となりの怪物くん 第10巻

著:ろびこ 先生

となりの怪物くん10-1

なんで優山はこうなんだろって
思った、親父さんにも多々
原因がある気がしました。
ちなみにこの人、優山と春の
父だそうです、嫌だこんな父w
きっとさっきの人愛人の1人よ。
自分への利益と家の体裁しか
考えてないようで苦手です。

少し違うけど、人に慣れてない
って意味では優山と春って
かなり似てますよね…w

となりの怪物くん10-2

春は、吉田家にとって特別だった。
優山には見向きもしなかった
父親が春には話しかけたんだと。
体裁を気にして、ちゃんと
勉強しろとかなんとかって。

父親は子供たちをまるで
道具のような扱いしかしない。
その中でも、春は使える道具
だったのかもしれない。それ
くらいの差だったかもしれない。

それでも、優山はいるのにいない
物のような扱いだったから、
春が羨ましかったんだろう。

優山はこうして、春がいなくなった
吉田家に自分の居場所を作った。
けど、いつになっても劣等感は
消えないから春が嫌がること
ばかりするんじゃないかな。

となりの怪物くん10-3

きっとこれは、春には1番言って
いけなかったことな気がする。
まぁそれを雫が知る由も
ないことなのだけれど…。

いい子なのにな。
むしろよくここまでいい子に
育ってくれたって感じなのに。
持つものと持たないもの。

雫にとって欲しいものを
春は全部持っていて、けど
春はそれを要らないという。

けど逆に、春が欲しいと思う
ものは雫が持っているん
ではないかとも思う。

誰だって自分中心だし、何で
この人にはあって自分には
ないの?なんて思ってしまう
のはよくあるものだけど。

…なんか上手く行かないね…。

となりの怪物くん10-4

いいとこの坊っちゃんてさ。

私みたいな凡人からしたら
何でも持ってて自信あって
偉そうでいろんなもん
見下してて…まぁヤマケン
みたいなイメージですよ←

ヤマケンは好きですけどね、
あれで結構努力してますしね、
努力するようになった、かな?

マーボ(ヤマケンのお取り巻きの
1人)なんてきっとちょうど
そんな感じですよ。親のスネ
かじって好き勝手やってる感じ。

そんなイメージだったんだけど、
全然そうじゃない、むしろ
お家柄に押しつぶされて
苦労ばかりしてる人も
いるんだよなって感じた。

そりゃあ、一般人に比べたら
裕福な生活が出来たかも
しれない。それでもきっと、
春には合わなかった。春には
普通の家、ごく一般的な
家庭が合ったんだろうな。

そういう所で育っていたら、もっと
のびのび育っていた気がする。

けど優山には、居場所はそこしか
なかった。そこに合うように
努力するしかなかった。
歓迎されていたのは春。
自分は歓迎されてなかった
けど居場所が欲しかった
から頑張るしかなかった…。

初めて、そういう家に生まれる
ことが酷だと思った。

となりの怪物くん10-5

春にとっては、家族が、大切な
人が笑顔でいてくれたらそこが
自分の居場所になっていた。

だから、雫のいる場所が春の居場所
だったのかもしれないね。

けど、当時の優山にそんな想いは
届かなくって、少しずつ
優山が離れていってしまう。

兄弟なのに、なんで…。

雫と隆也見てると、ほんと
仲の良い兄弟で、ヤマケンと
伊代だって、仲良いと感じる。

というか、伊代変なこだけど
ヤマケンがいい兄だと思った。
ちょうどいいバランスだった。

そういう普通が、春にはないんだ。

~ひとこと~

自分が持っていない欲しいもの
を春は、雫は、持っている。

そんな劣等感でケンカを
してしまった春と雫。

お互いに自分の悪かった
ところを反省した。雫は
謝らなきゃって、でも春は、
もう遅いなんて思ってる…。

どうなるんだろうこの先…不安
しかねぇ…。2人がまた仲直り
して笑い合えますように。