著:吉田丸悠 先生

「私は柳沼くんと友達やりたくて
やってんだから!何度言わせんの!
疑ってるなら触ってみてよ!」
ちゃんと友達を出来ているのか‥
なんて不安になって口にした柳沼
に対し大上はこう、強く訴えた。
柳沼は大上の頭に触れかけてやめた。
きっと口にしたことはほとんどが
本当のことだけど、柳沼との関係は
友達でいいのか、進展を望むのか‥
きっとまだ自分の中でもはっきり
答えを出せていないんだろうな。
自分の気持の正体を探り探って‥
(これ恋というより下心か!?)
なんて所にたどり着いた大上 笑
ほんとに下心だったら、そんなに
悩まないと思うんだけどなぁ~。

2人で勉強会をすることになった。
最初は図書館でやろうと思うも
休館していて、柳沼の提案で
柳沼宅で集まることになった。
そこで‥何気ない会話からこんな
大上の笑顔を見て、だったのかな?
ふいに大上の方に手を伸ばす柳沼。
直後柳沼姉・千重子が入って来て
この手の向かう先は分からなかった
けど‥柳沼、何しようとしたの!?

ちょっとした事故だった。
大上がリモコンにつまずいて、
その時に柳沼の服を引っ張って
転んだ結果寝転んだ大上の上に
柳沼が覆い被さる体勢になった。
その状況にタイミング悪くまた
部屋に入ってきた千重子 笑
そこで柳沼の無実を証明しようと
大上はわざと柳沼に触れてみせた。
ぺらぺらと現場説明がでてくる 笑
「弟よ、いい友達を持ったな。」
ほんと、思い切ったことしたなと
思ったけど‥知れば知るほど、
大上っていい子だよなと思う。
それに笑顔は最高に可愛らしい。
‥ところで、
大上が帰った後に柳沼は
本棚から1冊の本を取り開いた。
『思春期男子のための
初恋ガイドブック』
『Q.仲のいい女子に時々
さわりたくなります。恋ですか?
A.恋です。 (以下略)』
それを見て、柳沼はやはり
そうかと頭を垂れた。
気付いたら柳沼も大上のこと
好きになっちゃってたんだね。

松隈の親戚の営む店でバイトをする
ことになった松隈、大上、柳沼の3人。
そこで閉店後‥かな?柳沼は松隈
に恋の相談を持ちかけてきた。
自分の体質のことは話さないままで
触れたいのに触れられないことで
相手がどう感じるか‥第三者的な
目線で答えてほしかったのかもね。
でもそれに返ってきたのは、友達が
いないのと同じくらいつらいだろうと
いう返答‥まあ、きっとつらいよね。

「君と僕が一緒にいる理由は
『友達の練習』だったはずだ。
ならばすでに目標は果たしている。」
バイトからの帰り道‥柳沼
からの突然の友達終了宣言。
こんな自分と一緒にいたり友達で
いるのそりゃ嫌だよね~なんて
ネガティブな発想になりつつも
現状についていけない様子の大上。
多分‥松隈と話した内容がきっかけ
となったんだろうと思う。好きな子
である大上を傷付けないようにする
ために自ら離れようとしたんだろう。
でもまあ‥これじゃあさすがにね 笑
大上が随分と可哀想すぎるだろ。

柳沼と大上が気まずい空気のまま
元から予定されていた海に来た。
クラスの女子数人と柳沼、松隈。
そんなメンツで楽しい時間を過ごすも
やはり気まずい空気は消えてくれない。
柳沼を気になってると言っていた
根津だけど、近くにいて見てたら
大上の柳沼への気持ちも、そして
柳沼の大上への思いにも気付いて
しまったのかもしれないね。
気まずい感じになっている2人を
見て、大上はどうしたいのか、
柳沼をどう思っているのか聞くと
大上は戸惑いながらも好きだと、
友達に戻りたいと言ってきた。
‥応援したいと思ってくれたの
かもしれない。根津はいい子だ。
大上の背中を押してくれた。
おかげで勇気を出して話せたのに、
大上の必死な表情を見て今度は
抱きしめたくでもなったのかしら。
今度は伸ばした手を引き戻して
自分の顔を引っ叩いて逃走 笑
柳沼、行動がとても厄介である。

偶然、柳沼と松隈が話している
のを聞いてしまい柳沼に好きな
人がいるというところだけ把握
した大上は、こんな話をする。
「ここで告白すると恋が叶うんだって。
いつか来れるといいね、好きな人と。」
どんな気持ちで言ったんだろう。
でもそれに対して相手を傷付け、
悲しませてしまう不安を語る柳沼。
「そんな事ないよ!」
大上はそんな彼に対して必死に、
自分が柳沼と関わって来たことで
感じてきたことを伝えようとした。
これまできっと、すごく楽しくって、
嬉しいことがたくさんあったんだろう。
彼女の言葉で決心ついたのかな。
‥彼なりの告白だったんだろう。
自分がエロいことばかり考えてる
ことで迷惑をかけることを恐れて
ダメと言った大上だけど、触れ
たいと思う気持ちは一緒だった。
それで気持ちを受ける決意をして
柳沼に胸に飛び込んだ大上の口から‥
「ち◯こ見せてくれるまで
柳沼くんから離れない……!」
出てきた本音は相変わらずの内容。
さっきまでミル貝見てたしな 笑
そして仕方ないとか言いながら
脱ぎだそうとする抜けすぎな所も
最初から相変わらずな柳沼でした 笑
この後付き合うことになりました。
いろいろ焦れったいけど、見てて
応援したくなる2人なんですよね。
これから先もきっといろいろ問題
出てくることもありそうだけど‥
2人で乗り越えていけるといいね!!
~ひとこと~
2巻でした~、くっついちゃいました♪
大上さん可愛らしいですよね、思考が
極端ではありますが、1人の女の子と
して可愛いな、いい子だなってすごく
思うので、見てて応援したくなります。
そんな大上と、少々抜けすぎていて
たまに心配になる柳沼‥恋人になり
これからどんな変化があるんでしょう。
きっと突然大きな変化ってのは無理
な話だと思うけれど、それでも何も
変わらないということもないでしょう。
不安もあり楽しみでもあり‥2人の
今度見守っていけたらと思います。