PとJK 第13巻

著:三次マキ 先生

アポ無しで勉強を教えてもらおうと
功太くん宅へ押しかけたカコ達。
するとそこには、功太くんの同期で
仙道の事件の時も実は頑張ってくれた
勝長 龍(かつなが りゅう)さんがいて‥

功太くんは追い出したがってたけど、
2人がかりで勉強を教えるという流れに。

例の事件の時は、とても頼もしい
刑事さんという雰囲気があったけど、
こうやって見るとなんかめっちゃ軽 笑

三門が戸惑ってしまってます。
今後どんな感じでお話に入ってくるか
まだわからないけど、軽く紹介でした。

仕事は真面目だし、悪気もなさそう
なんだけどなんだか読めないタイプ‥
ちなみに、生活安全課の方だそうです。

勉強会を終えジロと三門、勝長さんが
帰っていってからもカコはそこに残り
黙々と勉強を続けていた‥その結果、
疲れ果てて寝落ちてしまったらしい。

そこまで頑張る理由‥なにかあった?
と聞く功太くんに対する答えがこれ。

仙道の事件を通してカコなりに
自分の将来を考えたみたい。

子供を守る仕事‥素敵じゃない。
カコのいうように、勇気だけじゃ
なんともならないことの方が多い。

頭を使ったり、時には身体を張って
守ることだってあるかもしれない。

そういう明確な目標を持って努力
できるのはすごいことだと思う。

簡単ではないかもしれないけど、
少しずつでも真っ直ぐに頑張れ。

功太くんは独身組に混じって
連勤中‥やっと連勤を終えて
カコに連絡を入れた時のこと。

「ごめんしばらく会えない。」

カコから来た返事はこれだった。
功太くんからしたらそんなこと
って思うような理由だったけど
カコには一大事だったんだろう。

連絡は取り合えるのに会うことを
拒まれて、周囲の言葉なんかも気に
してしまう功太くんはまさか浮気‥

なんて信じたいのに信じきれない
ところまで行ってしまっていた。

そんなある時、偶然カコらしい
後ろ姿を見かけて‥理由を知った。

「太ったの、すごく!!」

丸々と太ってしまったのを功太くん
に見られたくなかったようだった。

「どんな姿だろうと、
俺の女が一番可愛い。」

功太くんも、カコ大好きだよね。
そう思わせる一言を言ってくれた。

大事にしてる、うちの嫁は大丈夫。
職場ではそんなふうに言ってたけど
ちゃんと言葉にして伝えるって大事。
そう思って功太くんは伝えたんだろう。

それに対するカコ‥高校生なのに
すごいと思わざるを得なかった。
私もそう言って支えられる女に
ならねばならん‥と思いました 笑

ちなみに、カコの体型はひと月で
無理やりもとに戻したそうです。

バレンタイン前日‥三門宅にカコ、
仙道、一花(ジロ妹)の3人が集まり
4人でチョコを作ることになった。

そこで一花が隠し味だと言って
大量の鎮痛剤を混ぜてしまった。

「だって…平ちゃん背中
いっぱいケガしてるから…。」

一花は大神さん大好きだものね。
さすがにこんな危険物は渡せないけど 笑
翌日、完成したチョコと塗り薬を渡すと
大神さんは目をうるませて喜んでいた。

渡す相手はいないけど付き合いで‥
なんて気持ちでチョコを作る三門に
カコは一応確認してみるんだけど、
ジロちゃんに対する愛は大きかった。

こういう想い方もきっとありだろう。

次好きな人ができたらさ‥なんて
いつかやってくる恋を思って応援
する宣言をしてくるカコに対して
いらね~なんて答える三門だけど、
表情はなんだか嬉しそうだった。

いつかそんな日が来て、ちゃんと
三門も幸せをつかめたら良いな。

結局三門の作ったチョコの行き先は
決まらないままバレンタイン当日。

(…よし、テキトーに歩いて一番
最初にあった知り合いに渡そう)

それでばったり会ったのが勝長さん 笑
何の躊躇もなく付き合いで作っちゃった
からと言って渡すんだど、勝長さんは
嬉しいと言って笑ってくれたんだよね。

「こんなかわいい子からもらったんだもん。」

相変わらず軽いしチャラいなとは思う 笑
でもそれだけでは終わらなくて‥チョコの
お礼だと言って送っていくという勝長さん。

「せっかく作ったんだから、
一緒に食べて帰ろうよ。」

2人が恋に発展するかどうかなんて
まだわからない話だけど、雰囲気が
可愛らしくてちょっとほっこりした。

「なんでキスだけでこんな
ハアハアしてんのかなって…。」

ある時、カコはちょっと大人な少女漫画を
読んでそんなことを言いだしたようだ 笑

そう言うのに詳しそうな人‥仙道に頼り
彼女の入れ知恵でいろいろ試すカコ。
でもどうにも空回り気味が続き‥

「息ができなくなる
ようなキスがしたい…。」

最終的に、そんなことを言い出す。
これは仙道に教えられた言葉だった。

手を出してはいけないというカコ父との
約束があるから一生懸命自制してる彼から
すると、ほんと困ったお願いだったろう。

それでも彼なりの出来る範囲で
応えてあげた結果がこれでした。

この後すぐ、ちょっと苦しそう
な表情になりながら功太くんは
おしまいと言って離れる。

「こういうふうになるから自制
してるんですよ。わかってくれた?」

いたずらっぽく足りなかった?と
聞いてくる功太くんに顔を真っ赤
にして否定しようとするカコ。

「俺は足りないけどね。」

まだ24とかそこらですもの功太くん。
一生懸命我慢してると思うわほんと 笑

そしてカコにはまだだいぶ刺激が
強すぎたみたいで‥しばらくの間
ドキドキが収まってくれなかった。

「じゃあ俺走ってくるから。」

煩悩を払うべく、功太くんは走りに
出かけていってしまいました 笑
少しずつ、ゆっくり大人になればいいよ。

カコ達は、3年生になりました。

仙道のいる施設でよくお手伝いを
しているらしいカコ。そこに新しい
職員さんが入ったらしいんだけど‥

少年、らしい。絵面だけでは
年齢も性別も不明だったけど、
彼が現れたことで波乱の予感 !?
一体何が起こるというのか‥

~ひとこと~

12巻まででハラハラするお話は一応
終わり、13巻は比較的ほのぼのした
気分で読めるお話が多かったです。

勝長さんいいキャラ過ぎて ww
キャラとしては嫌いじゃないです。

そんなほのぼのからのラスト。
謎の少年‥とはいえ年上らしい
んですが、どんな人物なのか。

また次巻までお預けですね 笑
よかったらまたお付き合い下さい。