著:モリコロス 先生

ある時、金城さんに宅飲みに
誘われた野保さんは、大好きな
日本酒に誘われてウキウキ気分
で彼女の部屋に上がり込んだ。
決してお酒が弱いわけでは
ない野保さんだけど、飲むと
すぐ眠くなってしまうみたいで
ちゃんと帰ってきてくれるのか
不安な様子のカノジョだった。
そして案の定‥眠くなってしまい
寝ぼけた野保さんは、そこを自分
の部屋だと勘違いして金城さんの
ベッドで眠りについてしまった。
それに気付いた金城さん、最初は
戸惑う様子を見せつつも思い切って
ベッドに潜り込んでしまうんだよ 笑
少しして違和感に気づいた野保さん。
自分がやらかしてしまったことに
気付くも、そこで野保さんの頭に
浮かんだのはカノジョのことだった。
(……カノジョが生身だったら
こんな風に寝てたのかな。)
酔って寝ぼけた頭で考えたのがそれ。
結局この直後、部屋が大きく揺れて
(震源=上の階の野保宅カノジョ 笑)
野保さんは帰宅していきました。
野保さんって純粋無垢すぎて、結構
金城さん可哀想になる時もあるけど、
生身の人間である金城さんよりも
カノジョが頭に浮かぶんだなって。
恋とかそこまでのものでなくとも、
そこまでの自覚がなくてもやはり
カノジョは特別なんだろうな。

ある時突然路倍さんの
部屋に千夏が訪ねてきて‥
「少しの間お部屋にお邪魔させて
ください!!お願いします!!」
この時この2人はほぼ初対面 www
だよね多分、昔千夏が泣きながら
帰っていった時にすれ違った程度。
千夏が世間知らず過ぎて危険です。
路倍さんが危ないおじさんだったら
この子どーなってたかわからんぞ 笑
何はともあれ、千夏が野保さんに会いに
来たらしいんだけどタイミング悪く彼は
実家に帰ろうとしてた所で、千夏からの
連絡を受けてこちらに帰ってこようとして
いるらしいんだけど帰宅まで時間がかかる。
今回は合鍵借りてこなかったんだろうな
‥それで行き場をなくしてしまいお隣さん
とこにお邪魔する思考になったんだろう。
(外は寒いしまだ中学生みたいだし
カワイイし仕方ないから置いてやるか!!)
そんなこんなで彼女を少しの間家に
置いてあげることにした路倍さん。
でもね、そんな千夏が可愛すぎて
路倍さん死にそうになってました 笑
(カワイイに殺される…!!)
俺はロリコンじゃねーって言いながら
すっごい戦っているようでしたよ 笑
すごく楽しそうに野保さんの
ことを話す千夏に対して、
(この子…野保が好きなんだな。)
なんて思いながら話を聞いてたら、
思わず頭をなでてしまっていた。
野保さんとカノジョの前では妙に
怒っている印象の強い千夏だけど、
根っこは可愛らしいのかもね‥
何よ千夏が可愛すぎて『カワイイ』が
具現化して見えてしまってる路倍さん
なんかものすごく重症でちょい心配 笑
しばらくして野保さんが帰ってきて
千夏はお礼を言って家を出ていった。
(壁ドンも休むか……)
千夏の可愛さのお陰で路倍さんの
心が浄化されてしまった話だね 笑

レンジが壊れたことをきっかけに、
新しくオーブンレンジを買うために
節約生活を初めた野保さん‥その
第一歩としてカノジョがお弁当を
作ってくれるようになったんだけど、
そんな中ふとまたこの男性が浮かぶ。
野保さんが可愛いのは恥ずかしいって
言ってたことがあったけど、その言葉
とこの人の言葉が重なったのかな‥?
ずっと可愛い顔が描いてあったお弁当。
まるでそこにカノジョがいるかのように
すごく可愛くて温かいお弁当だったのに、
次の日のお弁当のケチャップは、随分
とぐちゃぐちゃに歪んだハートだった。
この男の人‥本当に誰なんだろう。
なんて話は謎のまま、でもお互いの
願いでお弁当作りは継続されることに
なって2人ともすごく嬉しそうでした。

友人達が講義のノートを写させて欲しい
と言ってまた野保さん宅にやってきた。
嫌がるカノジョに、早めに帰って貰おう
なんて思っていた野保さんだったけど‥
近藤がやたらキラキラして見える‥??
そのキラキラの正体はカノジョだった。
カノジョもイケメン好きなのね~ 笑
でもそれに対して気に食わない様子を
思い切り見せた野保さん、カノジョに
話しかける調子で口を開いてしまう。
「…近藤くんはイケメンだもんね…。」
突然の発言に一瞬唖然とするみんな
だったけど、近藤の発言でその空気
はなんとかいつもの空気に戻された。
そして近藤の態度を見て引くカノジョに
今度は安心して‥なにこれ可愛いな 笑
野保さんめっちゃヤキモチ妬いてまっせ。

今回の話は、カノジョの心の中を
言葉にしてくれることが多かった。
その中で、今まで数回出てきていた
この男性のことも出てきて‥カノジョ
自身彼が何者なのかまでは全然
分かっていない状態のようだった。
でも多分だけど‥この人とあの日
この部屋の入り口まで来ていた男性
同じ人なんじゃないかなって少し思う。
わかんないけどね、そんな気がする。

ある日ハンディカムを買ってきた
野保さん‥カノジョに嬉しいって
思ってほしくて出た行動だった。
この後、カノジョから猛烈な壁ドン
‥と言っていいんだろうかこれは 笑
ともかくカノジョはものすごく喜んで
くれて‥なんていうかほんと野保さん
もカノジョもお互いがすごく大切で
大好きなんだろうなって思ったお話。
これまで、まだ詳しいことは全然
わからないままだけど、謎の男性
との記憶が少しずつ戻ってきてる。
でもまだ思い出したくないと思って
しまうくらい、野保さんのもとから
離れていくのが辛くなってしまった。
そんな思いの中で、思い出し始めた
ことを野保さんに伝えないままで
いたカノジョだったけど、今になり
気持ちごと話をしてみたら野保さん。
「キミが望んでくれるなら、全部
思い出しても一緒にいてほしいよ。」
二人共、一緒にいたい気持ちは同じ。
いつからか、こんなふうに思うまでに
2人の心は変化していってたんだね。
この気持ちが恋なのかまた違う想い
から来るものなのか‥わからないけど
お互いに無くてはならない存在に
なってしまってることは確かだった。

ある時、何フェチ?って話から
野「平ら?」
近「え!?ああ…貧乳フェチって意味?」
野「いや、もうそのまま平面。」
大「のぼ先輩もしかして…
二次元派だったりします…?」
野「(文字のやり取りのこと?)
そうだね。」
フェチの対象はカノジョだった。
そりゃホワイトボード以外には
何も実態がないものそーなる Ww
でもそんなことから野保さんのいう
カノジョが彼女(仮)=金城さんでは
ないということが皆に知られることに。
その場に誤解したままの金城さんは
いなかった‥彼女がそれを知ることに
なったのは野保さん達の大学の文化祭。
カノジョに見せようと、文化祭での
光景をハンディカムに撮っていて、
その理由を問われた時のことだった。
「カノジョが外に出られない
んで撮ってるんです。」
「金城さんとカノジョ
は違う人ですよ。」
全部喋っちゃうんだものね野保さん。
テキトーに隠しておくのが辛くなる
くらいカノジョの存在が大きくなった
とか、そういうことなんだろうか。
「という訳で急ですが…明日
キミのことを皆に紹介します。」
この後、ホワイトボードが壊れる
勢いでカノジョ怒ってしまった。
いや、実際壊れちゃいました 笑
さてね‥そこら中誤解だらけのまま
行くのは正直しんどさもあった。
だからいつかはと思ってたけど、
ついにその時がやってくるようだ。
~ひとこと~
4巻にして突っ走った行動に出た
野保さん‥5巻大丈夫かな‥??
本当は、カノジョと会話をしてて
周りに変に思われないようにと
カノジョが心配してたくらいだから
そのままごまかし続けるつもりで
いるのかもって思ってたんだけど、
そうもいかない状況になったね‥
ところで、いつぞやの牧村さんは
野保さんのフェチ話の時そこにいた。
それで、二次元の彼女??なんて話を
真に受けた結果自分には到底届かない
と野保さんを諦めたようだった 笑
その結果今ゲスの宮本とお付き合い
し始めた様子‥宮本はゲスいけど、
牧村は本当にお馬鹿なんだろう 笑
苦笑いしか出来なかったけど、
お互い満足なら良しとしよう ←
そんなこんなで、また次巻です!!