著:築島治 先生

素直に真琴に好きだと言えない
怜太‥頑張って言おうとしても
つい余計なことを言ってしまう。
真琴はモテないとか地味だとか、
怒らせることばかり言ってしまう。
「おまえがだんだん不憫になって
きた。なんで言えないの。」
祐介からしたら、ちゃんと好きなの
わかるのに素直になれない子だった(笑)
まあでも、今回は大分こじれたようだ。
売り言葉に買い言葉‥その結果的に、
真琴が二股かけるような悪女に(苦笑)
‥ほんと、いろいろ上手くいかない(笑)

それから、ほんと各方面からいろんな
嫌がらせを受け続けるようになる真琴。
陰口‥というかもう聞こえるように
言われる悪口、下駄箱や机への嫌がらせ、
黒板に酷いこと書かれたりもしてたな。
それを、嫌がらせをしてる子を見つけて
知ってしまった怜太は、それを一つずつ
きれいに片付けていった。真琴がいない
場所でこっそりと‥まあ、真琴は実は
気付いてそんな様子を見ていたんだけど。
周りにはいろいろ言われちゃうけど、
それが誤解でしかないと怜太はちゃんと
わかってて、彼女を助けたんだよね。
‥お互い、もう少し素直になれたら
なって思ってた矢先のことだった。
顔を真っ赤にして、散々真琴を地味だと
言ってた怜太がそれを訂正してきた。
‥言うだけ言って全力疾走してしまう(笑)
二人の恋はきっとまだこれから
始まろうとしてるんじゃないかな?

言いかけた‥ちゃんと気持ち伝えようと
して、真琴の表情を見て‥真琴この時、
一体どんなしてたっていうんだろう。
「……真琴のしゃぶしゃぶ…。」
「あーーーびっくりしたあ。」
ごまかさないと拒否られる、
そんな気がしてしまったらしい。
この後から、真琴はアルバイトを
初めたらしい‥その理由ってのが、
怜太にドキドキしてしまう自分に
困って余計なことを考えなくて
済むようにっていうことらしい。
もう、恋してるじゃんよ(笑) そう
までして、終わってしまう関係だと
思ってる恋人関係を恐れてるのかな。

‥いろいろあって、祐介が真琴と
同じバイト先で働くことになった。
そんなバイトの帰り道‥この日は
いろいろとやらかしてしまったな
といろいろ反省した真琴だった。
それを弁解したかったのかな。
どんな思考でこんなことを言い
出したのかはわからないけど‥
「あたし怜太と本当は付き合って
ないんだ。ちょっと事情あって
付き合ってるフリしてるだけで。」
それに対して祐介は、
「なんで俺にそういうこと言う
の。そういうこと軽く言わない
ほうがいいんじゃない。」
真琴はやっぱりちょっとおバカと思う(笑)
気のない相手にそういうことを簡単に
言うのは、確かに期待させちゃうよね。
きっと良き友人だったのに、そんな
相手に異性として意識させてしまった。
‥いやはや、どうなることやら。
一先ず相手が祐介で良かったと
思うべきか、または祐介だから
まずかったって思うべきか‥(苦笑)

さて、修学旅行にやってきました。
怜太の本当の気持ちが分からなくて
モヤモヤする、でも知るのが怖い。
そんな中で葛藤してた真琴は、修学
旅行中にちゃんと本人に聞くことを
樹里と約束してしまったのだけれど‥
「ねえ、本気じゃないよね?」
これはつい口走った状態(苦笑)
まるで男友達みたいな感覚で、一緒に
バカやったりするのが楽しい‥やっぱ
こういうのがいいよねなんて思いながら
そんなことを口走ってしまったのだ(笑)
冗談だって、嘘だって言ってほしいと
思ってしまうのはやっぱり変わって
しまうのが怖いのが理由みたいだ。
間に祐介と話していた時に言われた。
幼なじみならずっと一緒ってわけにも
いかない。真琴が望んでた変わらない
関係なんて‥きっとないんだろうな。

怜太の言葉に答えられなくて、
変わりたくなくて応えたくなくて
つい酷い言葉をぶつけてしまった。
「ば、ばかじゃないの?」
いろいろと暴言みたいなものを
勢いでぶつけてしまったのだ。
その日の夜‥悩みに悩んだ結果
謝らなきゃって思ったんかな。
怜太達のいる男子部屋に行く。
他の女子もそこに行きたがって
何人かの女子生徒を引き連れて
部屋に行くハメになったのだけど‥
見回りの先生が来て、女子たちは
隠れるために布団とかに隠れた。
その時真琴は怜太に呼ばれて怜太
と同じ布団に入った予定だった。
今なら‥そう思って真琴は自分の
気持ちをちゃんと伝えたんだよ。
「今までどおりでいたい。」
最後に、そう付け加えて。
でもこれ‥祐介だったんだ。
怜太は怜太で、間違えて男子
生徒を引っ張り込むという(苦笑)

次の日、伝えた相手が自分だった
ことを祐介は真琴に教えてくれた。
そして、ちゃんと仲直りしてって。
祐介にも幼なじみがいたらしい。
でも、その人とはダメになって
しまったんだと言っていた。
祐介に話を聞いてもらって、
ちゃんと謝ろうと決意する。
でもその頃‥怜太は一人迷走中。
真琴は本当に祐介のことが好き
なんじゃ‥なんてところまで
ずれた考えに至ってしまって‥
なんかこーなった(笑)
真琴、多分もう怜太の気持ちを
なかったことになんて出来ないよ。
どちらにしても変わってしまう。
現実を見て‥自分の気持ちと
ちゃんと向き合ってほしい。
~ひとこと~
いろいろと上手く行きません。
真琴も、怜太も空回ってるし、
祐介を巻き込んじゃってるし。
祐介ほんといいやつだなと一先ず。
そしていい加減‥素直になろうよ
二人とも。きっと素直になれば
答えはすぐ出るのになって思う。