著:ろびこ 先生

この人、みっちゃんとこの
おばさんだね。亡くなった人。
ふいに思い出した彼女の言葉。
それで改めて雫が好きだって。
そばにいられるだけでいいや
って人。雫にそれを感じた。
そう思える相手がいるって、
いいな。すごくいいなと思った。
けど、開き直って雫に
「好きだよ。」
なんて言った春は、言葉とは
裏腹にやたら近付いてくる
ようになり、雫は日々身の
危険を感じるようになったw

「次は私が勝つ。」
「じゃ、俺も頑張んねーとな!」
今回も(2度目)春にテスト1位を
持ってかれた雫だったが、
こうやって張り合ってるのは
ある意味いい関係かもよ。
お互いを更に上へ上げる。
恋人でも、何かの相棒でも、
向上し合えるってのは何より
大切なことかもしれない。
春も、何かを悟ったようだw
雫が勉強しなきゃってなって
春に対して恋愛感情はないと
はっきり言っていたけれど、
春を邪魔に感じているわけ
でもない。そうも言っていた。
この2人が一緒にいたら、
様々な意味でお互いに向上
し合える最高のパートナーに
なれる、そんな気がした。

春に対して、少しずつ恋心を抱き
始めている大島さん…なのに
なぜか春と雫を応援するかの
ようなことばかり言ってます。
春からしたら、感謝だよなw
彼女の言葉をまっすぐに受け取る
春だから、大島さんも好きに
なっちゃったんだろうなぁ…。

雫の好きじゃないってのは、
自分にそう言い聞かせてる
だけだったってことだろうな。
こうも簡単に戻ってしまう。
自分の選択は間違ってない。
そうやって言い聞かせるけど
1度好きになってしまったら、
そう簡単にその気持ちを消す
なんて出来ないのが恋でしょう。

「私は彼らを傷つけたんだろうか。」
以上に近付いてくる春に、
近づくなと言ったり、
相談に乗ろうと一生懸命だった
夏目ちゃんに関係ないと言ったり。
一先ず…こんな恰好なのは
文化祭だからです、はい。
今までずっと1人でいたから
気が付かなかったけれど、
一緒にいる人が出来て、
はじめて人のことを考える
ようになった雫だった。
自分自身でも知らないことばかり。
ヤマケンもヤマケンで、意図せず
雫を助けてたりするんだよね。

本当に大切にしたい想いは、
大切にしなきゃ駄目だ。
雫自身、春への気持ちをなしに
なんて出来ないって、本当は
気付いてたんじゃないかな?
まだ、もう少し時間は掛かりそう、
だけど、向き合ってちゃんと考える
って。頑張れ。少しずつでも、昔と
変わった自分の心に向き合って。
~ひとこと~
いろんな所で、いろんな思いが
少しずつ動きはじめてます。
これから先も、真っ直ぐ過ぎる
2人だから上手く咬み合わない
ことなんて何度もあるだろう。
それで、何度ぶつかってもいいから
諦めずに向き合い続けて欲しい。
そしたらきっと、そのうち…。
ちらほらライバルっぽいの
出てきてますし、ましてや
違う所で新たな恋が芽生え
そうな感じにもなってますが、
さぁ、次巻どうなりますか…。
人の気持ちって難しい。
けど、好きって気持ちには
まっすぐに向き合いたい。そう
考えさせられるお話でした。