著:ふじた 先生

「夏が終わる…夏らしいこと何もやって
ないのに!!夏が終わってしまう!!!」
そんな成海の叫びから始まった 笑
とは言え夏コミにはがっつり参加
していてヲタク的には充実してて、
ただ女の子として彼氏と夏を満喫は
全く出来ていなかったのだろう 笑
ゲームの話で、宏嵩が水着イベという
ワードを出したのを聞き成海は言った。
「海、行きたくない!?」
「ない。」
相手は宏嵩だ、まあそうなるわ 笑
切ないけどもそれが宏嵩だった。
でも成海もそう簡単には諦めない。
宏嵩に海の楽しい所を思い出して
もらおうといろいろ伝えてみるが
中々いい印象を持ってもらえない。
それでも、成海が楽しみにしてる
様子に..成海が海で水着を着て
楽しそうにしてるのを想像する。
ちょっと盛って Play Backは笑ったが 笑
宏嵩どんは成海どんが大好きやの ♡
成海の笑顔はほんと嬉しそうで、
何でも許せてしまいそうになる 笑
でもその翌週..台風がな (。_。`)チーン

「音楽性の違いで解散しそう」
要約すると『結婚式への価値観が
違いすぎて別れそう』らしい 笑
花ちゃんがそんな話を成海と千葉
さん(非ヲタだけど理解のある同僚)
にしていた頃、樺倉さんも宏嵩に
同じことを愚痴っている所だった。
「音楽性の違いで解散しそうマジで!!!」
言い回しまで同じ、喧嘩してても
ほんと仲良いよねこの2人って 笑
その価値観の違いの詳細なんだけど、
花ちゃんが披露宴でコスプレしたい
って言い出したようなんですよね。
樺倉さんってヲタクであることを
なるべく隠しておきたい人じゃん。
それに式には親族や会社の人まで
呼ぶことになるだろうし、そこで
思い切りヲタバレするようなもの、
恥ずかしいって方が強かったろう。
無言でタバコを吸い続ける宏嵩 ‥
こいつ話聞いてんのか?って感じの
視線を向けてくる樺倉さんに気付き
ようやく口を開いた宏嵩だった 笑
そんなやり取りの後、樺倉さんは
なんだか諦めたような態度を取るけど
宏嵩の言葉で核心を突かれたのか、
戸惑ったような表情を見せていた。
樺倉さんにその自覚があったのかは
わからないけど、最初からちょっと
愚痴を聞いてほしかったってだけで
最終的には花ちゃんのしたいように
させようと思ってたんじゃないかな?
それくらい花ちゃんのこと好きじゃん。
素直じゃないから、すぐ突っかかって
しまうけどそれでも花ちゃんの嬉しそうな
顔見たりすると全部許せてしまうでしょ。
折れるっていうと、なんだかマイナス
な印象も受けるけど、許してる、許して
しまえるってのは愛だなって感じる 笑
宏嵩って何考えてるかわかんない顔
してることが多いのに、突然核心を
ついてくるからハッとさせられます。
ちゃんと同じ気持ちで式に
向き合えるようになるといいね。

尚哉たち、いつもの3人はこーくんを
誘ってゲーセンに行こうとするけど
「すみません…今日は…これ
からバイトがありまして…。」
バイトっていうのは嘘ではない。
でも例の映画デートでちょっとだけ
微妙な感じになって、そのすぐ後の
ことだったからたぶん関係ないよね
..と思いながらも尚哉は気にしていた。
そんな時、ケンちゃんが
「なあ、こーくんがバイトって大丈夫
かな。だってさあ、こーくんって..
こーくんだぜ!?俺、正直心配だよ~。」
初期のこーくんを思い出せば特に、
心配の理由は誰にでもわかったろう 笑
よっくんもそれを煽るように、今なら
走れば追いつけるなんて言ってきて、
結局バイト先(本屋)まで来てしまった。
体力はないし、少々危なっかしくは
あったけど、彼女なりに一生懸命
働いているようだったし苦手そうな
接客も頑張ってなんとかこなしてた。
お店の人とも案外普通に話せていて
よっくんとケンちゃんは安心した様子。
「尚ちゃんが一番こーくん
の保護者ポジだったろ?」
「保護者っていうより天使?」
「こーくんのことずっと見守ってきた
尚ちゃんだから…さぞかしうれしいだろ!」
..そう言われるけれど、尚哉は複雑な
表情を浮かべ考え込んでるようだった。
反応できずにいると、隠れて
見守ってたのにこーくんに発見
されていしまい3人はその場から
逃げるように立ち去っていった。
去り際こーくんの方を振り返った
尚哉..自分の中にある気持ちに
もう気付いたのかも知れなかった。
「天使じゃなかったみたい。」
尚哉のそんな変化が、ちょっとだけ
寂しくて、でもすごく嬉しかった 笑

音楽性の違いを愚痴ってた
その日の晩、お互い話をする
タイミングを見計らっていた。
花ちゃんの方は、成海が樺倉さんの
気持ちもわかるって言ってて成海の
話を聞いて諦めようと思ったみたい。
最初に口を開いたのは花ちゃんの方、
「アンタがいやな思いをする
式にはしたくない。だから..」
そんなふうに彼女から言わせてしまった
ことに後悔したのか、彼は一先ずキレた。
かっこよくキメたかったろうにかっこよく
キメられてしまって..気持ちはわかる 笑
さっきまでキレてた人が、こんなこと
言ってくれました..かっこよかったよ。
花ちゃんまた惚れ直しちゃったよ?
きっと盛大な披露宴になりますね。
こんな樺倉さんの気持ちが、花ちゃん
はすごく嬉しかったんだろうと思う。
‥この後樺倉さん、花ちゃんに
何度か押し倒されチューされます ←
「好きにしろって言ったよね??」
「言ったけど言ってねえ。」
ほんとこの2人大好きです 笑
どんな式になるか、楽しみね。

「ね、宏嵩。今夜うちにおいでよ。
いいものがあるから ♡」
2月のある日、ちょっと顔を赤らめ
ながら成海にそう言われ宏嵩は
チョコを期待したんだけど..
「じゃ~~ん!なんと今年
は手作りですっ。恵方巻~。」
「……知ってた。」
宏嵩どんまい 笑笑
まあそんなこんなで2人で手作り恵方
巻を食べることになったんだけど、
恵方・西南西がどっちかわからず‥
「全部だ。全包囲カバーだ。」
そして今に至る..まじかよ 笑笑
びっくりだよ、どんな恵方巻だよ。
あまりの衝撃に、しばらくの間笑いが
止まらなくなりました..あー笑った 笑
でも沢山回って部屋全体を見回した
せいでしょうか..(おそらく違う)。
名探偵ヒロタカは期待したチョコを
用意してくれてることに気づいた。
「デザートがほしいな、手作りチョコとか。」
コンビニで買ってきた材料を巻いた
だけだと言っていた恵方巻..のわりに
キッチンの洗い物の中には絶対に
使わないであろうボールやゴムベラ。
宏嵩は甘いものがあまり得意じゃない
のにだいぶ甘くなりすぎてしまったと、
もしかしたら頑張って作ったけど失敗
して急遽恵方巻を作ったのかもね 笑
そんな成海の気持ちごと全部
受け取ってくれるように宏嵩は
「ほしいよ。」
っっっっっっっっっっっ!!!
かっこよかったです ///// 笑
宏嵩のこういうとこ、ずるい ←

バイトを初めて前より忙しいことが
増えたっていうのは本当だったろう。
でもこーくんは、話をしたがる尚哉
に対して毎度バイトを理由に断って、
本屋に行くことも拒まれ、一緒に
ゲームをしようと誘っても疲れてて
と断られ..うん、避けられてるわ。
落ち込む尚哉、元気づけようとする
よっくん、悪気はないようだけど
更に落ち込ませることを次から
次へと言ってくるケンちゃん 笑
こーくんの方も、普通にしなきゃと
逃げていてはだめだと心では思ってて
それでも普通に出来ず逃げてしまう。
友達なのに、それ以上の気持ちを自覚
してしまったから動けないこーくん。
自覚してるからちゃんと伝えたい尚哉。
..って感じだろうか。どう見てもこれ
同じ意味で両想いだと思うんだけど、
だってそうじゃないんなら、きっと
こんなにも悩むこともなかったでしょ。
変化するのは怖い、これまでの関係や
距離が壊れてしまうかも知れないから。
そうなってしまうなら気付かれないよう
にと距離を置く気持ちもわかるけど、
それじゃあずっと寂しいままだもの。
どうか、ちゃんと話せますように。
こーくんに勇気が持てますように。

結婚式当日、キレイなドレスを着て
キレイに化粧をしてもらって..
(吠え面かかせてやる…お前がブス
ブス言ってきた女がコレだと!!!
かわいすぎる嫁の姿にときめきを
隠せず無様にうろたえるがいいわ!)
そんなことを思いながら新郎・樺倉
さんを呼んでもらったんだけど..
これは逆に樺倉さんがかっこよすぎて
花ちゃんが狼狽えてしまうパターン..
と予想した所その通りになりました 笑
狼狽えすぎてめっちゃキレてた。
樺倉さんに100億兆点の花ちゃん。
ほんっとカワイイな花ちゃん 笑
そして本来の目的ですが、入ってきた
樺倉さんは完璧仕事モードでキレイに
してもらったことに一切触れることも
無くこの後の流れの確認をすらすらと。
だから花ちゃんの方からタキシードを
..素直にではないが褒める言葉を言う。
「…いや、タキシードって誰が
着てもサマになるもんだろ?」
だめだ、全く上手く行かない 笑
「そーよね!ウェディングドレスも
誰が着てもサマになるわよね!?」
そこでようやくどうして花ちゃんが
何を言ってほしかったのか気付く 笑
あんまりに緊張しすぎて気を張ってて、
ちゃんと見る余裕なかったんだって。
そこでやっとちゃんと見てくれて..
花ちゃんがすっごくカワイイです。
そして樺倉さんの言葉の後には
花ちゃんがあまりに可愛いこと
言うから、お互い大好きだな~。
ページ数横のサブタイトルを見て欲しい。
お互い似たようなことを望んでるやつ 笑
いいな..いっつも喧嘩腰ですぐ喧嘩
してでもたまにはこういうのも大事。
ちゃんと気持ちを確かめ合いたいもの。
この後に描かれている結婚式の内容は、
微笑ましくて可愛らしくて何よりすごく
幸せそうでついつい涙が溢れてきた。
本当におめでとうございます。
2人で末永く、喧嘩しながらも
たっくさん幸せになってね。
~ひとこと~
ヲタ恋9巻でした~!!!
めっちゃ笑ったり大泣きしてしまっ
たりと忙しい一冊でした..私が 笑
成海と宏嵩に関してはちょっと
ニヤニヤしながら見てました。
尚哉とこーくんのことは不安も
あるけど、頑張れって応援したい
気持ちで見てました..今後に期待。
そして花ちゃんと樺倉さんのことは
嬉しくて楽しくて微笑ましくて..あ、
花ちゃんのコスは最っ高にイケメン
さんでしたさすが花さんです!!! 笑
式の翌日かな?式の余韻に浸り
うっとりした様子の成海や千葉
さん(主に花ちゃんのコスプレに)。
そんな空気をぶち壊す夫婦喧嘩 笑
以前はずっと隠していたのに、式も
あげたことで隠さなくなったようだ。
そんな喧嘩の最後のカットが..確かに
ものすごい形相で喧嘩してるんだけど
樺倉さんが花ちゃんの左手掴んでて、
その2人の手の薬指には結婚指輪が
光ってて..どうしよう喧嘩してるのに
イチャついてるように見えてきた 笑
なんて思っていた私でございます。
今回は最終的に二人の結婚式で全部
持っていかれた感じで..感動でした。
まだまだお話続きますよねきっと。
どんなふうになっていくんだろう。
花ちゃんたちのことは一先ずは
一段落って感じかもしれないけど
宏嵩と成海は?尚哉とこーくんは?
まだまだ気になるとこ満載です。
今後も楽しみです!!