著:ろびこ 先生

「――選択に後悔がないのなら
きっとそれは、正解なんだよ。」
前に優山さんが言っていた言葉。
何かを選ぶということは、
何かを捨てることだって。
そうじゃないこともあるけど、
そうであることもある。
実際、春を選んだことで
ヤマケンと友人のままでは
いられなくなってしまった。

付き合うってなんだろう、
どうして付き合ってるんだろう。
春を好きで一緒にいる。
付き合っている。そういう事実は
あるけれど、1人いろいろと
考え続けていた雫だった。
人を好きになって付き合って、
なんてさ。そうやってごちゃごちゃ
難しく考えることないと思うんだ。
それこそ春みたいにさ、好き
だから毎日雫の家にいる、
みたいな。単純明快ですよ。
雫もやっと、付き合うってことが
分かってきたみたいです。

キャンプから帰って夏目ちゃん
みっちゃんにお土産買って
来てたんだけど中々渡しに
行けなくってね、夏祭りの
日に頑張って顔出したんだ。
ほんと、頑張って自然に
渡せてたんじゃないかな。
少し前だったら、夏目ちゃんが
こんなふうになってる時には
決まって春がそばにいてやった。
いつからだろう、そういうとこ
ササヤンが気付いて一緒に
いるようになったのは。
この先も支えてやってほしい。
そして夏目ちゃん、ササヤンの
優しさに少しは気付いてあげて。

2人ともほんとは仲良くしたいのに、
なぁんか構えちゃってるせいで
噛み合わなくなってんだよな。
お互い、なんか淋しいじゃん。
きっと夏目ちゃんは、大事な友達の
雫が好きな春だからあんなふう
に仲良しなんだろうと思う。
けど、ササヤンはそういうのでは
なくって、明らかに少し
距離があって、淋しいだけ
な感じがするんだけどな。
だってさ、夏目ちゃん友達としての
スキンシップすら男だから
って理由で拒絶しそうな
勢いじゃないですか。
確かに、その男のうちの1人として
しか思われてないってあんな
態度じゃ思っちゃうよね。

伊代はメンクイですか!??w
最初は、春に興味を持った。
で、その後兄の優山に…。
絶対メンクイだろw同じ顔w
そして、優山は見ての通り
女慣れしておりませんw
面白いくらい焦ってる。
嫌がってるんじゃないの。
ただ、テンパってるんよw
みっちゃんも大爆笑ww
こういいうとこだけ見てると
可愛いんだけどね優山w

やっと仲直りしたのに、
ササヤン今言うかwwまぁね、
気持ちはわかるけどねww
これ、どうなるんだろww
~ひとこと~
春と雫。とってもいい感じに
見えていたのだけれど、
春は家のことを隠したがる。
結構面倒なことになってるみたい。
「私が欲しいものを、いつも
ハルはいらないって言う。
…私はハルが少しうらやましい。」
雫が言った言葉。昔優山にも
似たようなことを言われた
ことがあるみたいね。きっと
春が持つ嫌な過去の1つ。
何やら雲行き怪しい終わり方した。
いろいろ、大丈夫かな…。