著:イノウエ 先生

過去に遡ってから‥まあいろいろ
あったけどどれも危ないことではなく
私が勝手に心配していたアリスも
他のみんなもいつも通りで一安心。
そんな中シャロンの身を案じてダレスと
ケトちんは魔界に帰ってしまうことに。
ダレスは完璧恋してるけどウォルター
は気持ちを自覚してなさそうなのに
態度だったり、気づいたらダレスの
ことを考えてしまってたりして‥
ああもう、めちゃくちゃ可愛い。
ほんとこの物語の恋愛描写が
可愛すぎて非常に萌えます 笑
坊ちゃんとアリスも可愛いんだけど
あの2人は呪いも立場もあるからね‥
本人は嫌かもしれないけどウォルター
は次男だからこそ魔女のダレスと恋
することもきっとできてしまうだろう。
魔女のリーダー的にはどーなのか、
そこはちょっとわからないけども‥
個人的に、ものすごーく、
進展してほしい2人です!!笑
学校へ帰ってこなかったという
描写はこの時少し気になったけど、
学ぶことを一通り学びきったら
ウォルター達も屋敷に帰るだろうし
そうしたらまた屋敷の方に会いに
やってくるだろう‥と思っとく。

いろんな経験や出会いを通して
少しずつ増えた大切に思う存在。
そんな人達が心にいるからこそ
カフは強くなれたようだった。
最初はイチの水に火で勝てずに
水浸しになってしまってたけど
今はある程度の水ならかぶる前に
蒸発させてしまう程の火力が出せる。
そんな高火力の火とイチの強力な水が
ぶつかり爆発‥なんてことになったが
そんな状況からザインが2人を救出 笑
自分の生徒たちを見て、イチは自分と
ニコのことを思い出してるようだった。
ザインや大切な仲間達がいるからこそ
強くなれたカフ。もしかしたらイチも
ニコがいたからこそ強くなれたのかも。
ニコの呪いもちゃんと解けて、一緒に
歳を重ねられるようになるといいね。
こうして‥カフは惜しんでいたけど
カフの最後の稽古が終わった。

魔界で目を覚ましたシャロンは、
大丈夫かなって少し不安はあった
けどあのアリスとウォルターが前に
会った双子やテトちんのおかげで
食われることもなく無事だった 笑
魔界に帰ってみればシャロンが他の
魔女と一緒にお魚パーティーなんて
してて、ダレスは驚いたろうけど。
眠っていただけあって、彼女の記憶は
10年以上も前で止まってしまっていて
軽めに説明を済ませるとダレスはロブ
のいる別邸へシャロンを連れて行った。
その後、坊ちゃん達が無事学びを
終えて屋敷に帰ってきたら眠っていた
はずのシャロンがいるんだもの。
びっくりだよね、でもアリスに
とっては嬉しくて仕方なかったよね。
過去がどう変わったかはわからない。
でも一先ず、シャロンもアリスも
幸せそうで今はそれだけで十分だ。

おじい様とシャーデーについて
シャロンの知っていることを教えて
もらったんだけど、何か決定的な
情報は出てこなかったと思う。
ただ、おじい様にとってシャロンは
命の恩人だったし、そのお礼なのか
幼い頃ずっと体が弱かったアリスを
救う手助けをしてくれたのがおじい様。
おじい様もシャロンもお互いに恩人
という関係だったのかもしれないね。
シャーデーのことは、屋敷の中で
何度か見かけることはあった存在で
ある時突然お友達になりましょうと
シャーデーから声をかけてきたらしい。
その時点で何か思惑があったのかも
しれないけど、シャーデーと過ごした
時間はシャロンにとって楽しかった
思い出でしかなかったようだった。
でもその後‥シャロンの記憶から
欠けてしまっている部分については、
きっと何かがあったんだろうね。
忘れてしまいたいことだったのか、
それともこれもシャーデーに何かを
された影響だったりするのか‥
わからないけど、ちょっと不安。
最後に坊ちゃんが気になっても聞けず
にいたことをアリスは直球で聞いた。
アリスの父親に関すること‥確かに
これまで聞いたことなかったかも。
シャロンの答えはまあ‥ (^o^;)
他に女を作って出てくような男だって
いうなんとも気まずい内容だったけど
どこかでは生きてるだろうって。
アリスの表情が少しだけ気になった
けど、生きているなら、シャロンが
納得してるならいいと言っていた。
気にし過ぎかな、いつもの真顔でも
無表情でも笑顔でもなく、滅多に見ない
ような表情に見えたものだったから。
内容的に微妙な顔するのもわかるし 笑
一先ず父親のことはいいとして、
シャーデーは何を考えてるんだろ。
このまま平和ならいいのにね。

父親の話を最後にシャロンは屋敷に
戻って眠るからと部屋を出ていった。
そんなシャロンに声をかけ
坊ちゃんは引き止めた。
アリスは部屋の中にいたけど坊ちゃん
がシャロンに伝えたまっすぐな言葉は
アリスにもしっかり届いてて‥きっと
すごく可愛い顔してたんだろうな。
坊ちゃん結構な頻度で照れたりする
のに、こういうことはしっかり口に
できちゃう‥かっこいいよなあ。
そういう所もアリスの大好きな
坊ちゃんなんだろうね、本当に
2人で幸せになってほしいね。

坊ちゃんの粋な計らいでアリスは1日
暇を貰いシャロンと過ごせることに。
10年以上も眠っていたシャロンに
街を案内しながら、ジェミニ座の
カフ達友人を紹介したりいろんな所を
まわりながらのんびりデートをした。
シャロンにとってもアリスにとっても
きっととても楽しい時間だったろう。
そんな中でアリスが口にした言葉。
「お母さん。また二人で暮らしたいな。」
でもアリスは坊ちゃん離れて幸せに
なれるのか‥きっと難しいだろうな。
母親と暮らしたいのも本音、でも
ずっと坊ちゃんと一緒にいたいのも
間違いなくアリスの願いだったろう。
身分とか、立場とか、考えることは
沢山あるかもしれないけどそんなこと
より娘の気持ちを大切にしてくれる。
シャロンって危なっかしい気がするし
たまに抜けてる印象もあるけど、母と
して人としてとても魅力のある人だね。
どうかこの優しい時間が、温かく幸せ
な時間が少しでも長く続きますように。

幸せが長く続くように‥そう
願った直後のことだった。
シャロンが通過した場所に落ちて
いた目玉のような、奇妙な物体。
街に、別邸に、本邸に、魔界に‥その
物体の正体はシャーデーの分身だった。
シャロンに眠り続ける呪いをかける
代わりに分身をシャロンの中に仕込み
育てさせ周囲の人を傷つけようとした。
そんな分身の中の一つ‥別邸では
ロブが催眠にかけられたようで
その奇妙な目玉をペットか何かの
ように大事に大事に育てていた 笑
命名:ロブ2号 www
この後坊ちゃんとの接触事故により
ロブ2号(分身)はお亡くなりになる
んだけど‥その直前シャロンの呪い
について明かされたことがあった。
シャロンが娘を救うために自分に呪い
をかける選択をしたということだ。
アリスのせいなんてことはない、
でも幼い頃は本当に身体が弱かった
アリスが今こんなに元気でいられる
のは、その時のシャロンの選択の
おかげだったんだろうってこと。
アリスはどうしたって、責任を
感じてしまうのかもしれないね。
今シャロンは目を覚ましている。
元気に生きている‥アリスも
元気だし悪い影響はまだない。
もしまだ他にも分身が存在してたなら
この先も何かしでかそうとシャーデー
が企んでいる可能性だってあるだろう。
まだまだ、不安は尽きそうにないね。
ただアリスを酷く悲しませた発言直後
アリスに会いに来た坊ちゃんに衝突
して分身が命を落とすシーンは‥
敵で分身とは言えこんなこと言うのは
不謹慎かもしれないけど、ちょっと‥
すごくすっきりした気分になった 笑
別邸以外に落とされた分身達も
計4つは無事排除され、もう誰も
シャーデーには負けないと思える
きっかけになる出来事に思えた。
これ以上彼女の思惑に振り回されて
不幸になる人がいませんように。
~ひとこと~
過去のシャロンの選択に自分が
関わっていたことを知ったアリスは
やはり責任を感じ落ち込んでしまう
けど、坊ちゃんが話を聞いてくれて
アリスの心は随分落ち着いたみたい。
いつか坊ちゃんと添い遂げられる
未来に向かうために、やっぱり
シャーデーとの問題解決は必須。
アリスの病のことはあれど、多分
シャロンに近づいたのにはそれとは
別に何か理由があるんじゃないかな。
きっとそれがシャロンや坊ちゃんに
呪いをかけた本当の理由だと思う。
理由次第では‥坊ちゃんの希望通り
友人になって解決するというのも
もしかしたら出来うるかもしれない。
でも理由次第では倒す必要がある。
この先どうなってしまうんだろうね、
きっとたくさん怖い思いをするだろう。
それでもどうかその先には、皆の
幸せな未来が待っていますように。