著:咲坂伊緒 先生

小湊くんの、お世話になってた
駄菓子屋のおばあちゃんが
先日亡くなりまして…。
こんな経験をして初めて洸の
気持ちが少し分かった小湊くん。
その上で、こんなふうに言うんだ。
ほんと、強いな。すごいな。
こんな強くて優しい小湊くんに、
修子の心は少しずつ近付いてる。
なんか、そんなふうに感じた。
いっつも馬鹿みたいに元気な
小湊くんの空元気を見抜いた
のも、修子だったしね!!

洸の長崎での記憶。
つらいことを思い出させる
景色や匂い…そんなものを
克服するため、ハウステンボス
を抜け出した洸。偶然そこに
はち合わせた双葉は、友達代表
として一緒についていくことに。
お互いのいいわけでしかないけど。
友達代表…。双葉の気持ちが揺らぐ。

つらい思い出の場所を巡り、
最後に、お母さんのお墓参りをした。
ほんと、双葉ってヒーローだよねw

洸の決意。きっと、友達代表として
ついてきてもらったことで更に
強く思うようになったんだろうな。
ちょっとこれはかっこよかったな。
………小湊くんに矢がww
洸も双葉も、幸せになってほしい。

洸と一緒に抜け出したあの一件、
結局まだ菊池くんに言えずにいた。
菊池くんは、本当は知っていたけど
何も言ってこなかったんだって。
そんな状態で、スリにあって、
菊池くんとお揃いのストラップが
ついたリュックが盗られてしまった。
追いかけたけど、あまりに怖い
人で、逆に追いかけられて逃げて
迷子になってしまった双葉。
体調も悪くて動けなくて…
そうなった彼女を見つけて
くれたのは、洸だった…。
どうあがいても、きっともう
洸への気持ちからは逃げられない
と思うんだ。それでも、菊池くんを
傷付けたくない、前に進むんだって
双葉はあがき続けるんだろうな…。

やっと、ちゃんと話せた。
お互い、向き合わなきゃ
いけないことから逃げていた。
これから、どうなるの??
洸と鳴海さん。双葉と菊池くん。
いろいろと問題は残ってるけど、
みんな、最終的にはちゃんと
自分の気持ちに向き合って
難しいことも大変なことも
乗り越えて行けたらって思う。
~ひとこと~
洸と双葉はどうなるのか、
どうするのか…菊池くんは…。
何と言いますかね。どう
なるんだよ!って感じです。
でも、今巻では修学旅行で
長崎に行ったことで、洸の
つらさをかなり克服できた。
温かい思い出になっただろう。
これから先、そういうつらかった
ことを思い出しても、同時に
双葉や仲間たちとの素敵な
思い出も一緒に思い出すだろう。