著:キリシマソウ 先生

ある頃から、あまり家に帰って
こなくなる颯太を心配する兄達。
直哉が調べて見ると…母親の元に
いる…?なんて情報が出てくる。
でもその母親は今は亡き母親では
なく、よく似た他人の女性だった。
横山 京子(よこやま きょうこ)さん。
京子さんという人。颯太は彼女を
自分の記憶に薄い母親に重ねて、
彼女に依存しているように思えた。
でも今の状況に、颯太の将来の
ためにもこのままではいけないと
京子さんは強い意思を込めて
自分に会いにきた直哉に告げた。
「……お願いします。私と颯太
くんを別れさせてください。」
一応…付き合ってるに近い形で
いるのかもしれないね。京子
さんと颯太の今の関係ってのは。
この依頼に…兄たちはどんな
行動をすることになるんだろう。

颯太と京子さんを離れさせる
ために、まずは響子さんの職場
(バーかな?)に押しかけ遅くまで
拘束することで颯太に会わせない
という作戦…を遂行する直哉。
でも夜遅くに彼女が家に帰ると
マンション下で颯太は待ってた。
寒空の下凍えそうになりながら。
その後兄達は颯太と連絡がつかなく
なり、家にも帰ってこない颯太に
ついに京子さんの家まで行くことに。
一悶着あったのだけれど…
「だって…だってオレだけ
お母さんのこと覚えてない…。」
そう、涙を流す颯太だったけれど、
兄達の強い思いに、言葉に、まだ
押さなかった頃の自分達を思い出す。
一番幼い自分のために、自分だって
すごく淋しいのにしっかりお兄ちゃん
を務めようとしていた悠斗のこと。
颯太を颯ちゃんと呼んでた母の
代わりだったのかな…両親が亡く
なったあと、直哉は颯太を颯ちゃん
と呼ぶようになったんだって。
忘れかけていたことだったかも
しれない…それでも自分の中に
ちゃんと母親の記憶の欠片が、
今そばにいる兄弟達との記憶を
通してちゃんと残っていたんだ。
颯太…きっともう、大丈夫かな♡

ようやく京子さんとの一件が落ち
着き、けじめだろうな…彼女の元に
菓子折りを持って謝罪に来た颯太。
本当に好きだったのかもしれない。
でもきっと母親と重ねてるとこも
あっただろうとは思う。まだ中防。
これから成長して、もしかしたら
大人になってから彼女にアタック
することもあるのかもしれない。
これからまたいろんな経験して
少しずつ大人になってけばいい。
これからも頑張って、颯太!!

次の依頼のターゲットは東坂貴志
という、いかにもチャラそうな男。
彼に手を出された女性たちが被害者の
会を作って報復してやりたいという。
「結婚適齢期の女を捕まえて
散々貢がせる悪党よ!!」
…だそうでw
女装した颯太がターゲットに近付いた。
颯太に対して突然恥部を晒したこの男。
…ド変態っすね…可哀想に颯太(苦笑)
そこに現れたのが被害者一同と東坂
の婚約者だという女性…終わったなw
こういう男は一度痛い目見ないと
ダメなんだろうねきっとwww
颯太は、目の前に嫌なもん見せられて
だーいぶトラウマになってそうですw

今回は幼稚園の園児のママさん
藤原静香さんがターゲット。
旦那から妻の浮気をやめさせて
ほしいという依頼だそうで。
今回は幼稚園に実習生として
潜入している悠斗先生ですw
そこで順調に静香との距離を
縮めている予定だったが…少し
気を抜きすぎたのか、静香の
娘のひまりに別れさせ屋の話を
聞かれてしまった悠斗だった。
…ドジめww
そこでね、このマセ子ひまりは
予想外の要求をしてきたのだ。
もうね、バラされたら困るし
受け入れるしかなかったわけ…w
悠斗…大丈夫かしらね。
…幼女やでw

ひまりは悠斗先生と恋人同士
だと他の園児に話してしまう。
まあごもっともな反応と思うけど
信じてもらえないわ責められるわ。
「そんなに言うなら
証拠みせてみろよ。」
「付き合ってんならちゅーぐらい
するだろ、ちゅーしろよー。」
幼稚園児残酷だわ…そんなことを
言われてしまってひまりは行動に。
その頃撮影を終えたばかりの大智の
元では、不吉なことが重なっていたw
靴紐が切れ悠斗とお揃いのカップが
割れ黒猫が目の前を通り過ぎたw
…お揃いのカップいつからあったよ←
大智、ほんとに悠斗好きすぎなww
さてさて…大丈夫かしら悠斗ww
~ひとこと~
ここまで出てきたお話で、紹介
しそびれていたことを少しだけ
お話してみようと思います。
だいぶ序盤で、両親が亡くなった後
自分の一言で直哉が弁護士を目指して
…だったかな?そのために京大に行く
ことをを諦めてしまったと後悔して
いる様子の悠斗がいました。
そして4巻では、直哉の後悔…息子
達のために新婚旅行も行かずに働き
詰めだった両親に少しでも楽しんで
きてほしい…今までの感謝のつもり
もあって旅行に行くことを勧めた。
でもその旅行の途中飛行機事故で
両親は亡くなってしまったのだ。
自分が勧めなければ…この兄弟は、
それぞれにいろんな後悔を抱えて
なお今を生きてるのかもしれない。
両親に対して、兄弟達に対して、
それぞれ色んな思いを抱えたまま
お互いを大事に思って生きてくん
だろうなって思います。今後も
彼らのハートフルストーリーは
続いてくんだろうと思います。
そういう気持ちの面も大事に
読み進めていけたらと思います☆