嘘つきボーイフレンド 第4巻

著:キリシマソウ 先生

嘘つきボーイフレンド4-1

ある頃から、あまり家に帰って
こなくなる颯太を心配する兄達。

直哉が調べて見ると…母親の元に
いる…?なんて情報が出てくる。
でもその母親は今は亡き母親では
なく、よく似た他人の女性だった。

横山 京子(よこやま きょうこ)さん。

京子さんという人。颯太は彼女を
自分の記憶に薄い母親に重ねて、
彼女に依存しているように思えた。

でも今の状況に、颯太の将来の
ためにもこのままではいけないと
京子さんは強い意思を込めて
自分に会いにきた直哉に告げた。

「……お願いします。私と颯太
くんを別れさせてください。」

一応…付き合ってるに近い形で
いるのかもしれないね。京子
さんと颯太の今の関係ってのは。

この依頼に…兄たちはどんな
行動をすることになるんだろう。

嘘つきボーイフレンド4-2

颯太と京子さんを離れさせる
ために、まずは響子さんの職場
(バーかな?)に押しかけ遅くまで
拘束することで颯太に会わせない
という作戦…を遂行する直哉。

でも夜遅くに彼女が家に帰ると
マンション下で颯太は待ってた。
寒空の下凍えそうになりながら。

その後兄達は颯太と連絡がつかなく
なり、家にも帰ってこない颯太に
ついに京子さんの家まで行くことに。

一悶着あったのだけれど…

「だって…だってオレだけ
お母さんのこと覚えてない…。」

そう、涙を流す颯太だったけれど、
兄達の強い思いに、言葉に、まだ
押さなかった頃の自分達を思い出す。

一番幼い自分のために、自分だって
すごく淋しいのにしっかりお兄ちゃん
を務めようとしていた悠斗のこと。

颯太を颯ちゃんと呼んでた母の
代わりだったのかな…両親が亡く
なったあと、直哉は颯太を颯ちゃん
と呼ぶようになったんだって。

忘れかけていたことだったかも
しれない…それでも自分の中に
ちゃんと母親の記憶の欠片が、
今そばにいる兄弟達との記憶を
通してちゃんと残っていたんだ。

颯太…きっともう、大丈夫かな♡

嘘つきボーイフレンド4-3

ようやく京子さんとの一件が落ち
着き、けじめだろうな…彼女の元に
菓子折りを持って謝罪に来た颯太。

本当に好きだったのかもしれない。
でもきっと母親と重ねてるとこも
あっただろうとは思う。まだ中防。

これから成長して、もしかしたら
大人になってから彼女にアタック
することもあるのかもしれない。

これからまたいろんな経験して
少しずつ大人になってけばいい。
これからも頑張って、颯太!!

嘘つきボーイフレンド4-4

次の依頼のターゲットは東坂貴志
という、いかにもチャラそうな男。

彼に手を出された女性たちが被害者の
会を作って報復してやりたいという。

「結婚適齢期の女を捕まえて
散々貢がせる悪党よ!!」

…だそうでw

女装した颯太がターゲットに近付いた。
颯太に対して突然恥部を晒したこの男。
…ド変態っすね…可哀想に颯太(苦笑)

そこに現れたのが被害者一同と東坂
の婚約者だという女性…終わったなw
こういう男は一度痛い目見ないと
ダメなんだろうねきっとwww

颯太は、目の前に嫌なもん見せられて
だーいぶトラウマになってそうですw

嘘つきボーイフレンド4-5

今回は幼稚園の園児のママさん
藤原静香さんがターゲット。
旦那から妻の浮気をやめさせて
ほしいという依頼だそうで。

今回は幼稚園に実習生として
潜入している悠斗先生ですw

そこで順調に静香との距離を
縮めている予定だったが…少し
気を抜きすぎたのか、静香の
娘のひまりに別れさせ屋の話を
聞かれてしまった悠斗だった。

…ドジめww

そこでね、このマセ子ひまりは
予想外の要求をしてきたのだ。

もうね、バラされたら困るし
受け入れるしかなかったわけ…w

悠斗…大丈夫かしらね。
…幼女やでw

嘘つきボーイフレンド4-6

ひまりは悠斗先生と恋人同士
だと他の園児に話してしまう。

まあごもっともな反応と思うけど
信じてもらえないわ責められるわ。

「そんなに言うなら
証拠みせてみろよ。」

「付き合ってんならちゅーぐらい
するだろ、ちゅーしろよー。」

幼稚園児残酷だわ…そんなことを
言われてしまってひまりは行動に。

その頃撮影を終えたばかりの大智の
元では、不吉なことが重なっていたw

靴紐が切れ悠斗とお揃いのカップが
割れ黒猫が目の前を通り過ぎたw
…お揃いのカップいつからあったよ←
大智、ほんとに悠斗好きすぎなww

さてさて…大丈夫かしら悠斗ww

~ひとこと~

ここまで出てきたお話で、紹介
しそびれていたことを少しだけ
お話してみようと思います。

だいぶ序盤で、両親が亡くなった後
自分の一言で直哉が弁護士を目指して
…だったかな?そのために京大に行く
ことをを諦めてしまったと後悔して
いる様子の悠斗がいました。

そして4巻では、直哉の後悔…息子
達のために新婚旅行も行かずに働き
詰めだった両親に少しでも楽しんで
きてほしい…今までの感謝のつもり
もあって旅行に行くことを勧めた。
でもその旅行の途中飛行機事故で
両親は亡くなってしまったのだ。

自分が勧めなければ…この兄弟は、
それぞれにいろんな後悔を抱えて
なお今を生きてるのかもしれない。

両親に対して、兄弟達に対して、
それぞれ色んな思いを抱えたまま
お互いを大事に思って生きてくん
だろうなって思います。今後も
彼らのハートフルストーリーは
続いてくんだろうと思います。

そういう気持ちの面も大事に
読み進めていけたらと思います☆