ロッカメルト 第2巻

著:藤間麗 先生

ロッカメルト2-1

笹野くん…彼が一夏が気に
なっている彼だと思われる。
それを嫌だと感じた雪也。

確かになんだか少し
探りを入れられている
ような気分にはなるけど…

実際は情報不足です←

ロッカメルト2-2

ここらで突然現れたテン。
人型にも变化できるという
…妖かしなのだろうか?

詳しいことはよく知らない
けど、そんなテンが一夏を
見下し馬鹿にする態度ばかり。

しまいにテンのせいで雪也が
危ない目に合いそうになり、
それをかばったのは一夏で…

雪男は普通の人とは違う。
化け物、妖怪。確かにほんと
そう言われてしまうくらいに
雪なりの力は異常な強さだった。

でも、この時の凍冴さんに言葉
には他にも何か含まれている
ような言い方に聞こえてしまう。

謎が多いよぉー。
一先ず、テンは
大人しくするが良い。

いろいろ引っ掻き回して一夏
にも2人にも迷惑かけてる(汗)

ロッカメルト2-3

突然旅支度をと言われて
連れてこられたのは、
雪也達の住んでいた雪山。

そこには冷香(れいか)という雪女
…冷香は、ずっと雪也を好きでいた
ようで、人間で許嫁である一夏を
とても嫌っている様子だった。

雪山でいろいろありすぎて
なんとか1人で家に帰ろうと
雪山を抜けだそうとした一夏。

そこを冷香に見つかってしまい、
冷香の嫌がらせで右も左も
わからない雪山に置いてけぼり
にされてしまった一夏だった。

ロッカメルト2-4

一夏の雪山嫌いの原因は、
雪也なんだと話す凍冴さん。

幼い頃にこの村に遊びに
来たことがあった一夏。
その時に、雪也の力の暴走で
殺しかけてしまったという。

凍冴は覚えていたようだけど、
幼すぎた雪也も一夏も、その頃の
記憶は残っていないようだった。

それでも一夏にとって雪山は怖い
ものだというトラウマになって
そんな恐怖だけが成長した今も
強く残ってしまったようだった。

ロッカメルト2-5

一夏がいないことに気付いて
探しまわった凍冴さんと雪也。

なんとか発見された一夏
だったけど、雪の中で気を
失っている状態で見つかって
高熱を出して寝こむはめに。

そんな一夏を必死に看病しよう
と苦手な温かい部屋に入って
頑張ったのは雪也の方だった。

「ゆききらい!!」

幼い頃に恐怖で、そう言った
一夏に対して、雪也は自分まで
嫌われてしまった気がして…

雪也はそれがきっかけで人と
関わることが怖く、特に女の子
が怖く…女嫌いになってしまった。

自分の性格にはそういう過去が
あったことを思い出した雪也。

あの頃から何年も時間が過ぎ、
成長して…今になったから
自分の本当の思いに気付く。

ロッカメルト2-6

『(弟が暴走するのは強すぎる
からだ。僕は単に弱いだけ。)』

過去のこと云々もあるけど、
それだけでなく凍冴さんは
雪男の力を少し使える人間
…みたいなものらしいのだ。

だから、何か一夏に危険が
生じた時に力を使って助ける
なんて大技はできないわけで、
それが出来てしまう雪也には
強い嫉妬心があったのかもね。

コンプレックス…いつも
ニコニコしている彼にも
そういうものが強くあった。

たまに怖い顔してたり、
少し寂しそうな顔してたら
そういうことなんだろう。

なんて内容が番外編でした。
この兄弟はお互いに、いろんな
ものを抱えてるのかもしれない。

~ひとこと~

1巻はのほほんと進んだお話。
2巻で今までわからなかった
過去とか思いとか、少しずつ
変化が見えてきましたね。

まだ2人のことを化け物だの
なんだのと言っている一夏は、
もちろん許嫁としてどちらかを
選ぶなんてことに納得がいって
いないままの状況だけど、この先
それも変化していくのだろか!?