PとJK 第8巻

著:三次マキ 先生

PとJK8-1

さて、完歩大会当日。
の途中ですが、こんなことが…。

小野塚との恋を応援すると決めて、
ジローへの自分の思いはこの先も
隠しているつもりだったのに、
ジローの優しさに言葉が溢れた。

「…すき。」

誤魔化そうとしたけれど、時
既に遅し。だから気持ちを認めた。
その上で、ジローの背中を押す。

「あたしはずっと変わんないよ。
だから、安心してふっていけ。」

三門…アンタかっこよすぎるんだよ。
それくらい、ジロちゃんのことが
本当に大好きなんだろうな、きっと。

このあと、ジローは三門に背中を
押されてリタイアした小野塚がいる
ゴールを目指して先に走っていった。

何が正解とかわかんない、絶対
三門は悲しい思いをするんだろう。
それでもきっと後悔しなんだろう。

三門は、そういうやつだから。
…頑張れ、ジロ。三門の思いを
ちゃんと受け取って、小野塚の元へ。

PとJK8-2

「俺…小野塚が好きです…。」

「なるから俺、絶対ヒーローに。
だから俺の彼女になってください!!」

三門の言葉が、三門の思いが
ジロちゃんの背中を押した。
ギリギリまでびびってたけど、ちゃんと
思いを告げて、小野塚に応えてもらえた。

おめでとう。三門の思いの分も、
幸せになれよ、小野塚!!ジロ!!

PとJK8-3

「…姉ちゃんが事故にあって
病院に運ばれたって。」

功太くんの誕生日の日、突然の電話
が来て、姉が事故にあったのだという。

慌てて病院に向かおうとする
功太くんに、カコは一緒に行く
と言う。功太くんは大丈夫だ
と話すけど、カコは折れなかった。

功太くんが不安がってるのが
伝わってでもいたんだろうか、
それともただただ心配だった
だけだろうか…わかんないけど
実際すごく心細かったろう。
…大したことないといい。

PとJK8-4

病院につくと、姉ちゃんは傷だらけで
眠っていたけど、軽傷で脳にも異常なし。
姉の無事を確認すると、功太くんは
心底安心したように崩れ落ちた。

目を覚まして見ればいつもの彼女で
(最初寝ぼけてたけど)、良かったな。

父親を亡くし、今度は姉も‥?
ほんと怖かったんだろうな。

「本当に……今度
こそ1人になるかと…。」

そんな弱音をはく弟に、
彼女は大丈夫だと言った。

カコ…まだまだ頼りないJKだけど、
それでも一生懸命功太くんのこと
を思って必死になってくれる子だ。

そんな人がいて、功太くんだって
カコのために一生懸命になれる。

そういう存在がいるのって、
やっぱ凄く大きいんだろうな。

PとJK8-5

その日は帰るすべがなく功太くん
の実家に2人で泊まることになった。

別の部屋で眠りについた2人だけど、
真夜中に物音で過去が目を覚ますと
シャワーを浴びてきたという彼。

きっと、悪夢でも見たんだろう。
姉のことは安心できたにしても、
感じてしまった恐怖はそう簡単に
消えてくれないのかもしれない。

「わたしがいるから大丈夫。」

安心させようと言葉をかける
カコに、功太くんはきっと
初めて甘える言葉を伝えた。

「…一緒に寝たい。」

テンパるカコに、1度は冗談だよ
なんて気を使ったことを言わせて
しまったけど、最後にはカコ勇気を
出して一緒に寝ることにしたらしい。

でもカコには一緒に寝るのは
まだ刺激が強すぎたかしらw

PとJK8-6

さて、最後には数ページ先に
控える修学旅行のお話が。
この予告的な文章ww一体
どんな修旅が待ってるのか!?

~ひとこと~

ここ最近までぴんとこなで結構
殺伐とした感じだったので、
いきなりのほほ~んとした
感じで気が抜けた私です←

でもこれはこれで好きなんです。
ジロちゃん、ほんと良かったね。
三門は失恋したけど、それでも
友情はきっと前以上に深まった。

そういえば、大神さんがカコに
電話をかけてきたんですよね。
ジロちゃんと2人で意気込んだ
らしく…大神さん元気そうでした。

彼も9巻らへんではそろそろ
がっつり出てくるのかな~?