著:相原実貴 先生

前巻、前々巻からの続き…。
三嶋の所から潤子を連れ戻した
高嶺は、いろいろ理由をつけて
潤子を実家に送って行きました。
涙が出そうになるのを、ずっと
我慢していたのかもしれない。
寺に帰ってきて早々、無意識に
涙が出てきて止まらなくなった。
その後もなんとかELAには通おうと
するけれど、三嶋と偶然遭遇…。
「…嫉妬で…おかしくなりそうだ」
高嶺、大丈夫かな…。画像にいる
天音、高嶺の弟でございます。
さぁて、余計なことして
くれなければよいが…。

もうELAには来ないだろうと
思っていた彼が、また顔を
出した時の潤子は、安心で
顔が緩みっぱなしだった。
本当は、傷付けられる
気持ちを分かって欲しかった
だけだったんだものね。
それなのに、こんなことを言われて
これも天音が仕返しなんて言う
から…ややこしいことに。
高嶺の作戦としては、天音を
自分の代わりに割り当て、潤子が
やっぱり高嶺がいいと戻ってくるのを
待つということらしいが…逆効果だ。
あぁ、碌なことが起きないな。

突然、大学の頃の先輩から連絡が
あって、会ってみると夢の様な
仕事の誘い。NYで働ける話。
三嶋が、繋いでくれた話だった。
あんなことになって、その後
ロクに話すこともできずにいた。
そんな潤子のために行動してくれる、
ほんと、いいやつすぎるよね、三嶋。
潤子ちゃん、これ以上三嶋に
迷惑かけないようにと、寺の嫁
になるってのを肯定したのかな。
分からないけれど、星川さんの
こと好きになってしまっている
のは確か。…どうなるかな。

「うちの高嶺さんと別れて
くれはっておおきに。」
天音に言われて、寺を出るべく
荷物を取りに行ったら、大変な人に
会ってしまった。天音と一緒に来て
いるという高嶺のお祖母様。恐い。
別れてくれはっておおきに
とか言われてしまったよ…。
それもきっかけの1つなのか、
元々心は決まっていたのか…
ついに言ったね潤子ちゃん。
「嘘も大概になさい。」
けど…今までいろいろと
騙してきてしまったからね。
…信じてもらえなかった。

そして後になって気がつくというw
高嶺さん、たまに可愛らしいよねw
が、厄介なことになった。
お祖母様、桜庭家を壇家から
外すとか言い出しましたわ…。
そこに天音が、言ったこと。
「オレが継ぐ寺に嫁として
あのコを連れてく分には檀家
から外すとかは無しですやろ?」
壇家として良かったのかもだが、
いやいやいや…また厄介な…。

潤子の言葉を信じてもらえず
言い合いになった潤子と高嶺。
一緒に寺に来ていたユキの迫真
の演技?と本人は言ってるけど、
彼が倒れたことでユキと
2人でその場を離れた潤子。
そのあと、潤子の家に行ったの
だけれど…ユキ、あぁなんてこと。
いろいろタイミングが最悪だ。
つーか…あぁああああ。
どうしたことでしょう…。
寧々がつらい…。
~ひとこと~
噛み合ってないのですがやっと
高嶺と潤子が両想い!!って
喜びたいところなのですが…
お寺、壇家の話。ユキとの
話、そして寧々のことも…。
三嶋は、よく頑張ったな…。
辛い人もいた。けど、あれだけ
多くの人を巻き込んで来たんだ。
なんとかしてくれよ!高嶺も
潤子も、もう絶対に諦めないで
頑張って欲しいですよね…。
一先ず寧々が心配です…。
また次巻で!!