著:那波マオ 先生

つっつんを陥れるようなことを
しておいて、みつやはなぜか
よくつっつんに絡んできていた。
「もっとこうかかって
こいよ!手ごたえねーよ!」
…なんとも面倒な性格してるわww
そんなみつやに対して、つっつんは、
今すごく幸せだからこれくらいで
ちょうどいいんだなんて話すんだ。
自分の大事な人達にまで危害が
加えられないならそれでいいと。
そんな話をして、少しばかりの
改心をしてくれたのかもしれない。
みつやは1か所一緒に来てくれと
言って…その先はつっつんの自宅。
事実としては、明らかに悪意を
持っての出来事に感じたけれど、
みつやが勘違いをして…という
話だったということで誤解を
ときに来てくれたのでした。
まあ、高すぎるプライドは
相変わらずなのだけれど…w
それでもつっつんのまっすぐな
所とか、そういうのを聞いて
ちゃんと考えるくらいにはきっと
まともな人なんだろうと感じたw
一先ず、身近なところだけでも
誤解はとけたわけだ…お疲れ。

いまだ誤解をしたままでいる
石野に遭遇しました。誤解を
といてもらおうとするが…もう
彼女にとってはそこらへんは
どうでもいいのかもしれないw
みつやは石野さんに気に入られたw
今後、この2人も結構メインで
お話に登場してきますよ~☆
11巻まで読んでのお話ですが、
私石野さんもみつやも結構
好きなキャラになってます。

ある日、漫画みたいな出会い
(いやまあ漫画なんですけど)
2学年下の綾戸(あやど)さん。
曲がり角でぶつかりまして、
つっつんが落としたアニメ雑誌
…かな?それを拾って同類だと
判断した綾戸さんは、つっつんを
見つけて雑誌を返すついでに
話しかけていったのです…
なんて出会いがありましてね。
結構可愛いと思うんだけれど、
それでも見た目は地味めだし、
つっつんと同じくオタクなので
周りからは陰口の嵐でしてね。
人と関わるのは苦手らしく、
そういう態度が余計に周りに
暗い印象をつけているんだろう。
「綾戸!あいつスタイルだけはいー
よな。でも残念だよなー。女じゃ
ねーよ、マジ暗いもんなあの女。」
そんな彼女が陰口を言われてる
所を見てしまったつっつんは、
元気づけようとしたのかもな。
相変わらずクラスの中では
悪いうわさの的なつっつんの
机には、花瓶に入った花が
飾ってあった…死を願わr ←
そんな花だけど、いつも花壇を
いじっていた彼女に花をあげて
まるで大丈夫だというように。
つっつんは結構こうやって
誰かのために行動するよね。
それはすごく良い所だと思う。
まあ、後になって俺は一体
何を言ってるんだとか変に
キョドってたりするんだけどw
この2人の出会いもね、今後
色々とお話に影響してきます。

ある時、色葉の家に行った。
つっつんもちゃんと男の子
だよねって思いましたよw
「この状況がふとしたときに
信じられなくなるだけだ。」
そう話すつっつんに…
「みんなつっつんのよさに
気づかなかっただけだよ。
つっつんを見つけられた
あたしはラッキーなんだよ。」
そんなふうに伝えた色葉。
まあいろいろありましたし、
好きだーってなってたろう。
抱きついてくる色葉に対し、
一生懸命理性を保とうと、
何かの公式をひたすら頭の
中に浮かべたつっつんだけど…
「(無理。)」
そしてこの状況…いつも自分から
くっついてったりする色葉だけど、
つっつんから来られるとキョドるw
当たり前に照れて…乙女は可愛いな。
その日を境に、自分が信用出来ないと
感じてしまったたらしく、次の日…
「しばらく俺に近付くな!」
…つっつんはいろいろ極端です。

極端ついでに、自分にあまりに
自信がないせいで女の子と一緒に
いたら色葉が不安になるだろう
なんて配慮も勿論出来ていない。
石野さんと話していた時だって
色葉はひどく動揺してたんだ。
恋愛だろうとそうでなかろうと、
明らかにつっつんにいいイメージを
持って関わっている綾戸さんといる
のを見るのは…すごく嫌だろうな。
色葉、ほんと普通の女の子
なんだよね、不安にもなれば
嫉妬だって結構するし。
つっつんが思っている以上に
つっつんのこと大好きだし。
理性が働かなくなるのが怖くて
色葉を避けるくらいだったら、
理性なんかなくたって一緒に
自分のそばに居てくれたほうが
色葉だって嬉しいんじゃないか?
…つっつんは、いろいろ難しい。

番外編で、つっつんと伊東が
仲良くなったきっかけのお話が
描かれていました。最初のうちは
自分と関わると関わってきた奴が
嫌な思いをするから、あえて壁を
作る…みたいなことをしていた。
そんなつっつんにめげずに接して
いった伊東。逆に、伊東は伊東で
友達という存在に嫌われるのが嫌で
言うことを聞くような…正直言えば
都合のいい奴みたいな扱いをされてた。
お互いにいろいろ問題が多かった中、
関わって、少しずつ変化してった。
そんな出会から、ある時つっつんの
言葉で喧嘩になってしまった話が
描かれていました。喧嘩したって、
ちゃんと仲直りしたいって思える
くらい大事な存在に出会えるのは、
すごく幸せなことだなと感じた。
~ひとこと~
つっつんは良い奴だけど
いろいろと面倒な性格だw
それによって色葉が寂しい
思いをしてることにもあまり
気付いていない所が厄介…
こんな、どうにも空回りが
多いつっつんを必死で思う
色葉…2人のこの先は如何に!?
でもほんと思いますよ。恋愛って
こんなもんかもしれないなって。
所詮は他人です。さらに言えば
オタクと美少女…今までの生き方
だって大きく差があるだろうし、
考え方もつっつんのひねくれ様
はかなり異常なものだと思う。
悩むし、努力も必要だし…
それでもお互い一緒にいたいと
思うから諦めない…それが恋愛。
つっつんも色葉も、頑張れ!!