著:南塔子 先生

あー確かにこういうのは
すごく憧れるものがある。
女同士って、すっごい面倒な
関係が多いじゃないですか。
偏見かもしれんけど、私の
周りにはそういうのが多すぎて
こんな関係はほんと夢のようで。
まあ…八つ当たりはやっぱり
されたくないのだけれども…w

数学の小テストが返ってきた。
いつもトップの滝くんは、
今回は満点ではなくて…
初めて滝くんに勝ったと
単独トップだと滝くんに
突っかかっる波多野さん。
でも、頭のいい同士、話すと
楽しいだろう、盛り上がった。
そんな2人を見ていた美桜は
滝くんと同じ感覚を共有
することが出来ないことを
ひどく寂しく感じた…要は
嫉妬のようなものだろうけど、
その矛先が何というか…敵意
でなくて自分に対してって
のが…なんつーかすごいよね。

波多野さんは好き放題言うけど、
やっぱこの子は気に食わないな。
あんなふうに仲良くされて、
彼女が気分悪くなるのなんて
好きなら当たり前だと思うし、
そういうのを理解しようともせず
その上こんなふうに言う女は嫌い。
無神経だなって感じてしまう。
確かに、嫉妬なんて綺麗な気持ち
じゃないのわかるし、傍から見ても
自分から見てもいいもんではない。
でも、我慢したってモヤモヤは
晴れないし、それを大事な人に
話すのだって絶対怖いわけで…
自分には出来ないことを羨ましい
と思うのは、別に悪いことじゃない。
嫉妬して、心が狭い行動をとって
しまうことだって絶対あるだろう。
友達同士でこんな陰口を言うのは
まあ女ですからあるよねって思う。
でも、波多野さんは滝くんにも
遠回しにそんなことを言ったから、
私…彼女すっごい嫌いになったわw

「最近時々元気ない
けど…どーしたの?」
モヤモヤを隠し切れない美桜に
気付いた滝くんが心配して尋ねる
けど、美桜はそれをごまかした。
…美桜は強いなって思う。
私なら嫉妬してるんだって、
相手を困らすって分かってても
言ってしまうんじゃないだろうか。
心が狭いとか言われたとしても、
そんでも嫌なもんは嫌だものね。
でもそんな苦手を克服する
ために頑張ろうとする美桜は
すごいなって、ほんと思う。
まあ…ごまかした所で、滝くん
余計に心配になると思うけど…

茜も美桜たちと同じ学校に無事
入学したわけだが…主席入学した
彼女にやたらと文句をつける彼…
男って単純だよね、笑えるww
ちょいちょい出てくるけど、名前
も知らんのだけど…この先大きく
話に関わってくるのだろうか?
通称:コナン ww
コナンはこんなウザくないw

美桜と少しは認めた茜は、滝くん
の幸せの邪魔をしそうな人に
明らかに敵意を向け続けてた。
美桜に片想いしてるっぽい
丸井もその対象になり…それで
ずーっと気にしていただけのはず。
…だったのだけれど、自分の気持ち
なんて簡単にコントロールできる
ものでもないわけですよね~…w
茜の心が本人の意志とは正反対
な方向に向かってってる気がする。
不覚にも…ドキッとしてしまった!?
~ひとこと~
滝くんのひっつき虫でなく
なった茜は、見てて清々しいw
そしてそんな茜の行末も大変
気になるところでございますね~
とはいえ、今の問題は美桜だ。
波多野さん悪い人ではないの
かもしれないけど、美桜sideで
見てると悪人にしか見えないわw
滝くんもド天然ですからね、
元カノの時だって立場を逆に
して考えるまで嫌だってのに
気がつけなかったくらいです。
美桜がちゃんと話さなければ
美桜のモヤモヤには気付かない。
…まあ、美桜と丸井が話したり
してるの見て似た感情を既に
抱いてるはずなんだけれどね。
いや~、モヤモヤは苦手です。
恋したら、モヤモヤは日常茶飯事
なのかもしれないけれど…もう
少しふわふわほんわかな気持ちに
なれる関係になってほしいっすw