著:ろびこ 先生

なんで優山はこうなんだろって
思った、親父さんにも多々
原因がある気がしました。
ちなみにこの人、優山と春の
父だそうです、嫌だこんな父w
きっとさっきの人愛人の1人よ。
自分への利益と家の体裁しか
考えてないようで苦手です。
少し違うけど、人に慣れてない
って意味では優山と春って
かなり似てますよね…w

春は、吉田家にとって特別だった。
優山には見向きもしなかった
父親が春には話しかけたんだと。
体裁を気にして、ちゃんと
勉強しろとかなんとかって。
父親は子供たちをまるで
道具のような扱いしかしない。
その中でも、春は使える道具
だったのかもしれない。それ
くらいの差だったかもしれない。
それでも、優山はいるのにいない
物のような扱いだったから、
春が羨ましかったんだろう。
優山はこうして、春がいなくなった
吉田家に自分の居場所を作った。
けど、いつになっても劣等感は
消えないから春が嫌がること
ばかりするんじゃないかな。

きっとこれは、春には1番言って
いけなかったことな気がする。
まぁそれを雫が知る由も
ないことなのだけれど…。
いい子なのにな。
むしろよくここまでいい子に
育ってくれたって感じなのに。
持つものと持たないもの。
雫にとって欲しいものを
春は全部持っていて、けど
春はそれを要らないという。
けど逆に、春が欲しいと思う
ものは雫が持っているん
ではないかとも思う。
誰だって自分中心だし、何で
この人にはあって自分には
ないの?なんて思ってしまう
のはよくあるものだけど。
…なんか上手く行かないね…。

いいとこの坊っちゃんてさ。
私みたいな凡人からしたら
何でも持ってて自信あって
偉そうでいろんなもん
見下してて…まぁヤマケン
みたいなイメージですよ←
ヤマケンは好きですけどね、
あれで結構努力してますしね、
努力するようになった、かな?
マーボ(ヤマケンのお取り巻きの
1人)なんてきっとちょうど
そんな感じですよ。親のスネ
かじって好き勝手やってる感じ。
そんなイメージだったんだけど、
全然そうじゃない、むしろ
お家柄に押しつぶされて
苦労ばかりしてる人も
いるんだよなって感じた。
そりゃあ、一般人に比べたら
裕福な生活が出来たかも
しれない。それでもきっと、
春には合わなかった。春には
普通の家、ごく一般的な
家庭が合ったんだろうな。
そういう所で育っていたら、もっと
のびのび育っていた気がする。
けど優山には、居場所はそこしか
なかった。そこに合うように
努力するしかなかった。
歓迎されていたのは春。
自分は歓迎されてなかった
けど居場所が欲しかった
から頑張るしかなかった…。
初めて、そういう家に生まれる
ことが酷だと思った。

春にとっては、家族が、大切な
人が笑顔でいてくれたらそこが
自分の居場所になっていた。
だから、雫のいる場所が春の居場所
だったのかもしれないね。
けど、当時の優山にそんな想いは
届かなくって、少しずつ
優山が離れていってしまう。
兄弟なのに、なんで…。
雫と隆也見てると、ほんと
仲の良い兄弟で、ヤマケンと
伊代だって、仲良いと感じる。
というか、伊代変なこだけど
ヤマケンがいい兄だと思った。
ちょうどいいバランスだった。
そういう普通が、春にはないんだ。
~ひとこと~
自分が持っていない欲しいもの
を春は、雫は、持っている。
そんな劣等感でケンカを
してしまった春と雫。
お互いに自分の悪かった
ところを反省した。雫は
謝らなきゃって、でも春は、
もう遅いなんて思ってる…。
どうなるんだろうこの先…不安
しかねぇ…。2人がまた仲直り
して笑い合えますように。