著:那波マオ 先生

「もう逃さない。綾戸さんが
迷わないくらい僕頑張るから、
きっと好きにさせるから。」
そう言って抱きしめてくれた伊東に、
綾戸さんも覚悟を決めて話をした。
「当たり前でしょ…。」
すれ違って、逃げて…そんな
ことを繰り返していた中で、
まっすぐ綾戸さんを思い続けた
伊東の気持ちがやっと届いた。
伊東、かっこよかったよ(つ﹏<)・゚。
2人とも、おめでとう!!!

今日も今日とて、付き合いたての
綾戸さんと伊東がちょっかい
出されてるのを発見して文句を
言いに入っていった石野さんですw
そういうの、絶対見過ごしたり
しないんだよね、すごいわ彼女。
そんでそこにいたみつやも、あんま
やばいことになる前に止めに入る。
そんで上手いこと言ってまとめる。
これ、最近はパターンになってるわ。
相変わらず目に見えた発展はない
2人だけど、2人でいること増えた
ような気がしているこの頃です。
今はきっと気の置けない友達。
でも2人の心の距離は少しずつ
縮んでいってる…そんな気がする。

ちょっとしたきっかけから、
断られ続けてもめげずに
デートに誘ってくる石野さんと
みつやが一回だけ…とちゃんと
デートに行くことになった。
その先で偶然デート中のあんずと
かおる(薫)に遭遇してしまい、
みつやは激しくそれを批判した。
そんなこんなで…いろいろあって
石野さんを傷つける発言もして、
こっちはこっちで喧嘩になるし
デートは台無しだったのだけど…
みつやとの言い合いの末逃げて
いった薫とあんずがかけおち!??
真っ青になるみつやに対して
お節介でも何でも、少しでも
助けになりたいと行動に出る
石野さんだった。きっと彼女には、
自分の損とかそういうのあんまり
考えてないのかもしれないね。
大変なこととか、ひどいこと
言われたりされたりしてる人とか。
自分の友達とかでそういうのを
見つけたら絶対ほっとけないんだ。
本当に優しい人何だと思う。
石野さん、いい女だよな。

駆け落ちを考えた2人…でも
あんずの話を聞いた薫は、
このままじゃダメだなと
考えなおしたんだろうね。
・父親がいないこと
・その分普段は優しい兄が
過保護になってしまうこと
2人を見つけたみつやは、
それはそれは心配してた
わけで、一先ず薫を叩く。
それに文句は言えど、それより
かっこよかったのはそのあと。
あんずを怒鳴りそうになる
みつやとあんずの間に割って
入り、あんずを必死に庇った。
「…この時間まで帰さな
かったボクが悪いから。」
薫も、つっつんも、好きな
子の本当の意味での幸せを
願って行動するんだよね。
2人して、そういうしっかり
した所はほんと似てるわねw
あんずと薫のこと、ちゃんと
認めてもらえるといいね。
みつやも、薫の真剣さを多少
認めてくれたのかもしれない。
今後…頑張れ薫、あんず。

無事あんず達を発見して、
高いヒールで走り回った
石野さんは足とか化粧とか
とにかくボロボロな状態。
そういうこと、自分からは
絶対口にしないんだよね。
みつやはそんな彼女に対し
どう感じているんだろう。
それはわからないけれど、
みつやはまたでーとをしよう
と誘いの言葉をかけた。
「今度は俺から誘うから!」
「行ったげてもいーよ!」
満面の笑みで答えた石野さん。
ほんとこの2人の空気感が好き。

アリエール…文化祭の時
メイド喫茶でアリエールって
札(?)つけてたのが石野ありさ
=石野さんだったのだけれど、
そこにみつやと一緒に行った
お友達くんの方がこんなこと
言い出したのでした。さて…
今までは、他からそんな人気
とかの声も聞くことがなかった
石野さん…狙ってる奴がいる。
この現状でみつやの心境は
どう変化していくんだろうか。
少しくらい嫌だなとか、そう
いうこと感じたりするかな?
さてさて…気になりますw
~ひとこと~
9巻でした~!!
綾戸さんと伊東に関しては、
ほんと順調すぎるくらいで…
まだいろいろ不安に感じていた
伊東に対して実は結構肉食系
だった綾戸さん…みたいな…w
いまだにスローペースで、
のほほんなのはつっつん達。
そして、熟年夫婦な空気感を
醸し出しながらも未だ友達な
石野さんとみつや…私はこの
2人を眺めるのが最近趣味←
薫とあんずが出てきた辺りで、
みつやが薫にこう言いました。
「おまえほんとに
筒井に似てるな…。」
これはきっと悪い意味ではない。
真面目なとことか、まっすぐ
好きなこの事を考えてるとこ
とか、自分を犠牲にして大事な
人を守ろうとするとことか…
きっとそういうところも含めて
そんなこと言ったのかなと思う。
みつやはプライドが許さないから
つっつん本人をほめたりは絶対に
しないんだろうけど、つっつんの
良さにはちゃんと気付いてる人の
1人だよなって、再確認させられた。
さて、長くなりましたので
このへんにしておきます。
まだ少しの間は幸せな気持ちで
読んでいただけると思います。
ではまた次巻で!!