著:ふじた 先生

樺倉さんは、花ちゃんと付き合ってる
ことすらこれまで隠してきていたため
いきなり結婚報告をするのにかなりの
勇気がいるようだった。堂元課長には
自分から伝えようかと言われたものの、
世話になってる後輩には自分で伝えたい
とお断り‥だがいざ伝えようと誘った
飲みの場で、中々話を切り出せない 笑
樺倉さんがそんなことを思っている間、
後輩たちは女性社員から聞いたようで
既に2人が結婚するということを知って
いて‥以前飲みの場で花ちゃんを話の
ネタにしてしまったことをひどく後悔。
そういう話に持っていかないように気を
配る後輩たち、必死にそういう話に持って
行こうとする樺倉さん‥互いにいろいろと
考えすぎて結果、酷くこんがらがった。
そんな所でちょっと電話で席を外して
いた宏嵩が戻ってきて混乱しただろう。
でもこれまでの会話を何も知らない
宏嵩は、重要な話をサラッと言った。
「あ、そうだ樺倉さん、
二人にはもう言ったんすか?
小柳さんと結婚すること。」
この直後、宏嵩以外の3人は酷く
複雑な表情をしていたとか 笑
まあ一先ずは、無事報告
出来たんじゃない? 笑

こーくんは、尚哉達といる時間は
増えたようだけどほんの少しの間
でもそこに尚哉がいなくなると、
まだよっくんやケンちゃんとの
会話には緊張して詰まってしまう。
でもそれが尚哉に対してはない。
こんなに自然に笑えるのは尚哉
がいる場所だけみたいだった。
(二藤くんは優しい人
だから……みんなに。)
「…二藤くんと友達に
なれてうれしい…。」
すごく柔らかい笑顔でそう言った
こーくんだったけど、みんなに
優しいんだと考えた時の彼女は
複雑な表情をしたように思えた。
友達だって言いながらも、どこか
引っかかってる気がするのは一体
何なんだろう。自覚はないだろう。
でももしかして、恋だったりする?

ある日の‥服装的に仕事後かな?
宏嵩宅にお邪魔していた成海。
最初は漫画かな?を読んでいた
成海、宏嵩はがっつりゲーム。
それぞれに好きなことをやってる
時間はお互いきにならないだろう
けど、どちらか一方だけが暇に
なってしまうと構ってほしいと
感じるだろう、成海が暇になる 笑
でもゲームに夢中な宏嵩は、返事
はしてくれるものの随分そっけない
もので視線はゲームから離れない。
途中から意地になって、もう
おかしな行動を取り始める成海
だったけど全く敵わないと知る。
(惨敗だよ…!いろんな意味で。)
ほんといろんな意味で、ね 笑
成海の戦いはぜひ本作を買って
読んでもらえたら嬉しいです。
諦め、家に帰ろうとしたその時。
バタバタという慌ただしい物音や
つるっと滑っている音すら聞こえた
その後、玄関まで来ていた成海を
必死に止めにきた宏嵩がそこにいた。
放置されるのはしんどいと思うのに、
それでも宏嵩がゲーム大好きなこと
理解して引こうとする成海はすごい。
でもそんな成海のこと、ゲームを
途中でほっぽってでも引き止める
くらいには大好きな宏嵩がいて‥
ああ、お前ら本当に可愛いわ !! 笑

「みんな~次の休みに映画行こー。」
ある時映画のチケット4枚を持って
こーくん達4人を誘うとした尚哉。
でも集まってると思ったそこに
いたのはまだよっくんだけだった。
「てかさ、俺ら別で行くから
二人で行けば?こーくんと。」
最初は、なんで!?いやだった!?と
テンパる尚哉だったけど、その後の
よっくんの言葉で尚哉は固まった。
「尚ちゃんはサクラギの
ことどう思ってんの?」
考えようとする尚哉、でもそんな
タイミングで遅れてケンちゃんと
こーくんがやってきて話は中断。
よっくんの提案は、尚哉に対する
こーくんの様子を見てのことだった。
そばにいる友人から見ても、そう
感じてしまうあからさまだったのか。
さてね‥尚哉はどうなんだろうか。

尚哉がこーくんと仲良くしたい
と思ったきっかけは、身近な人、
多分宏嵩と似てるなと思ったから。
そんな宏嵩を変えた成海のような
存在になりたかったのかもしれない。
最初はそうだった、でもいつからか
こーくんといる時間が楽しくなった。
そんな中で友達になれて嬉しいと
言われきっと嬉しい部分もあった。
でもそれだけでなく、すっきりしない
引っかかりもあったように思えた。
こーくんも尚哉も無自覚な気が
するけど、恋なのかもしれない。
でも今の距離感が、また遠く
なってしまうことを恐れたら、
変化することが怖くなって
しまうかもしれないな‥

ある日、こーくんは大分込み始めた
スタボで宏嵩と相席することになる。
宏嵩は成海との待ち合わせ、
こーくんは尚哉と待ち合わせを
しているわけではないらしいけど、
彼がいる店だから来ているようだ。
同席している間、2人は尚哉の
話をしていた。年の離れた弟の
遊び相手をあまりして来なかった。
でも最近こーくんと一緒にゲームを
するようになってから、尚哉は随分
楽しそうにしていることが増えた。
「アイツもゲーム好きだったん
だなって…初めて知ったんだ。
…きみのおかげ。」
そういう、兄としてお礼を言った
つもりだっただろう、宏嵩的には。
「ありがとう。尚のこと
すきでいてくれて。」
でもその言葉のセレクトがね。
言われたこーくん固まってた。
その直後、待っていた成海が来て宏嵩は
立ち去り、バイトを終えた尚哉は当たり前
のようにこーくんのもとへやってきた。
その時まだ、宏嵩に言われた言葉で
こーくんの表情は固まったままだ 笑
好きって言葉が引っかかったのか
今はまだ違和感を感じてる程度か。
わからないけど、少しずつ
変化してってる気がするよ。

本日は尚哉とこーくんの映画デート。
結局、2人で出かけることになった。
待ち合わせ場所に辿り着く。
そこにいたのは‥こーくん !?
実は少し前に成海と花ちゃんの
ショッピングに巻き込まれて服を
コーディネートされたこーくん。
その時買ったものを着てきたらしい。
そう、ばっちり本巻表紙の服です。
可愛い、おしゃれかわいいじゃん!!
尚哉の焦りようすごかった 笑
こんなの着ちゃダメだったんだと
帰ろうとするこーくんを尚哉は
引き止め無事映画を見たらしい。
服装のこともあってか、しばらく
落ち着かない様子のこーくんだが
最後にゲーセンに行くと、いつも
の楽しそうな表情を見せていた。
そんな帰り道、こーくんはずっと
考えていたのかな?彼女の気持ち、
伝えたかったことを口にした。
自分にとって尚哉の存在は特別で、
一緒にいるといつの間にか緊張が
なくなる、気づくと一緒になって
笑えてる、そんな尚哉だから、
みんな彼のことを大好きで‥。
「私、二藤くんが好きです。」
告白かと思ったやん、でもね。
だから友達でいて下さいって
友達としてのお言葉だという 笑
「え…と、はい…もちろん…。」
これで互いに話は済んだように
帰っていったけど、一人になった
頃なんだか不完全燃焼のような
表情を浮かべていた2人だった。
「…これでよかったんだ。」
と言いながらもなんだか暗い
表情を見せているこーくん。
「…これで…よかったのか??」
と言いながら納得いってない
ような表情を見せる尚哉。
じれったいなぁ‥ 笑
最初の頃は、こーくんと尚哉の
恋愛とか全然想像出来てなかった
けど、ちょっと、そういうのも‥
いいなと思えてきたこの頃です。
のんびり見守っていきたいね。
~ひとこと~
いや~可愛らしかったですね ♡ 笑
今回花ちゃんと樺倉さんのお話は
全然なかったけれど、結婚という
お話になってるし次巻ではまたそう
いうお話も描いてくれますかね!?
尚哉とこーくんのお話はこれから
先どんどん楽しみになる部分です。
そして安定の成海と宏嵩‥今回も
最高に可愛かったです、好きです。
ヲタ恋はどの組み合わせ(カップル)も
見てて応援したくなる、ほっこりと
した気持ちをくれる素敵な作品です。
これからも彼らを見ていけたらいいな。
良かったらこれからもお付き合い下さい。