも…前は亜樹に邪魔されて
たな~。あ、蒔麻にもwww

亜樹と蒔麻にはその場を思い切り
目撃されてたけど、春子に関しては
見られずに済んで良かったほんとw

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晴と、両親の事故の頃の話。
前に、その時春子は1度も見舞い
に来なかったという話があった。

それもあって、亜樹は春子に大分
悪い印象を持っていたようだった。
でもその真相が今明らかになる。

確かに、来なかったのは事実だ。
理由は、零がいたこと。山奥で
育った零を、人混みに連れて行こう
もんならパニックを起こすわ吐くわ。
昔そんなことがあったらしいのだ。

だから、来ることはできなかった。
その代わり、出来る限りのことを
幹子さんに依頼することでやった。

亜樹が納得いかないのは、もしか
したら相変わらずなのかもしれない。
それでも血の繋がった母親。ちゃんと
春子は晴を大切に思って、きっと
心配だってすごくしてたと思う。

そして晴も、それはきっとわかって
いるんじゃないかなって思えるんだ。

晴は、春子から「春子さんと呼べ」と
言われるから、本人にはそう呼ぶが、
春子がいない所で自然と「母さん」
と呼ぶのを何度も目にしている。

それくらい、晴にとって春子は
ちゃんと晴の母親なのだと分かる。

~ひとこと~

零の可愛さとかっこよさとエロさ。
…BLっぽくなってきましね大分←

いや、エロイの好きですけどね。
エロなしでもこの話面白いよw

でも零は男前すぎるというか…
あるテストの日、零の餌食に
なった保険医の先生でした。

1人だけ違うテストを受けるとかで
監督がいないから保健室、保険医が
それに抜擢されてしまったらしい。

それでそこに2人になってしまった
ことで…いや~な質問攻めにねww

「この間の話の続きなら俺ぁ専門外
だぞ!?男同士のセックスなんて知るか!!」

質問を受け付けないつもりで言った
セリフが、まさかの墓穴をほった。

「男同士でそれはできるものなのか?」

晴とあれこれあってから、妙に
積極的過ぎる零です。興味津々w

まあ、今のとこヌキ合いっ子みたいな
レベルなんだと思いますが大体は…
少なくとも零からは、です。それ以上
進むと晴の妄想が大変なのだそうで←

今後もいろいろ楽しみですわww
ま、一先ず、春子も零をスイスに
連れて行くことは諦めて帰国です。

では、また5巻で~。