5時から9時まで 第4巻

著:相原実貴 先生

5時から9時まで4-1

「あたしは、ちゃんと
口ではっきり言って
くれる人がいい。」

星川さんにほだされたかな…?

まぁ三嶋に関しては、
いつもこうやって肝心な所で
はぐらかされてきたからって
のもあったのかもしれない。

5時から9時まで4-2

いくつもあお見合い写真の中に、
物凄い睨みを効かせていた女性
がいた。それが、潤子ちゃん。

それらの見合いの中で、
相手を決めなければいけない。
そう決められたことだから。
そういう考えで見合いを
続けていた星川さん。

そんな中、潤子ちゃんとの
見合いで…潤子ちゃんは僧侶と
見合いなどって感じで一先ず
社交辞令でもなんでもいいから
笑顔を作りその場を丸く収めて
お断りしようと思ったのだろう。

その笑顔を見て、彼女に
興味を持った。もっと笑って
欲しい、喜ばせたいと。

いろいろ試したが、中々笑顔は
見られなかった。けれど、外国人
絡みの話をしたら、瞳が輝いた。

そんな、最初は小さな興味のような
ものだったのかもしれない。

それがいつの間にか、見合いが
終わっても彼女の笑顔が頭に
浮かんで集中できない程に…。

もしかしたら、一目惚れのような
ものだったのかもしれないね。

それでも、潤子にその気は一切ない。

それを知ってもなお、
自信がないのなら自信を
つければいい、学べばいい。

私にふさわしい
女性になればいい。

なんて、思うようになった。
全てが誤解だらけ。

けど、こんなきっかけだった。

本人は、潤子に夢中になって
しまっている自分を認めたく
なかったようだけど、きっと
最初からそうだったんだろう…。

5時から9時まで4-3

「私に嘘を吐いた罰だ。
どこへも行かせない。」

正社員昇格試験当日。

どこをどう見ても潤子が
トップに思えた会場の雰囲気。

だが、結果は潤子より3歳若い子に
決定。落ちて、落ち込む彼女を慰め…
今更な感じにこうを言った星川さん。

いや…潤子も嘘をついた。
だから仕返しした。

それだけかもしれないけれど…
星川さんは自分の思い通りにする
ためなら何でもしてしまうんだな…。

潤子ちゃん自業自得な
とこあるけど、それでも少し
可哀想になってきました。

5時から9時まで4-4

その後、星川さんの所にいて
所有物として扱われるのが
嫌だった潤子は、最低な
ことに三嶋に逃げた。

星川さんの『モノ』ではないという
当て付けのために、三嶋と寝た。

最中だって頭の中には星川さん
のことばかり、終わってしまえば
大切だった親友を失った…とか。

三嶋のことなんて何一つ
考えてなかったんだ。

この涙も、申し訳無さとか
後悔とか、きっとそういう類。

三嶋、いいやつなんだけどな…。

5時から9時まで4-5

三嶋としては、僧侶との結婚から
自分のとこに逃げてきた潤子ちゃん
と、付き合う、いつかは結婚…勝手に
想像が進んでいることでしょう。

今までの潤子ちゃんなら、大喜びで
即答だったかもしれない話。

憧れの海外生活、
目覚めに珈琲の香り。

そこで答えられなくなってしまう
くらい、頭の中は星川さんの
ことでいっぱいなのだろうか。

これじゃあ、好きな人が所有物と
してしか扱ってくれないから
モノじゃないんだと納得させる
ための浮気、みたいじゃない。

星川さんのこと大好きで、
気になって仕方ないって
言ってるようなものじゃない。

5時から9時まで4-6

あんな真っ直ぐな三嶋の気持ちを
受け取っても、結局ここに戻ってきて
しまうんだろうか…どれだけの人を
傷つけ想いを踏みにじるんだろうか。

潤子ちゃんも、星川さんも、何
するにも周りに迷惑かけすぎだ。

潤子ちゃんは人を、大切な
人達を傷付けすぎだよ…。

~ひとこと~

あぁ~、なんか魔性の女の手で
傷付く人達の話みたくなってきた。
相原先生の話って、結構どん底
まで落ちてから這い上がってく
感じのイメージがあります。

この物語もきっと例外では
ないはず…。11巻まで出てますが、
ある所とある所は甘々です。ある所は
頑張って這い上がってる感じです。

大丈夫、落ちるとこまで
落ちたら後は頑張るだけよ!!

はいすみません、とにかくですね。

ここいら少しメンタルきつい
ですが、決してやめないで読み
続けてもらえたら嬉しいです。

きっと、傷ついてしまう人も
出てくるでしょう。恋愛です
から、それはどうしようもない
ものかもしれない。いろいろ
個々に抱える思いはあれど、
それでも最後は笑顔な人が
たくさんいればいいですね。

では、また次巻出!!