著:ろびこ 先生

こうやって、諦め癖がついて
しまったのかもしれないね。
淋しいなんて気持ちを理解
することもなく、期待する
こと自体を諦めていた。
そんなの、淋しいよね。
今までは、そうやって諦めてきても
後悔することなんかなくて、
勉強を頑張っていれば満足感
も得られて…春達と出逢って、
そういうことを考えるように
なって、雫少しずつ変わって
いくね。良い方に、人間らしく。
自分の気持ちくらいはちゃんと
自分でわかってあげなきゃ、
自分が可哀想だものね。
良い成長だよな、ほんと。

ヤマケン、なんだかから回ってるなw
そしてこの面食らったような顔…。
良くも悪くも、こんな真っ直ぐに
気持ちをぶつけてこられたら、
いろいろ考えてしまうよw
文化祭の時だってそうだ。
雫のあまりの真っ直ぐさに対して
どうしていいかわからないよう
な顔をするんだ、ヤマケン。

夏目ちゃんの抱える過去、今更
ですがここで少々ご紹介。
この子可愛いでしょ?モテたの、
ものすっごくモテて、気付いたら
女友達いなくなっていた。
モテようってきもないし、
むしろモテないために
頑張ったりすらしたのに。
女の僻みは怖いっすよ…。
それが原因で、男嫌いに
なったの。モテるせいで
友達いなくなったから。
偶然、当時のクラスメイトに
遭遇したんだろう。陰口
叩かれて、一緒にいた
ササヤンまで笑われて。
どうしたら良いか分からなく
なってた所に偶然現れた
みっちゃん…こら惚れるて。
普段から、彼の優しさには多く
救われていたんだろうと思うし。
恋してる子は可愛いね…。

こっちも動き出しましたよぉ!!
わぁあああああwww
ヤマケンは、雫と関わることで
どんどんいいやつに思えてくる。
というか、実際変わってるんだろう。
こういう気持ちはね、1度火が
ついたら止まんないの。
意識しちゃったら少しのことで
一喜一憂しちゃうようなもんなの。
こっから先のヤマケン、ほんと
見ていて可愛らしいです…。
相手が雫でなければ、応援
してあげたかったんだけどな。
このエリートくん、変だけど
悪いやつじゃないんだもんな。
まぁそれもこれも、雫と関わる
ことでたくさん変わったからか。

赤の他人同士なんだもの、
その上それぞれ抱えるものや
考え方だって全然違う。
安心して欲しくて、雫は春に
好きだと告げた…のだけれど
春は今の状況ではまだ駄目
だという…かみ合わない。
分かる気もする…個人的な考えを
言わせてもらえば、他人同士
なんだから、どうしても
かみ合わない所も出てくる。
問題は許容できるかどうか。
まだ、時間かかりそうねw

恋してるなんて、夏目ちゃんはまだ
認めたくないみたいだけれど…
誰も傷つかない永遠の王国なんて
ほんと、無理だよね…。
ヤマケンとか大島さんの気持ちを
考えたらどうしても、それを
望んでしまうのはわかるけど、
難しいってこともわかってる。
「恋はいいよ。恋は
良くも悪くも人を変える。
逆に言えば、
変わるチャンスだよね。
んでいい恋愛てのは
人間をまーるくして
くれるんだよね。」
…そんなみっちゃんの
言葉を聞いた夏目ちゃん。
過去を背負って恋に
臆病になってしまったけど、
誰かと一緒にまるくなれたら…
どうなりますかね~。
~ひとこと~
どこもかしこも、思うようには
いかないですね、ほんと。
とな怪って、なんか現実味がある
気がして好きなんですよね。
好きって気持ちだけで、
そう簡単に両思いになれたり
しなかったり、恋愛って
そんな簡単なものじゃ
ないんだろうなって。
どれだけ好きでも叶わない
恋もある、届かない思いもある。
傷付いて終わる恋だってる。
それでも、恋すると
みっちゃんの言う通り、人は
変わるんですよ、ほんとに。
だから恋って凄いと思う。
そういう人としての成長が
描かれていくから、どんどん
魅了されていくんですよね。
この先傷付く人もきっと出てくる。
それでも、最後はみんな
笑ってられたらいいと願う。
そう願いたくなるくらい、
いいやつばかりなんだものね。