360°マテリアル 第7巻

著:南塔子 先生

360°マテリアル7-1

滝宅での勉強合宿にて…晩ごはんは
買い出ししてみんなでカレー。
なんだけれど、人数が増えた

ことで材料が足りない!ってなって、
追加の買い出しに美桜が、そして
後から1人で心配だったのか丸井が
ついていった。その帰り、ドジって
足をひねってしまった美桜…が
タイミング悪くこけていた時。

転びそうになった美桜を
支える形ではあるものの

丸井はその場に乗じて感が
若干ありますが、とにかく
タイミング最悪な時に帰りが
遅いと心配した滝くんと偶然
鉢合わせた茜に見つかった。

茜は丸井から聞いて知って
いるけれど、滝くんは丸井が
美桜に告白したことをまだ
知らない…そんな状態で、丸井
の気持ちだけ走っている滝くん
は正直不安やら嫉妬やら…
きっとすごく辛く感じると思う。

こんなあれこれをきっかけに、
美桜は丸井に告白されたことを
正直に話そうと決意したけど…
何やらほんと上手くいきません…

360°マテリアル7-2

美桜も滝くんも丸井も、
そこいらでいろいろと
ごたついている中…
いのじが動き出した~!!

つっても、男まさりっぽく
サバサバした感じのしーちゃん
だけど、なんというか…うむ。
好きな子にこんなんされたら
謎の決意も芽生えますわ…w

まあ、決意したきっかけには
なっただろうなと思います。

にしても、水族館の時は
なんだか故意に邪魔してる
ように思えた由仁ちゃんは
今回随分大人しいようです。

いのじ、告白のタイミングを
決めてしまったようだけど…
本人はもう後戻り出来ないって
決心してるけれど、しーちゃん
の方は的はずれなこと考えてたw

「(告られるとか?って冗談は
おいといて……まさか丸井と
美桜関連の相談じゃ…)」

冗談になってしまってるよww
こちらもどうなるか楽しみです。

360°マテリアル7-3

「他の男に甘え過ぎだと思います。
彼氏(ナオ)がいるのに!!前も
言いましたけど…ナオを裏切っ
たら絶対許しませんから。」

今までの茜なら、滝くんを傷つける
者を排除的な意味で言ってたろう。
でも今回のは、彼氏がいるのに
丸井に甘え過ぎって思ったんだね。

これ、完璧嫉妬だよね。
ごまかしたけれど、すでに
フラれたみたいになってる
茜の気持ち…どれだけ違う
って思い込もうとしても、
好きって気持ちはそう簡単
に消せるもんじゃないよね。

360°マテリアル7-4

「丸井に好きって言われた。」

夕食の後、2人で話がしたいと
滝くんにメールをした美桜。
2人になる時間が出来て、滝くん
から話を切り出してくれて…

美桜も勇気を振り絞って正直に
話した…告白されたこと。すぐ
断ったけどぎこちなくなって、
中々言い出せなかったけど
滝くんに知ってほしいと思って
話したこと。そんな美桜に
対し滝くんは話してくれて
よかったと言ってくれた。

きっとまだまだ不安な気持ち
はあるかもしれないけれど、
それでも美桜の気持ちを信じ
たいと言った滝くんだから。

このまま2人でいて欲しいな。
…丸井はどうなるのかね。

360°マテリアル7-5

もろもろの気まずさから、丸井が
滝くんに勉強を教えてもらった
礼も兼ねてジュースを渡した。

その雰囲気から、丸井が何を
考えてるか察したんだろうか。
滝くんはハッキリと言ってきた。

こういうとこ、滝くんのすごい
とこかもしれないなって思うよ。
まあ、何も解決はしてないけど、
それでも少しばかり気まずさが
和らいだであろう今、去り際に
丸井がボソっと口走った言葉。

「いっそ可能性ゼロなら諦め
つくかもしんねーのにな……。」

滝くんにもしっかり聞こえてた。
可能性…ゼロじゃないってこと!?
まあ、美桜が曖昧な態度ばかり
とっているのは確かだと思う。

いろいろと上手く行かないね…。

第3者的目線で見ていても、
美桜は友達として丸井と
仲良くしていたかったって
気持ち…だけでは収まって
ないようにも若干感じてる。

美桜がはっきりしないと、
みんな嫌な思いするのに。

360°マテリアル7-6

丸井の言葉を聞いてから
偶然にも見てしまった光景。

美桜の視線の先にいた丸井。
それで、美桜を信じたいって
思ってたのにわからなくなって
しまったのかもれないね。

…告白とか、そういうものへの
免疫が薄い子だから、丸井に
対して普通に出来ないのはきっと
仕方がないことだと思っていた。

それでも、自分の気持ちだけは
しっかりと持っていてくれないと
滝くんも丸井も可哀想だよね。

今の美桜は、滝くんを不安にさせて
丸井には中途半端に期待させて…

こんな言い方したらまるで悪女w
このままじゃダメだよ、絶対に。

~ひとこと~

水族館に行った日に美桜が滝くん
に似てると気に入っていたクジラ
(イルカ)のストラップ、滝くんが
美桜にプレゼントしてくれたもの。

勉強合宿の日、買い出しに行って
帰ってきた時にはそれが無くて、
一生懸命探しているけれど未だ
見つからないままになっていた。

このままだと…全てが悪い方向に
行ってしまいそうで怖い感じです。

変わらない思いを信じたい。
そう思った滝くんが、美桜に
絶対見つけよう、一緒に…と
言ったあの時は大丈夫だと
思えたんだけどな…8巻で
最終巻ですが…不安しかねぇw

一先ずあと1巻でいろいろと
完結する気がしないんだが…w